クリームの英語表記
クリーム=cream
生クリーム=Fresh cream
コンパウンドクリーム=Compound cream
クリームの種類は4種類
①クリーム | ||
乳等を主要原料とする食品 | ②乳脂肪のもの (純乳脂乳主原) | |
③混合脂肪のもの (乳脂肪+植物性脂肪) | ||
④植物性脂肪のもの |
大きく分けて2種類
①=乳脂肪だけを使ったもの
②③④=混ぜ物をしたもの
細かく分けて4種類
①乳脂肪だけを使ったもの
②乳脂肪・乳化剤・安定剤
③乳脂肪・乳化剤・安定剤・植物性脂肪
④植物性脂肪・乳化剤・安定剤
①クリーム(乳製品)
- 名称は「クリーム」
- 乳脂肪分18.0%以上のものと定められている
- 植物性脂肪や乳化剤、安定剤などの添加物は一切加えていない
- 生乳を遠心分離機にかけ軽い乳脂肪部分を分離し、加熱殺菌して作られる
- 分離しやすい
- クリーム(乳脂肪)本来の風味・口溶け・コクが味わえる
- 消費期限が短く高価


②乳又は乳製品を主要原料とする食品(乳脂肪だけのもの)
- 名称は「乳などを主要成分とする食品」
- 乳脂肪分〇〇%と表示してある
- 「クリーム」に安定剤や乳化剤などの添加物が入ったもの
- 添加物によって扱いやすくなっている
- 賞味期限は短めで、金額は「クリーム」よりも安価
- 「クリーム」よりも分離しにくい
- 「クリーム」と風味や味はほとんど変わらない


③乳又は乳製品を主要原料とする食品(混合脂肪のもの)
- 名称は「乳などを主要成分とする食品」
- 別名「コンパウンドクリーム」
- 混合脂肪とは「植物性脂肪」と「動物性脂肪」
- 乳脂肪のよさを生かしながら乳脂肪の一部を「植物性脂肪」に置き換えたもの
- 植物性脂肪とはヤシ油、パーム油、パーム核油、大豆油、なたね油などの油脂
- 軽い食感とすっきりした口どけが特徴
- 乳脂肪の風味は残る

④乳又は乳製品を主要原料とする食品(植物性脂肪だけのもの)
- 名称は「乳などを主要成分とする食品」
- 植物性脂肪分〇〇%と」表示してある
- 植物性脂肪とはヤシ油、パーム油、パーム核油、大豆油、なたね油などの油脂
- 「植物性脂肪」を添加物で加工し、動物性の「クリーム」に似せたもの
- コクや風味は「クリーム」よりも劣り、軽くてあっさりしている
- 植物油が原料なので、舌にべたつきが残る場合がある
- 牛乳が苦手な人でも「植物性のクリーム」は食べれるという人もいる

クリームの保存方法
- パッケージの表示に従う
- 温度管理が大事(ドアポケットは温度が上がりすぎる可能性がある)
- 凍ると品質が変わる(冷蔵庫内吹き出し口付近に注意)
- 開封後はなるべく早く使い切る
- 衝撃や振動で固化する原因になる
クリームについてまとめ
- 全部で4種類
①クリーム
②乳又は乳製品を主要原料とする食品(添加物+乳脂肪)
③乳又は乳製品を主要原料とする食品(添加物+乳脂肪+植物性脂肪)
④乳又は乳製品を主要原料とする食品(添加物+植物性脂肪) - クリームが100%良いとは言えない
- 使用するときは用途によって選ぶのがベスト
- 全体的に味に軽さを出したい時やクリーム臭さを出したくない時は「植物性」
- 濃厚で軽い感じを出す時は両方使う時もある
- 加熱すると植物性は分離しやすくなるので加熱には不向き
食品成分表
可食部100g当たり
クリーム 乳脂肪