調理師が選ぶローストビーフの部位ランキング!柔らかい赤身肉の選び方

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「せっかくの記念日だから失敗したくない」「どの部位を選べば柔らかく仕上がるの?」と悩んでいませんか。レシピやスーパーの売り場で多種多様な塊肉を目にすると、どれを買うべきか迷ってしまいますよね。

ローストビーフの成功は、理想の仕上がりに合わせた「部位選び」で8割が決まります

本記事では調理師の視点から、失敗を回避してお店のような味を再現できるおすすめ部位ランキングと、硬くならない焼き時間の目安を徹底解説します。

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  1. 【結論】ローストビーフにおすすめの部位ランキングと選び方
    1. 1位:「モモ(ウチモモ・ランプ)」赤身と柔らかさのバランス
    2. 2位:「ロース(リブロース・サーロイン)」ジューシーな高級部位
    3. 3位:「ヒレ(フィレ)」圧倒的に柔らかい最高級部位
    4. 目的別で選ぶローストビーフの部位基準
  2. ローストビーフの部位による違いを徹底比較!モモ肉とカタ肉の特徴
    1. あっさりヘルシーな定番部位「モモ(ウチモモ・マルシン)」の食感と栄養
    2. 濃厚な肉の旨味を味わえる「カタ(肩ロース)」の食感と栄養
    3. 脂身がしつこいと感じるのを避けるための部位見分け方
  3. スーパーで買える手軽なローストビーフの塊肉とコスパ最強部位
    1. 近所のスーパーの精肉売り場で手に入るおすすめ塊肉
    2. コスパ重視でお得に美味しく仕上げるための牛肉選びのコツ
    3. スーパーの安いお肉でもパサパサの原因を回避して柔らかく作る方法
  4. イベントやおもてなしを完璧に演出する極上ブランド牛の塊肉はどこで買う?
    1. 記念日に絶対失敗したくない人向けのお取り寄せ通販
    2. 【近江牛】芳醇な香りと柔らかさを堪能する「極上完成品」
    3. 【伊万里牛】手作り用の「極上塊肉」も選べる上質な赤身
    4. 【米沢牛】きめ細かい肉質と旨味を閉じ込めた「贅沢完成品」
  5. ローストビーフがパサパサになる原因と失敗しない基本の作り方
    1. 調理師が解説する硬くなるのを避けるための3大鉄則
    2. お肉を必ず常温に戻してから焼くべき理由
    3. 表面を高温で焼き付けることで旨味を閉じ込めるプロの技
    4. 【体重別・グラム別】ローストビーフの失敗しない焼き時間目安表
    5. フライパンや炊飯器や湯煎を使った簡単調理手順
  6. ローストビーフの美味しさを引き立てるアレンジレシピとおすすめのおかず
    1. 飽きずに楽しめるローストビーフ丼やサンドなどのアレンジ
    2. 食卓をさらに豪華にするローストビーフに合うおかずメニュー
  7. ローストビーフの部位に関するよくある質問
  8. まとめ:好みの部位と正しい焼き時間を選んで最高のローストビーフを作ろう
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【結論】ローストビーフにおすすめの部位ランキングと選び方

ローストビーフの仕上がりは、お肉の「部位選び」で8割が決まります。なぜなら、部位によって脂ののり方や繊維の質がまったく異なるからです。

まずは、おもてなしから普段の食卓まで失敗なく楽しめる、おすすめの部位をランキング形式でご紹介します。あなたの理想の仕上がりに合わせて選んでみてください

1位:「モモ(ウチモモ・ランプ)」赤身と柔らかさのバランス

ローストビーフの王道であり、最もおすすめなのが「モモ」です。特に「ウチモモ」や腰からお尻にかけての希少部位「ランプ」は、脂肪が少なく、肉本来のキメ細やかな赤身の旨味をじっくり堪能できます。

加熱してもパサつきにくく、しっとりとした柔らかさに仕上がるため、初心者でも失敗しにくいのが最大の特徴です。美しいロゼ色に仕上げやすく、カットした際の見栄えも抜群なため、最初の一歩にはまずこの部位を選べば間違いありません

調理師
調理師

モモ肉は焼きすぎると一気に硬くなる性質があります。プロの現場では、表面を香ばしく焼いた後、アルミホイルで包んで「余熱で中心までじっくり熱を伝える」手法を取ります。これにより、肉汁を閉じ込めたジューシーな赤身に仕上がりますよ。

2位:「ロース(リブロース・サーロイン)」ジューシーな高級部位

記念日やパーティーなど、華やかなおもてなしの主役にしたいのが「ロース」です。背中側の肉である「リブロース」や「サーロイン」は、美しい霜降りが入りやすく、口の中でとろけるようなジューシーさを味わえます。

脂の甘みと濃厚なコクがあるため、お肉のジューシーさを重視したい方に最適です。見た目にも高級感があり、ゲストに贅沢な気分を味わってもらいたい特別な日の食卓を完璧に演出してくれます。

調理師
調理師

ロースは脂質が多いため、冷めると白い脂が固まって口当たりが悪くなってしまいます。冷蔵庫から出して冷えている状態でスライスし、お皿に盛り付けてから15〜20分ほど常温に馴染ませて提供することで和牛の上質な脂がじんわりと緩み、口に入れた瞬間に「とろけるような食感」と「芳醇な香り」が100%引き出されます。

3位:「ヒレ(フィレ)」圧倒的に柔らかい最高級部位

一頭の牛からわずかしか取れない最高級部位の「ヒレ」は、圧倒的な柔らかさを誇ります。ほとんど動かさない筋肉なので、驚くほど繊維が細かく、力を入れずに噛み切れるほどです。

上品な赤身で脂身がほとんどないため、「霜降りのしつこい脂が苦手」という方や、シニア層を招いたおもてなしにも安心して出せます。価格は張りますが、お肉の柔らかさを最優先したい時にはこれ以上ない選択肢です。

調理師
調理師

ヒレ肉は極端に脂が少ないため、火を入れすぎると一気にパサついて縮んでしまいます。他の部位よりもさらにデリケートな温度管理が必要になるため、後述する「焼き時間目安表」をしっかり確認し、中心を絶妙なレアに仕上げるのが成功のコツです。

目的別で選ぶローストビーフの部位基準

売り場で迷ったときは、以下の「あなたが重視したい目的」に合わせて選ぶと失敗しません。

目的最適な部位仕上がりの特徴
失敗したくない
王道を味わいたい
ウチモモ
ランプ
しっとりヘルシー
きれいなロゼ色
おもてなし
豪華に見せたい
リブロース
サーロイン
ジューシーで濃厚
とろける食感
柔らかい肉を食べたいヒレ箸で切れる柔らかさ
上品な赤身
コスパ重視外モモ
カタ(肩ロース)
噛み応えあり
肉の味が濃い

ローストビーフの部位による違いを徹底比較!モモ肉とカタ肉の特徴

スーパーの精肉売り場でよく見かける「モモ肉」と「カタ(肩)肉」。どちらも同じ塊肉に見えますが、食感や味わいには大きな違いがあります。

それぞれの特徴を正しく理解することで、「思っていた仕上がりと違った」という失敗を確実に防ぐことができます。

あっさりヘルシーな定番部位「モモ(ウチモモ・マルシン)」の食感と栄養

「モモ」は牛の後ろろ脚の付け根にあたる部位で、運動量が多いため脂肪が少なく、大半が良質な赤身肉で構成されています。特に「ウチモモ」や、そのさらに中心にある「マルシン(シンシン)」は繊維が細かく、しっとりとした柔らかな食感が特徴です。

栄養面では、高タンパク・低脂質で鉄分が豊富に含まれています。あっさりとしていて何枚でも食べられるため、ヘルシー志向の方や、サラダ感覚でさっぱりとローストビーフを楽しみたい方に最適です。

調理師
調理師

モモ肉(特にウチモモ)は、肉の繊維が一定方向に走っています。そのため、食べる際に「繊維に対して垂直に(繊維を断ち切るように)薄くスライスする」のが、口当たりを最高に柔らかくする最大のポイントです。

濃厚な肉の旨味を味わえる「カタ(肩ロース)」の食感と栄養

「カタ(肩ロース)」は牛の前脚に近い背中側の部位です。モモ肉に比べて適度な霜降り(サシ)が入りやすく、肉本来の濃い旨味とコクをガツンと味わえるのが魅力です。

栄養面では、赤身のタンパク質に加えて、脂質から得られるエネルギーや旨味成分が凝縮されています。薄切りにしてもお肉の存在感がしっかり残るため、食べ応えのあるローストビーフを作りたい時や、濃厚なソースと合わせてメインディッシュにしたい時におすすめです。

調理師
調理師

カタ肉は旨味が強い反面、やや硬い筋(すじ)が通っていることがあります。ローストビーフにする際は、調理前にフォークで全体をまんべんなく刺して繊維をほぐしておくと、焼き上がりが驚くほど柔らかくなりますよ。

脂身がしつこいと感じるのを避けるための部位見分け方

「ローストビーフを作ったら、脂っぽくてたくさん食べられなかった」という失敗を避けるためには、パックに入った塊肉の「断面」をしっかりチェックしましょう。

  • 全体が均一に赤く、白い網目がないもの
    モモ肉(ウチモモなど)。脂身が苦手な方や、冷めても美味しいローストビーフを作りたい方向けです。
  • 赤身の間に細かく白い線(サシ)が分散しているもの
    カタ肉や肩ロース。ジューシーさを求めたい方向けですが、太い脂の塊が中心に入り込んでいるものは避けるのが無難です。

調理師としての経験上、おもてなしの席でゲストの好みがわからない場合は、まずは誰にでも好まれやすい「モモ肉」を選んでおけば間違いありません。

スーパーで買える手軽なローストビーフの塊肉とコスパ最強部位

「ローストビーフはお店で食べるもの」と思っていませんか? 実は、お近くのスーパーの精肉売り場にあるお肉でも、選び方のコツさえ押さえれば絶品のローストビーフが作れます。

ここでは、手軽に手に入る塊肉の種類と、コスパを最大限に高める牛肉選びのポイントを解説します。

近所のスーパーの精肉売り場で手に入るおすすめ塊肉

一般的なスーパーの精肉コーナーでは、以下のような塊肉(ブロック肉)がよく並んでいます。

  • 牛モモブロック(ウチモモ・外モモ)
    最も流通量が多く、手に入りやすい定番です。「ローストビーフ用」とラベルが貼られていることも多く、形が整っていて調理しやすいのが特徴です。
  • 牛肩ロースブロック(カタ)
    程よく脂身が入った塊肉です。モモ肉よりもグラム単価が安く設定されていることが多く、肉らしいコクを味わいたいときによく選ばれます。

コスパ重視でお得に美味しく仕上げるための牛肉選びのコツ

コスパを重視しつつ、絶対に失敗したくないときは「アメリカ産」や「オーストラリア産」などの輸入牛のモモ肉を選ぶのがおすすめです。

国産牛に比べて価格がリーズナブルなだけでなく、脂身が少ないためローストビーフ特有の「きれいなロゼ色(ピンク色)」に仕上げやすいというメリットがあります。選ぶ際は、パックを傾けたときに赤い肉汁(ドリップ)が出ていない、表面にハリがあるものを選んでください。

調理師
調理師

スーパーで塊肉を買うときは、できるだけ「厚みが均一で、きれいな円柱形や長方形に近いもの」を選んでください。端が極端に薄いお肉は、火を入れたときにそこだけ焼きすぎて硬くなってしまいます。

スーパーの安いお肉でもパサパサの原因を回避して柔らかく作る方法

「安い輸入肉だと、焼き上がりがパサパサして硬くなりそう……」と不安になる必要はありません。パサつきの原因は、お肉の質ではなく「火の入れすぎ」です。

スーパーの安い赤身肉を驚くほどしっとり柔らかく仕上げるには、焼く前に「ブライン液(水に対して5%の塩と砂糖を溶かした液)」に1〜3時間ほど漬け込んでおくのが裏技です。塩分が肉の保水力を高め、砂糖が肉の繊維を柔らかくほぐしてくれるため、安いお肉でも極上のジューシーさに仕上がります。

調理師
調理師

漬け込み時間は4時間まで。それ以上漬け込むと肉に味がどんどん入っていきます。料理前に水気を拭くことを忘れずに。

イベントやおもてなしを完璧に演出する極上ブランド牛の塊肉はどこで買う?

クリスマスや誕生日、大切なゲストを招く記念日には、ワンランク上のブランド和牛を使って、絶対に失敗しない極上の食卓を演出しましょう。

上質な和牛は脂の融点が低く、赤身そのものの旨味も格段に違います。ここでは、おもてなしを完璧に成功させるための、お取り寄せ通販で買える最高峰のブランド牛をご紹介します。

記念日に絶対失敗したくない人向けのお取り寄せ通販

特別な日のローストビーフを成功させる最大の近道は、信頼できる精肉専門店のお取り寄せ通販を利用することです。

スーパーでは手に入らない高品質な塊肉はもちろん、プロが絶妙な火入れで仕上げた「完成品ローストビーフ」もピンポイントで購入できます。当日のおもてなしスケジュールや、料理への自信に合わせて最適なスタイルを選べるのが、お取り寄せ最大のメリットです。

【近江牛】芳醇な香りと柔らかさを堪能する「極上完成品」

日本三大和牛の一つである「近江牛」は、圧倒的な肉質のきめ細かさと、独特の芳醇な香りが特徴です。脂が非常に上品でしつこくないため、ローストビーフにすると気品溢れる極上の柔らかさを堪能できます。

近江牛はプロの職人が最高の状態に火入れした「完成品」のお取り寄せが非常に充実しています。「記念日だから絶対に失敗したくない」「当日は他のおかずの準備に集中したい」というタイパ・安心重視のおもてなしに最適です。

\ 切ってお皿に盛るだけ /
絶対に失敗しない極上の記念日に

【伊万里牛】手作り用の「極上塊肉」も選べる上質な赤身

佐賀県の豊かな自然で育まれた「伊万里牛」は、濃厚な赤身の旨味と、程よいサシのバランスが絶妙な高級ブランド和牛です。

伊万里牛はお取り寄せで、自分で焼くための「上質な塊肉(生肉)」だけでなく、届いてすぐ切るだけの「完成品」も選べるのが魅力です。特にお肉本来の「ガツンとした肉の味」が強いため、プロが絶妙に仕上げた完成品をお取り寄せすれば、薄切りにしても抜群の存在感を放つ至高のメインディッシュが手軽に完成します。

手作り派も安心の塊肉から
\ 便利な完成品まで勢揃い /

【米沢牛】きめ細かい肉質と旨味を閉じ込めた「贅沢完成品」

山形県の厳しい寒暖差の中でじっくり育てられた「米沢牛」は、きめ細かい肉質と、とろけるような質の良い脂を併せ持っています。

通販で手に入る米沢牛のローストビーフ完成品は、噛むほどに上質な肉汁が溢れ出す贅沢な仕上がりです。お肉にこだわりを持つグルメな方を招くパーティーでも、自信を持ってサーブできる至高の逸品です。

\ グルメなゲストも大絶賛 /
感動のとろける食感をお取り寄せ

調理師
調理師

完成品のローストビーフをお取り寄せした際は、ドリップ(肉汁)を出さないよう「前日から冷蔵庫に移してゆっくり時間をかけて解凍すること」が鉄則です。
また、食べる直前にスライスしたら、お皿の上で15〜20分ほど常温に馴染ませて。

ローストビーフがパサパサになる原因と失敗しない基本の作り方

「せっかくお肉を選んだのに、切ってみたら中まで完全に火が通ってパサパサだった…」という失敗は、実は多くの人が経験しています。

ローストビーフをパサパサにさせず、美しいロゼ色に仕上げるためには、科学的な根拠に基づいた正しい火入れのルールを知ることが大切です。

調理師が解説する硬くなるのを避けるための3大鉄則

ローストビーフが硬くなってしまう原因は、主に「温度の急激な変化」と「加熱しすぎ」にあります。これを防ぐためのプロの現場でも徹底されている3大鉄則がこちらです。

  1. 調理前に必ずお肉を完全に常温に戻すこと
  2. 強火で表面だけを短時間で焼き、旨味の壁を作ること
  3. 火を止めた後、アルミホイルで包んで「余熱」で中心までじっくり熱を通すこと

この3つさえ守れば、スーパーの安いお肉でも、高級なブランド和牛でも、しっとり柔らかく仕上げることができます。

お肉を必ず常温に戻してから焼くべき理由

多くの人がやってしまいがちな最大の落とし穴が、「冷蔵庫から出してすぐのお肉を焼き始めてしまうこと」です。

中心が冷え切った状態の塊肉をそのまま焼くと、表面ばかりに火が通り、中心がいつまでも温まりません。結果として、中心に火が通る頃には外側が焼きすぎてカチカチになり、パサパサの仕上がりになってしまいます。夏場なら30分、冬場なら1時間前には必ず冷蔵庫から出し、お肉の中心までしっかり常温に戻しておきましょう。

表面を高温で焼き付けることで旨味を閉じ込めるプロの技

塊肉をフライパンに入れたら、まずは強火で全ての表面に香ばしい「焼き色」をつけます。これは単に色をつけるだけでなく、肉の表面のタンパク質を凝固させて「旨味(肉汁)のバリア」を作るプロの技です。

このバリアがあるおかげで、その後の余熱調理のプロセスでお肉の大切な肉汁が外に逃げ出さず、切った瞬間に溢れ出るようなジューシーさを保つことができます。

【体重別・グラム別】ローストビーフの失敗しない焼き時間目安表

塊肉の重量(グラム数)に合わせた、フライパンでの「表面の焼き時間」と「アルミホイルでの余熱放置時間」の目安表です。失敗を回避するための判断材料としてぜひ活用してください。

お肉の重量
(目安)
フライパンでの焼き時間
(全面の合計)
アルミホイル
余熱放置時間
約300g
(小サイズ)
強火で約4〜5分包んで約15〜20分
約400g
(標準サイズ)
強火で約5〜6分包んで約20〜25分
約500g
(おもてなしサイズ)
強火で約6〜7分包んで約25〜30分

※お肉の厚みや形状によって多少前後します。焼き上がったらすぐに切らず、しっかり余熱時間を取ることがロゼ色に仕上げる秘訣です。

フライパンや炊飯器や湯煎を使った簡単調理手順

基本的なフライパン調理以外にも、失敗のリスクをさらに減らせるおすすめの調理法があります。

  • フライパン+アルミホイル(王道)
    上記の表の通り、表面を焼いた後にアルミホイルを二重に巻き、余熱で仕上げる最も手軽な方法です。
  • 炊飯器の保温機能(初心者向け)
    表面をフライパンでサッと焼いた後、ジップ付きの耐熱袋にお肉を入れ、70℃前後のお湯を張った炊飯器の「保温ボタン」を押して30〜40分放置します。温度が一定に保たれるため、絶対に焼きすぎることがありません。
  • 湯煎・鍋調理
    炊飯器と同様に、耐熱袋に入れたお肉を火を止めたお湯(またはごく弱火)の中でじっくり温める方法です。
調理師
調理師

ローストビーフが完成した直後に切るのは絶対にNGです。熱々の状態でお肉を切ると、閉じ込められていた肉汁が一気に外へ流れ出てしまい、パサパサになってしまいます。完全に冷めるか、触れるくらいの温度まで落ち着いてからスライスしてくださいね。

ローストビーフの美味しさを引き立てるアレンジレシピとおすすめのおかず

塊肉でたくさん作ったローストビーフは、翌日以降も形を変えて新鮮な美味しさを楽しめます。また、特別なおもてなしの席では、合わせるサイドメニュー選びも重要です。

ここでは、最後まで飽きずに美味しく食べ切るアレンジ術と、相性抜群のおかずをご紹介します。

飽きずに楽しめるローストビーフ丼やサンドなどのアレンジ

余ったローストビーフや、端っこの不揃いな部分は、以下のアレンジで絶品メニューに生まれ変わります。

  • 贅沢ローストビーフ丼
    ご飯の上に贅沢にお肉を敷き詰め、中央に卵黄を落とします。醤油、みりん、すりおろし玉ねぎを煮詰めた和風ソースとマヨネーズをかければ、ボリューム満点の主食になります。
  • カフェ風ローストビーフサンド
    軽くトーストした食パンやバゲットに、レタス、トマト、スライスしたローストビーフを挟みます。マスタードやハニーマスタードソースを効かせるのがコツです。
  • ローストビーフのさっぱり和風サラダ
    水菜やオニオンスライスと合わせ、ポン酢や青じそドレッシングで和えます。お肉の旨味で野菜がモリモリ食べられます。
調理師
調理師

アレンジ調理の際、冷蔵庫で冷えたローストビーフを電子レンジで加熱するのは絶対に避けてください。丼などにする場合も、お肉自体は常温に戻す程度にとどめ、温かいご飯やソースの熱で自然に温めるのが美味しく食べる鉄則です。

食卓をさらに豪華にするローストビーフに合うおかずメニュー

ローストビーフがメインの日の献立には、お肉に足りない「ビタミン」や「温かさ」を補う副菜や汁物を合わせると、食卓のバランスが格段に良くなります。ローストビーフの付け合わせの定番「マッシュポテト」や「ミネストローネ」など、その他のおかずも【調理師が教える】ローストビーフに合うおかず決定版!料理初心者でも迷わない王道献立】のページで紹介しています。是非参考にしてください。

ローストビーフの部位に関するよくある質問

最後に、ローストビーフの部位選びや調理、保存に関して、読者の方からよく寄せられる質問に調理師の視点でお答えします。

Q
ローストビーフにはなぜ赤身肉を使うのがおすすめなのですか?
A

冷めても脂が固まらず、お肉本来の食感と旨味を損なわずに美味しく食べられるからです。

ステーキのように熱々で食べる料理とは異なり、ローストビーフは「少し温かい状態」か「冷ました状態」で食べることが多い料理です。霜降りの多い部位は、冷めると白い脂が固まってしまい、口当たりが著しく悪くなります(霜降りの多い部位は常温において口当たりをよくします)

一方、モモ肉などの良質な赤身肉は、冷めてもお肉の組織がしっとりとした状態を保ち、噛むほどに肉本来の濃厚な赤身の旨味が広がります。そのため、ローストビーフには赤身肉が最適とされているのです。

Q
スーパーの安いお肉を柔らかいローストビーフに仕上げる裏技はありますか?
A

先ほど紹介した「ブライン液」のほか、焼く前に「牛脂(ぎゅうし)」や「すりおろし玉ねぎ」を活用する裏技があります。

輸入牛の安い赤身肉は、国産和牛に比べてジューシーな脂分(サシ)が不足しています。そこで、フライパンでお肉を焼き付ける際、スーパーの精肉売り場でもらえる「和牛の牛脂」を使って焼いてみてください。和牛特有の上質な香りとコクが安いお肉の表面に移り、ワンランク上の風味に仕上がります。

また、すりおろした玉ねぎにお肉を1〜2時間漬け込んでおくのも効果的です。玉ねぎに含まれるプロテアーゼという酵素がお肉のタンパク質を分解し、驚くほど繊維が柔らかくなります(漬けた後の玉ねぎは、そのままソースの材料に使えて一石二鳥です)。

Q
余ったローストビーフの正しい保存方法と日持ちの目安を教えてください。
A

塊(ブロック)のまま空気が入らないように密着ラップをして冷蔵保存し、2〜3日以内に食べ切るのが目安です。

ローストビーフを長持ちさせる最大のコツは、「食べる直前までスライスしないこと」です。お肉は断面からどんどん空気に触れて酸化し、乾燥や変色が始まってしまいます。必ず塊のままピッチリとラップで包み、ジップ付きの保存袋に入れて空気を抜いて冷蔵庫(可能であればチルド室)で保存してください。

もし数日中に食べ切れない場合は、塊のまま同様に密閉して冷凍保存も可能です(約2週間〜1ヶ月目安)。食べる際は、前日から冷蔵庫に移してゆっくりと時間をかけて解凍すると、肉汁が出ずに美味しさをキープできます。

まとめ:好みの部位と正しい焼き時間を選んで最高のローストビーフを作ろう

ローストビーフの成功は、仕上がりの好みに合わせた「部位選び」と、硬くさせない「正しい火入れ(常温に戻す・余熱の活用)」の2つで決まります。

  • 王道&ヘルシーなら:あっさり頼れる「モモ肉」
  • ジューシー&豪華なら:とろける霜降りの「ロース」
  • 極上の柔らかさなら:繊維が細かく上品な「ヒレ」

特別な記念日のおもてなしには「松阪牛」や「近江牛」などのお取り寄せブランド和牛を、普段の食卓にはスーパーの塊肉をブライン液で仕込むなど、シーンに合わせて使い分けてみてください。本記事の焼き時間目安表を参考に、大切な人たちと囲む最高の食卓をぜひ完成させてくださいね。

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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