脂質 (Lipid)

1,特徴

  • 三大栄養素で一番カロリーが高い
  • 体を動かすエネルギー源
  • 体の細胞膜やホルモンの材料になってる
  • 脂溶性ビタミンの吸収に役立っている

 

2,働き

  • 細胞膜、神経組織、核酸の構成成分
  • 脂溶性ビタミンの吸収を助ける

 

3,欠乏症

  • 痩せすぎ、疲れやすい、体力低下
  • 血管、細胞膜が弱くなる
  • 脳出血の可能性
  • 脂溶性ビタミン(A,D,E,K)の吸収が悪くなる

 

4,過剰症

  • 肥満
  • 糖尿病、動脈硬化、大腸がん、前立腺がん
  • 脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病の原因


5,脂質を多く含む食材

  • 牛肉
  • 豚バラ肉
  • 生クリーム
  • あんきも
  • 卵黄


6,脂質に関してまとめ

  • 通常の食事で不足することはない
  • ダイエットなどにより欠乏の可能性がある
  • 植物性、動物性は良し悪しがない
  • 体内でエネルギーや細胞膜、ホルモンなどに使われる
  • 体脂肪として蓄えられる
  • 体脂肪=エネルギー不足になるとエネルギーとして使われる
  • 脂溶性ビタミンの吸収がされにくくなる
  • 脂肪酸の一種(リノール酸やα-リノレン酸)は体内で作ることができない
  • お菓子、肉、魚などに含まれる「見えない油」のとりすぎに気を付けましょう

 

 

備考

「栄養素」一覧表

エネルギーナイアシン
タンパク質葉酸
脂質パントテン酸
飽和脂肪酸ビオチン
n-6系脂肪酸ナトリウム
n-3系脂肪酸カリウム
コレステロールカルシウム
炭水化物マグネシウム
食物繊維リン
ビタミンA
ビタミンD亜鉛
ビタミンE
ビタミンKマンガン
ビタミンB1ヨウ素
ビタミンB2セレン
ビタミンB6クロム
ビタミンB12モリブデン
ビタミンC