【5月の献立】初夏の旬食材でつくる和食メニュー×1週間×4週分|調理師監修

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5月は大型連休もあり、心身ともに少し疲れが出やすい時期ですね。 「今日は何を作ろう……」と台所で立ち止まってしまう日も多いのではないでしょうか。

初夏へと移り変わるこの季節は、初鰹(はつがつお)や新じゃがいも、みずみずしいアスパラガスなど、和食にぴったりの素晴らしい食材が次々と登場します。せっかくの旬の味を、悩むことなく最高の状態で食卓に並べていただきたい。

そこで、25年の調理師人生で培ってきた知恵を絞り、5月31日分の「固定化メニュー」をまとめました。

この記事を読めば、以下のメリットがあります。

  • 献立に迷う時間がゼロになる
  • プロが選ぶ「5月の旬」を余さず堪能できる
  • 彩り豊かな食卓で家族の会話が弾む

初夏の爽やかな風を感じるような、健康的で美味しい和食の献立。 今日から1ヶ月分、プロのレシピをそのままあなたの台所へお届けします。

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5月の献立|初夏の風を感じる和食メニュー

【第1週】5月1日〜5月7日の献立表

11月|旬の魚介類
かつお
日付メイン料理副菜・汁物
5/1新じゃがと豚肉の甘辛炒め叩ききゅうりの梅和え
筍の吸い物
5/2初鰹のたたき新玉ねぎのスライスサラダ
あおさの味噌汁
5/3春野菜の天ぷら盛り合わせ(アスパラ・筍・海老)切り干し大根
すまし汁
5/4鯛の塩焼き筍ご飯
豆腐となめこのお吸い物
5/5ちらし寿司卵焼き
はまぐりのお吸い物
5/6鯵の南蛮漬けエリンギのバター炒め
わかめの味噌汁
5/7さわらの西京焼きほうれん草のお浸し
しじみの味噌汁

調理師が教える「第1週」のポイント

春のなごりと初夏の出会い
5月の第1週は、名残惜しい「筍」の旨味と、初夏の訪れを告げる「初鰹」が共演する、和食において非常に贅沢な時期です。4日の「筍ご飯」で春の終わりを惜しみつつ、2日の「初鰹のたたき」で季節が進む勢いを献立に取り入れています。新じゃがや新玉ねぎといった、この時期ならではの瑞々しい野菜の食感も大切にしています。

端午の節句(こどもの日)の伝統
5日の「ちらし寿司」と「はまぐりのお吸い物」は、お子様の健やかな成長を願う節句の定番です。お祝いの席を彩る「卵焼き」や「ちらし寿司の具材」は、素材本来の色を美しく保つことが肝心です。こうした繊細な料理には、醤油の代わりに白だしを効果的に使うことで、プロのような美しい発色と深い味わいの両立が可能になります。

澄んだ汁物で「涼」を演出
この週は、吸い物(1日、3日、4日、5日)を多く組み込んでいます。日差しが強まり始める5月の食卓では、見た目にも涼やかな「透き通った汁物」が好まれるからです。お吸い物や西京焼きといった上品な和食が並ぶ中で、6日の「鯵の南蛮漬け」のような酸味のある一品を挟むことで、1週間を通して飽きのこない献立構成にしています。

【第2週】5月8日〜5月14日の献立表

日付メイン料理副菜・汁物
5/8初鰹の漬け丼そら豆の塩茹で
なめこの味噌汁
5/9牛肉とごぼうの柳川風冷やしトマト
わかめの酢の物
5/10真鯛の塩麹焼き茶碗蒸し
牛肉のしぐれ煮
5/11アジフライ蛍烏賊の酢味噌和え
けんちん汁
5/12新じゃがの肉じゃが焼き厚揚げ
しじみの味噌汁
5/13豚肉のアスパラ巻きポテトサラダ
豆腐の味噌汁
5/14カレイの煮付けきゅうりの酢の物
炙り明太子

調理師からのアドバイス

母の日に贈る、心温まる和食の献立
10日の「真鯛の塩麹焼き」と「茶碗蒸し」は、お母さんへの感謝を伝えるのにふさわしい、優しく上品な組み合わせです。特に茶碗蒸しは、卵の美しい黄色を活かすのがプロの盛り付けの基本。素材の色を濁らせない「白だしで作る極上茶碗蒸し」のコツを使えば、家庭でも驚くほど滑らかで、料亭のような一品に仕上がります。

「走り」と「旬」の食材を使い分ける
8日の「初鰹」や11日の「蛍烏賊(ほたるいか)」など、今しか味わえない海の幸をふんだんに取り入れています。また、13日のアスパラや12日の新じゃがといった、力強い大地の恵みも主役です。ボリュームのある「アジフライ」の翌日に、ホッとする味わいの「肉じゃが」や「カレイの煮付け」を配置することで、1週間を通して飽きのこない、バランスの取れた食卓になります。

素材の良さを引き立てる「色の管理」
9日の「柳川風」や12日の「肉じゃが」、14日の「カレイの煮付け」など、和食の技術が問われる煮炊きものが並びます。こうした料理で大切なのは、素材の風味と色彩を殺さないこと。


【第3週】5月15日〜5月21日の献立表

イサキの煮物
日付メイン料理副菜・汁物
5/15銀鮭のホイル焼きスナップえんどうの塩茹で
あおさの味噌汁
5/16鶏の照り焼き冷やしトマト
新キャベツの味噌汁
5/17鯛めしお造り
じゅんさいのお吸い物
5/18豚肉の冷しゃぶ
〜梅おろしポン酢〜
茄子の揚げ浸し
豆腐の味噌汁
5/19イサキの煮物厚揚げと青梗菜の炒め物
マカロニサラダ
5/20牛焼肉グリーンサラダ
青梗菜の味噌汁
5/21とんかつ冷ややっこ
なめこの味噌汁

調理師が教える「第3週」のポイント

初夏の風情「じゅんさい」と「鯛めし」を楽しむ
17日の日曜日は、鯛めしに「じゅんさいのお吸い物」を合わせた、非常に格調高い献立です。じゅんさいの魅力である独特のつるりとした食感と透明感を楽しむには、お吸い物の出汁が濁っていてはいけません。

「揚げ浸し」の色を美しく保つプロの技
18日の「茄子の揚げ浸し」は、調理師としても腕の見せ所です。茄子は普通に煮ると色がすぐに落ちてしまいますが、白だしを上手に使うことで、あの美しい紺紫色を鮮やかに残したまま、芯まで出汁を含ませることができます。「白だし使い方の極意」を参考に、冷たく冷やして召し上がってください。初夏の暑さを忘れさせてくれる絶好の副菜になります。

焼き肉や揚げ物に添える「名脇役」の卵焼き
20日の「牛焼肉」や21日の「とんかつ」など、ボリュームのある主菜が続く週後半。ここで重要になるのが、箸休めとしても優秀な「グリーンサラダ」の存在です。特に焼肉のような力強い味の隣には、さっぱりとしたグリーンサラダがよく合います。


【第4週】5月22日〜5月31日の献立表

日付主菜(メイン料理)副菜・汁物
5/22飛魚の塩焼き豆苗の和え物
椎茸の味噌汁
5/23鶏のから揚げ冷やしトマト
わかめと豆腐の味噌汁
5/24天丼胡瓜の浅漬け
みょうがの吸い物
5/25銀鮭の塩麹焼き新ごぼうのきんぴら
アスパラの味噌汁
5/26豚肉の生姜焼きシーザーサラダ
玉ねぎの味噌汁
5/27冷やし梅おろしうどんちくわの磯辺揚げ
焼き空豆
5/28鯛の煮付けほうれん草の白和え
つみれ汁
5/29鶏肉とアスパラのガリバタ炒めケールサラダ
なめこ汁
5/30お刺身の盛り合わせ卵焼き
赤出汁
5/31あさりの炊き込みご飯揚げ出し豆腐
蕗の吸い物

調理師が教える「第4週」のポイント

初夏の「走り」と「旬」を愛でる
22日の「飛魚(トビウオ)」や31日の「あさり」「蕗(ふき)」など、初夏の訪れを告げる食材が並びます。特に最終日の「あさりの炊き込みご飯」と「蕗の吸い物」は、5月を締めくくるにふさわしい、香りと旨味が凝縮された組み合わせです。

うどん出汁でとる、一足早い「涼」
27日の「冷やしおろしうどん」。喉越しの良い麺類が活躍する週です。冷やしうどんの美味しさを決めるのは、やはり出汁の香りと塩梅。薬味の茗荷や大葉を添えれば、家庭のうどんが本格的な一皿に変わります。

卵料理で食卓の彩りを整える
30日の「卵焼き」。主菜のボリュームに合わせて卵料理を上手に組み込んでいます。お刺身といった個性のある主菜の隣で、黄色が鮮やかな卵焼きは食卓をパッと明るくする名脇役です。「卵焼きに白だしを入れる黄金比は?」でコツをマスターして、冷めてもふっくらと出汁が香るプロの仕上がりを目指してみてください。

初夏の献立に使いたい、5月が旬の代表的な食材

3月が旬の代表的な食材

まとめ

5月の献立31日分、最後までご覧いただきありがとうございました。

毎日「今日は何を作ろう」と頭を悩ませる時間は、積み重なると大きな負担になります。この固定化メニューを参考にすることで、台所での時間に少しでもゆとりが生まれ、旬の味覚を楽しむ余裕を持っていただければ幸いです。

5月は環境の変化や大型連休の疲れから、いわゆる「五月病」のように体調を崩しやすい時期でもあります。今回提案した献立に、初鰹(はつがつお)やアスパラガスを意識的に取り入れたのは、疲労回復を助ける栄養素が豊富に含まれているからです。美味しい和食をしっかり食べて、心も体も健やかに整えていきましょう。

また、和食の基本である「素材の色を活かす調理」には、調味料の使い分けが欠かせません。私が25年の調理師人生で辿り着いた、白だしを活用した「濁りのない美しい仕上げ」についても、ぜひ各記事を参考にしてみてください。

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

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