塌菜 たあさい(Tatsoi)

たあさい
 

たあさいの旬

たあさい

*各数字で歳時記を表示

 

たあさいとは~解説

  • 中国野菜で白菜・青梗菜の仲間
  • アブラナ科アブラナ属の植物
  • 「ターツァイ」「如月奈(きさらぎな)」と呼ばれる
  • 旬は冬で霜が降りる頃に甘みが増しおいしくなる
  • 葉は濃い緑色で、茎は黄緑色
  • 肉厚な葉はへらのような形をしている
  • 火の通りが早く、アクが少ないので調理しやすい
  • 豚肉や牛肉との相性が良い
  • 地を這うように葉を広げて育つので土が入り込んでいることが多いのでよく洗う

栄養
免疫力を高め風や成人病予防にも効能があると言われる「βカロテン」が多く含まれる
皮膚の再生や疲労回復の効果があるビタミンCも多く含まれる

選び方
葉の色が濃く鮮やかな緑色をしているものを選ぶとよい
葉に厚みがあり、葉先までピンとしているものを選ぶ
細かいしわが多い方が甘みが強いと言われている

味わい
クセがなく、炒めたりお浸しなどにして食べる
アクが少なく、したゆではしなくても良い
葉は柔らかく、茎はシャキシャキ感がある
炒めると茎の部分の歯ごたえも良く色合いも綺麗に仕上がる

 

保存方法

  • 乾燥に弱い
  • 濡れた新聞紙に包み、ビニール袋に入れ冷蔵庫で保存する
  • 上向きになるように保存する
  • 冷凍保存には向かない
 

たあさいを使った料理

  • 煮物
  • 炒め物
  • 漬物
  • お浸し
 

たあさいの栄養素(食品成分表)

可食部100g当たり

たあさい(生)

廃棄率6 %
エネルギー13 ㎉
水分94.3g
タンパク質1.3g
脂質0.2g
炭水化物2.2g
ナトリウム29 ㎎
カリウム430 ㎎
カルシウム120 ㎎
マグネシウム23 ㎎
リン46 ㎎
0.7 ㎎
亜鉛0.5 ㎎
0.05 ㎎
マンガン0.38 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)2200 ㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)1.5 ㎎
ビタミンK220 ㎍
ビタミンB10.05 ㎎
ビタミンB20.09 ㎎
ナイアシン0.9 ㎎
ビタミンB60.12 ㎎
ビタミンB12
葉酸65 ㎍
パントテン酸0.19 ㎎
ビオチン
ビタミンC31 ㎎
食物繊維(総量)1.9g

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用

 
 

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山葵 わさび(Japanese horseradish)

わさび
 

山葵の旬

わさび

花わさび

*各数字で歳時記を表示

 

山葵とは~解説

  • アブラナ科ワサビ属の植物で原産国は日本
  • 根茎部分だけでなく、葉や花も収穫され出荷される
  • 育てるには水質、水温、土壌などの条件が厳しい
  • 収穫まで日数がかかるので希少価値が高く、非常に高価
  • 花は春に咲き、貴重な食材で天ぷらやお浸しなどにされる
  • 長野県と静岡県が全国の約90%の生産量を占める
  • 金物との相性が悪いので金物のおろし金は避ける
  • 目の細かいおろし金を使い、ゆっくりと細胞を壊すようにすりおろすとよい
  • わさびには大腸菌などの細菌やカビの増殖阻止作用がある
  • 山葵の制菌作用を利用した製品が開発されている

味わい
日本だけで採用されるスパイス
鼻に抜け、サッと消える独特の辛味
秋から冬にかけて辛さが強くなる
茎に近い方が辛味、香りが強い
皮に香りがあるので皮は剥かずに使う

 

良い食べ合わせ

 

保存方法

  • 濡れた新聞紙などに包みビニール袋に入れ冷蔵庫で保存する
  • 長期保存するときはグラスに水を張り山葵をたて、冷蔵庫で保存する
    (こまめに水を変える)
  • 冷凍するときはしっかりとラップで包み冷凍
    (使う時は凍ったまますりおろす)
 

山葵を使った料理

  • 天ぷら
  • 吸い物
  • 刺身の付け合わせ
  • マヨネーズ
  • ドレッシング
  • 漬物
 

山葵の栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

わさび(生)

廃棄率30%
エネルギー88㎉
水分74.2g
タンパク質5.6g
脂質0.2g
炭水化物18.4g
ナトリウム24㎎
カリウム500㎎
カルシウム100㎎
マグネシウム46㎎
リン79㎎
0.8㎎
亜鉛0.7㎎
0.03㎎
マンガン0.14㎎
ヨウ素1㎍
セレン9㎍
クロム1㎍
モリブデン2㎍
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)7㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)1.4㎎
ビタミンK49㎍
ビタミンB10.06㎎
ビタミンB20.15㎎
ナイアシン0.6㎎
ビタミンB60.32㎎
ビタミンB12
葉酸50㎍
パントテン酸0.2㎎
ビオチン3.5㎍
ビタミンC75㎎
食物繊維(総量)4.4g

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用

 
 

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楤の芽 たらのめ(Aralia Sprout)

楤の芽
 

楤の芽の旬

ハウス栽培

天然物

*各数字で歳時記を表示

 

楤の芽とは~解説~

  • ウコギ科の落葉低木
  • 英語で「Aralia Sprout」
  • 別名「タランボ」「オニノナカボウ」「タラッペ」
  • 山菜の王様と言われるほど人気の山菜
  • 日本各地に自裁するタラノキの若芽
  • 天然物もあるが、多くは栽培物
  • ほのかな苦みともっちりした食感が特徴
  • 栽培物は苦み、クセなどが少ない
  • 天然物は桜の咲くころに新芽が出て、それを摘んで出荷される
  • 1月頃からビニールハウスで育てているものが流通する
  • カロテン、タンパク質が豊富
  • 緑が鮮やかで、芽の先がふっくらしているものが良い
 

楤の芽の下ごしらえ

  • 根元の硬い部分を切り落とす
  • 周りの汚れている部分(ハカマ)をとる
  • 塩を入れたお湯で茹で、冷水にとる
 

保存方法

  • 空気に触れて乾燥すると鮮度が落ちる
  • 新聞紙に包み、野菜室で保存する
  • 保存期間が長くなるとエグミと苦みが増す

冷凍方法
塩を入れたお湯でサッと茹でる
水にさらしてアクを抜く
水気をよく切り冷凍庫へ
(バラバラに冷凍した方が使いやすい)

 

楤の芽を使った料理

  • 楤の芽の天ぷら
  • 楤の芽のおひたし
  • 楤の芽の和え物
 

楤の芽の栄養素 (食品成分表)

可食部100g当たり

たらのめ (ゆで)

廃棄率0 %
エネルギー26 ㎉
水分90.8 g
タンパク質4.0 g
脂質0.2 g
炭水化物4.1 g
ナトリウム1 ㎎
カリウム260 ㎎
カルシウム19 ㎎
マグネシウム28 ㎎
リン92 ㎎
0.9 ㎎
亜鉛0.7 ㎎
0.3 ㎎
マンガン0.44 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)600 ㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)2.0 ㎎
ビタミンK97 ㎍
ビタミンB10.07 ㎎
ビタミンB20.11 ㎎
ナイアシン1.3 ㎎
ビタミンB60.11 ㎎
ビタミンB12
葉酸83 ㎍
パントテン酸0.23 ㎎
ビオチン
ビタミンC3 ㎎
食物繊維(総量)3.6 g

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用

 
 

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柚子 ゆず(yuzu)

柚子
 

柚子の旬

柚子の花

青柚子

黄柚子

*各数字で歳時記を表示

 

柚子とは~解説~

  • ホンユズの原産は中国で日本では飛鳥時代には栽培していたといわれる
  • 花ユズは日本が原産と言われるが、詳しくはわかっていない
  • 柑橘類で「ホンユズ」とも呼ばれる
  • 生産量・消費量は共に日本が一番多い
  • 柚子の花は白い花で刺身のあしらいなどに使われる
  • さまざまな系統があり、トゲなしや種無しなどがある
  • 花柚子は近縁種で「一才柚子」「常柚」と呼ばれ、柚子より小さく、皮が薄く香りも弱い
  • 鬼柚子は大きくごつごつした形をしていて、香りも少ない。あまりおいしくないので「観賞用」に利用される
  • 未成熟の青柚子は果汁が少なく、主に加工品に使われる
  • 完熟の「黄柚子」は幅広く使われる
  • 皮と果実の間の白い部分が苦い

味わい
香味・酸味を加える為に用いられる
果肉だけでなく、皮も香辛料や薬味として使われる
爽やかな香りがあり、料理のわき役として使われることが多い
酸味が強いので、直接食べることはない
砂糖やはちみつにつけ込む保存食もある

栄養
ビタミンCが豊富(果汁より皮の方が4倍多い)
果汁には口内やのどの渇きを癒やす清涼止渇作用がある
ユズ果汁にはクエン酸酒石酸シトラール約9%が含まれている

 

保存方法

  • 新聞紙にくるみビニール袋に入れ冷蔵庫
  • 乾燥に弱い
  • そのまま冷凍保存できる
  • 皮は使いやすいサイズに切って、密封して冷凍するとよい
 

主な品種群

  • 本柚子(ほんゆず)
  • 花柚子(はなゆず)
  • 獅子柚子・鬼柚子(ししゆず・おにゆず)
  • 柚柑(ゆこう)
 

柚子を使った料理

  • 柚子茶
  • ポン酢
  • 柚子味噌
  • 柚子胡椒
  • 塩ゆず
  • ドレッシング
 

柚子の栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

ゆず(生)果汁

廃棄率0 %
エネルギー21 ㎉
水分92.0 g
タンパク質0.5 g
脂質0.1 g
炭水化物7.0 g
ナトリウム1 ㎎
カリウム210 ㎎
カルシウム20 ㎎
マグネシウム11 ㎎
リン11 ㎎
0.1 ㎎
亜鉛0.1 ㎎
0.02 ㎎
マンガン0.10 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.2 ㎎
ビタミンK
ビタミンB10.05 ㎎
ビタミンB20.02 ㎎
ナイアシン0.2 ㎎
ビタミンB60.02 ㎎
ビタミンB12
葉酸11 ㎍
パントテン酸0.29 ㎎
ビオチン
ビタミンC40 ㎎
食物繊維(総量)0.4 g

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用

 
 

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甘橙 オレンジ(Oranges)

オレンジ
 

オレンジの旬

国産ネーブル

国産バレンシア

アメリカ産ネーブル

アメリカ産バレンシア

*各数字で歳時記を表示

 

オレンジとは~解説

  • ミカン科ミカン属の柑橘で、インドのアッサム地方が原産
  • 国内で流通しているオレンジはほとんどがアメリカ産
  • 主にバレンシア、ネーブル、ブラッドオレンジの3種類
  • バレンシア=果汁を絞った時の劣化が遅く、過熱しても味が安定している
  • ネーブル=果汁の劣化が早く、過熱すると味も悪くなる
  • ブラッドオレンジ=アントシアニン色素を含み、果汁が紅い色をしている
  • 国産のネーブルは12月に収穫され、貯蔵してから出荷される
  • 日本での栽培だと初夏の時期に強い日差しに浴びて回青現象が起きる
    (一度オレンジ色に色付いた後、再び青くなってしまう現象)
  • オレンジは種類によってビタミンCの含有量が異なる
 

オレンジの選び方

  • 皮に張りがあり滑らかであるものを選ぶ
  • 持った時に重みを感じるものが良い
  • 少し抑えたときに皮が薄く感じるものが良い
  • 大きい物の方が皮が薄い傾向にある
  • 回青現象が起きている可能性があるため、色だけでは判断できない
 

保存方法

  • 夏は乾燥しないようにビニール袋に入れ野菜室で保存する
  • 冬は新聞紙に包み、冷暗所で保存する
  • カットしたものはラップで包み、ビニール袋に入れ野菜室で保存する
 

主な品種群

  • ノバオレンジ
  • モロオレンジ
  • タロッコオレンジ
  • ピンキーオレンジ
 

オレンジを使った料理

  • ジュース
  • ジャム・マーマレード
  • ゼリー
  • サラダ
  • ババロア
  • シャーベット
 

オレンジの栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

オレンジ(生)ネーブル

廃棄率35%
エネルギー46㎉
水分86.8g
タンパク質0.9g
脂質0.1g
炭水化物11.8g
ナトリウム1㎎
カリウム180㎎
カルシウム24㎎
マグネシウム9㎎
リン22㎎
0.2㎎
亜鉛0.1㎎
0.06㎎
マンガン0.06㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)23㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.3㎎
ビタミンK
ビタミンB10.07㎎
ビタミンB20.04㎎
ナイアシン0.3㎎
ビタミンB60.06㎎
ビタミンB12
葉酸34㎍
パントテン酸0.28㎎
ビオチン0.6㎍
ビタミンC60㎎
食物繊維(総量)0.4g

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用

 
 

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伊予柑 いよかん(Iyokan)

伊予柑
 

伊予柑の旬

いよかん

*各数字で歳時記を表示

 

伊予柑とは ~解説

  • タンゴールの一種で「海紅柑」と「大紅みかん」の交配種である
    (タンゴールとは柑橘類の雑種の事を指す)
  • 産地は愛媛県(伊予の国)で名前はここから来たと言われる
  • 皮は厚く、艶のある濃いオレンジ色
  • 皮は手で剥く事が可能だが、厚い皮を手で剥くわずらわしさから敬遠されがち
  • 果肉は柔らかくジューシーで甘みが強い
  • 伊予柑は香りが高く、濃厚な味わい
  • 約9割が愛媛県産
 

良い伊予柑の見分け方

  • ヘタが小さい物が良い
  • 皮に張りと艶があるものが良い
  • 濃いオレンジ色の物が良い
  • 持った時に重く感じるものが良い
 

保存方法

  • 風通しの良い常温で保存する
  • 暖房など暖かい場所を避ける
  • 冷蔵庫で保存するときは乾燥しないように袋に入れる
 

主な品種群

  • 弥生紅(やよいべに)
  • 宮内いよかん
 

伊予柑を使った料理

  • サラダ
  • ジャム
  • ピール
  • ジュース
  • マリネ
  • ソース
  • ドレッシング
 

伊予柑の栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

いよかん(生)

廃棄率40%
エネルギー46㎉
水分86.7g
タンパク質0.9g
脂質0.1g
炭水化物11.8g
ナトリウム2㎎
カリウム190㎎
カルシウム17㎎
マグネシウム14㎎
リン18㎎
0.2㎎
亜鉛0.1㎎
0.04㎎
マンガン0.07㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.1㎎
ビタミンK
ビタミンB10.06㎎
ビタミンB20.03㎎
ナイアシン0.3㎎
ビタミンB60.07㎎
ビタミンB12
葉酸19㎍
パントテン酸0.36㎎
ビオチン
ビタミンC35㎎
食物繊維(総量)1.1g

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用

 
 

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椪柑 ぽんかん(Ponkan mandarins)

ぽんかん
 

椪柑の旬

ぽんかん

*各数字で歳時記を表示

 

椪柑とは ~解説

  • ミカン科ミカン属の柑橘類
  • 原産地はインドのスンタラ地方
  • 日本での産地は愛媛(34%)、鹿児島(16%)、高知(9%)、宮崎(7%)、熊本(6%)
  • 収穫(11~12月)してから食べごろ(1~3月)になるまで貯蔵する
  • 日本での産地は主に暖かい地方
    (愛媛、鹿児島、熊本、大分、高知など)
  • 皮は濃い橙色
  • 触るとゴワゴワしているのは中の実と皮の間に隙間が出来ているため
  • 綺麗な形で色艶が良い物が美味しい
  • 形状によって高梢系と低梢系に分けられる
    「高梢形」サイズが大きく腰高で球形。果重は150~180g
    「低梢系」サイズがやや小さく扁平。果重は100~150g

味わい
独特の香りと甘味が強く、酸味は少ない
温州ミカンよりも甘さが強く濃厚

栄養
果皮の白い部分には動脈硬化予防の働きがあるビタミンPを含んでいる
果肉にはカリウム、葉酸、カロテン、ビタミンB1、ビタミンC、クエン酸などを含む

 

保存方法

  • 風通しが良く湿度がやや高い所。気温は3~5℃での保存が良い
  • ビニール袋に入れ冷暗所保存
    (皮から水分が蒸発していくので注意する)
 

主な品種群

  • 吉田ぽんかん(高しょう系)
  • 今津ぽんかん(高しょう系)
  • 薩州(高しょう系)
  • 太田ぽんかん(低しょう系)
  • 森田ぽんかん(低しょう系)
 

椪柑を使った料理

  • ゼリー寄せ
  • デザート
  • ジュース
  • ヨーグルトサラダ
  • ジャム
 

椪柑の栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

ぽんかん(生)

廃棄率35 %
エネルギー40 ㎉
水分88.8 g
タンパク質0.9 g
脂質0.1 g
炭水化物9.9 g
ナトリウム1 ㎎
カリウム160 ㎎
カルシウム16 ㎎
マグネシウム9 ㎎
リン16 ㎎
0.1 ㎎
亜鉛
0.02 ㎎
マンガン0.09 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)110 ㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.2 ㎎
ビタミンK
ビタミンB10.08 ㎎
ビタミンB20.04 ㎎
ナイアシン0.2 ㎎
ビタミンB60.05 ㎎
ビタミンB12
葉酸13 ㎍
パントテン酸0.24 ㎎
ビオチン
ビタミンC40 ㎎
食物繊維(総量)1.0 g

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用

 
 

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金柑 きんかん(Kumquats)

金柑
 

金柑の旬

きんかん

*各数字で歳時記を表示

 

金柑とは ~解説

  • ミカン科キンカン属の常緑低木の総称
  • 原産国は中国
  • 別名「金橘(きんきつ)」と呼ばれる
  • 温室、ハウス、露地の3つの栽培方法がある
  • 苦みと甘みを備えた皮ごと食べられる果実
  • 宮崎県産が7割をしめる
    (主に暖かい地方で栽培されている)
  • ピンポン玉よりも小さい一口サイズの果実で中心に種がある
  • 皮付近が一番甘味が強い

栄養
果皮には「ヘスピリジン」が含まれ、抗酸化作用がある
ビタミンC、E、カロテンなどが豊富
果実は咳や、のどの痛みに効果があるとされている
果皮中には少量のヘスペリジン(ビタミンP)、精油が含まれている

 

目利き

  • 艶があり、濃い色をしているものが良い
  • 表面に張りがあって重みのあるものが良い
  • つぶが大きい方が良い
  • ヘタが新鮮なものが良い
  • 表皮に傷や黒ずみのない物を選ぶ
 

保存方法

  • 収穫されてから一週間は常温で保存できる
  • ビニール袋に入れ、冷蔵庫で保存する
  • 金柑のヘタを取り、半分に切って種を取り冷凍できる
  • 蜂蜜漬けや砂糖漬けにする
 

主なブランド

  • たまたま
    (糖度16度以上・Lサイズ以上の大きさ)
  • たまたまエクセレント
    (糖度18度以上・3.3cm以上)
  • 春姫
    (ハウス栽培で糖度が16度以上)
  • いりき
    (鹿児島県薩摩川内市入来町の「温室きんかん」で生成りで完熟させ、糖度が16度以上)
 

金柑を使った料理

  • シャーベット
  • ソース
  • サラダ
  • ジャム
  • 甘露煮
  • 蜂蜜漬け
  • ドライフルーツ
 

金柑の栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

きんかん(生)

廃棄率6 %
エネルギー71 ㎉
水分80.8 g
タンパク質0.5 g
脂質0.7 g
炭水化物17.5 g
ナトリウム2 ㎎
カリウム180 ㎎
カルシウム80 ㎎
マグネシウム19 ㎎
リン12 ㎎
0.3 ㎎
亜鉛0.1 ㎎
0.03 ㎎
マンガン0.11 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)28 ㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)2.6 ㎎
ビタミンK
ビタミンB10.1 ㎎
ビタミンB20.06 ㎎
ナイアシン0.6 ㎎
ビタミンB60.06 ㎎
ビタミンB12
葉酸20 ㎍
パントテン酸0.29 ㎎
ビオチン
ビタミンC49 ㎎
食物繊維(総量)4.6 g

日本食品標準成分表2015年版(七訂) から引用

 
 

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エリンギ(Eringi Mushroom)

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エリンギ
 

エリンギの旬

エリンギ

月ごとの旬の食材をチェック

 

エリンギとは~解説

  • 原産はロシア、フランス、中央アジア
  • ヒラタケ科ヒラタケ属のキノコの一種
  • 原産地域では人気がある食用のキノコ
  • 1993年に日本で初めて人工栽培が行われた
  • イタリア、フランスなどに自生するキノコ
  • イタリア、フランスでの呼び名も「エリンギ」
  • ヨーロッパでは笠の部分が好まれる
  • 日本では歯触りが良い柄の部分を好む
  • 日本には自生していないので100%栽培物
  • 栽培物なので旬はなく、常においしい
  • 現在では大量栽培が普及したため、価格も手ごろな食材として人気

味わい
歯ごたえが良く食感はマツタケや加熱したアワビによく似ると言われる
エリンギには香りには乏しい
味付け・香り付けを施して調理される
歯ごたえを楽しむには縦に走る繊維と直角に切るとよい

 

エリンギの選び方

  • 色が白い物が良い
  • 柄の部分にしわがない物を選ぶ
  • 笠は開ききってない物が良い
  • 笠の裏のヒダヒダがまっすぐで綺麗に揃っているものが良い
  • 太くて弾力があるものが良い
 

エリンギの保存方法

  • 水気を嫌うので湿気や水気に注意する
  • ビニール袋に入れ冷蔵庫で保存する
  • 食べやすい大きさに切って、軽く焼いてから冷凍保存できる
    (食感や味は劣る)
 

エリンギを使った料理

  • 焼き物
  • 揚げ物
  • 和え物
  • 酢の物
  • 炒め物
  • スープ
  • 佃煮
 

エリンギの栄養素 (食品成分表

可食部100g 当たり

エリンギ (生)

廃棄率6 %
エネルギー19 ㎉
水分90.2 g
タンパク質2.8 g
脂質0.4 g
炭水化物6.0 g
ナトリウム2 ㎎
カリウム340 ㎎
カルシウム
マグネシウム12 ㎎
リン89 ㎎
0.3 ㎎
亜鉛0.6 ㎎
0.1 ㎎
マンガン0.06 ㎎
ヨウ素1 ㎍
セレン2 ㎍
クロム
モリブデン2 ㎍
ビタミンA (レチノール)
ビタミンA (β-カロテン)
ビタミンD1.2 ㎍
ビタミンE (トコフェロールα)
ビタミンK
ビタミンB10.11 ㎎
ビタミンB20.22 ㎎
ナイアシン6.1 ㎎
ビタミンB60.14 ㎎
ビタミンB12
葉酸65 ㎍
パントテン酸1.16 ㎎
ビオチン6.9 ㎍
ビタミンC
食物繊維 (総量)3.4 g

日本食品標準成分表2015年版 (七訂)から引用

 
 

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橙 だいだい(Bitter orange)

だいだい
 

だいだいの旬

だいだい

*各数字で歳時記を表示

 

だいだいとは ~解説

  • ミカン科ミカン属の香酸柑橘でインド、ヒマラヤが原産
  • 別名「回青橙(かいせいとう)」、「代々(だいだい)」
  • 実が木についたまま年を越すところから「代々栄える」として縁起物
  • 食用よりも縁起物として飾りに使われる
  • 正月の鏡餅や飾り用に使用されている
  • 冬に橙色に色付き、暖かくなると青くなり、何年も木から落ちない
  • 形は球形に近い
  • 表皮は厚く手で剥くのは困難で中には種が多い
  • 表皮に艶があり傷がなく重い物が良い

味わい
酸味と苦味が強いため、直接食するのには適さない
生食には向いてなく加工品にする
果汁は酸味が強く風味が良いのでポン酢の材料として使われる

 

保存方法

  • 新聞に包み冷暗所で保存する
  • 時間が経てば経つほど水分が抜けていくことに注意する
 

だいだいを使った料理

  • 橙醤油
  • ポン酢
  • マーマレード
 

だいだいの栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

だいだい(生)

廃棄率0 %
エネルギー24 ㎉
水分91.2 g
タンパク質0.3 g
脂質0.2 g
炭水化物8.0 g
ナトリウム1 ㎎
カリウム190 ㎎
カルシウム10 ㎎
マグネシウム10 ㎎
リン8 ㎎
0.1 ㎎
亜鉛
0.02 ㎎
マンガン0.02 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.1 ㎎
ビタミンK
ビタミンB10.03 ㎎
ビタミンB20.02 ㎎
ナイアシン0.4 ㎎
ビタミンB60.02 ㎎
ビタミンB12
葉酸13 ㎍
パントテン酸0.12 ㎎
ビオチン
ビタミンC35 ㎎
食物繊維(総量)

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用

 
 

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