穀物酢 こくもつす(vinegar)


100gの栄養素含有量

穀物酢の特徴

  • 麦、米、玉蜀黍などから作られる酢
  • サッパリとしていて爽やかな味わい
  • 一度、沸騰させるとカドが取れまろやかになる
  • 煮物の時に加えると食品が柔らかくなる
  • 里芋や長芋などの皮を剥くときに、手に酢を塗っておくと痒くなりにくい
  • アクが強い食品のあく止めに使う
  • 「合成酢」は科学的に酸味成分を混ぜて人工的に作った調味料
    穀物酢と合成酢は別物

 

 

酢の働き

  • 野菜や果物の褐変を防ぐ
  • 発色作用があり、生姜やずいきなどを赤くする
  • タンパク質凝固作用があり、魚を酢じめすると身が締まる
  • 殺菌作用が強く、酢につけておくと保存がきく
  • ダイエット効果、血行促進、疲労回復など

 

酢の歴史

  • 歴史は古く、西洋、東洋ともに紀元前にあったことが記されている
  • 日本には中国からその製法が伝えられ、大化の改新のころにはあったとされる
  • 江戸時代に酢の醸造法が確立し、現在のような米酢が作られた

 

醤油の重量

小さじ5g
大さじ15g
1カップ200g

調味料別の重量表はコチラ

 

酢の保存方法

  • 開封前は常温保存
  • 開封後はなるべくなら冷蔵庫で保存する
    (特に夏場)
  • 腐ることはないが、酸化してしまう

 

酢の種類

  • 穀物酢
  • 米酢
  • 黒酢
  • りんご酢
  • バルサミコ酢
  • ワインビネガー

栄養素含有量

可食部100g当たり

こくもつす

エネルギー25kcal
タンパク質0.1g
脂質
炭水化物2.4g
ビタミンA
ビタミンD
ビタミンE
ビタミンK
ビタミンB10.01mg
ビタミンB20.01mg
ビタミンB60.01mg
ビタミンB120.1㎍
ビタミンC
ナイアシン0.1mg
葉酸
パントテン酸
ビオチン0.1㎍
ナトリウム6mg
カリウム4mg
カルシウム2mg
マグネシウム1mg
リン2mg
亜鉛0.1mg
マンガン
ヨウ素
セレン
クロム1㎍
モリブデン1㎍
食物繊維 –
*ビタミンAはβ-カロテンの含有量を示します
   →詳しくはビタミンAの説明へ
*ビタミンEはトコフェロールαを示します
   →詳しくはビタミンEの説明へ

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用