【調理師のトマト栽培】~下葉掻き~

ブログ » 調理師のトマト栽培

※本記事には広告が表示されます。

目次
  1. 下葉掻きとは
    • 下葉掻きの目的
    • 下葉掻きのタイミング
    • 下葉掻きのメリット
    • 下葉掻きのデメリット
  2. 下葉搔きの作業と注意点
  3. 下葉掻きのビフォーアフター
  4. 迷ったときは
  5. 今回使用の道具
  6. 専門用語と解説
  7. 関連記事
 

トマトの下葉掻きとは

トマトの下葉掻きの目的
①養分がトマトの実に行くようにする(余計な養分浪費を防ぐ)
②日照や風通しを向上させて、病害虫の防止

下葉掻きのタイミング
トマト収穫後の晴れた午前中が好ましい
(カットした傷口から菌が入るのを防ぐため、なるべく早く乾燥させる)
実を収穫してしまえば、その下の葉は必要なくなる

下葉掻きのメリット
①通気、遮光性を良くして害虫の被害を抑える
②トマトが病気になるのを防
③トマトの色付きを悪くするのを止める
④養分がトマトに行くようにする
⑤見えやすくなって作業効率が上がる

下葉掻きのデメリット
①時間がかかり作業が大変
②適正な下葉を取らないと逆に悪い影響が出る
③光合成を作る器官は「葉」であることは忘れてはならない

参考→葉かきでトマトの生長を促す【小規模農家が実践する収量アップの秘訣】

 

下葉搔きの作業と注意点

下葉掻きの作業
目標となる果房を見つけ、その果房の一つ下の葉を残して下葉はすべて切る
*目標となる果房=主枝の一番下にできているトマト
*目についたわき芽は取っておくとよい


下葉掻きの注意点
晴れて湿度の少ない時に行う(傷口から雑菌が入るのを防ぐ)
切った下葉はそのまま放置にしない(害虫や病気の原因)
傷口は最小限にする

 

下葉掻きのビフォーアフター

トマト栽培~下葉掻き~
トマト栽培~下葉掻き~
 

下葉搔きで困ったときは

目標の果房の目安
その主枝で一番下になっているトマトが一つしかなく、もう一つ上のトマトが色づいているときは、色づいているトマトを目標の果房にする

 

専門用語と解説

用語解説
下葉掻き収穫が終わったトマトから下の葉を切り落とすこと。トマトに養分が回るようにする
葉掻き「下葉掻き」と同様
摘芯
誘引トマトの茎や枝を支柱などに固定して形を整える作業。花や実がつきやすくなるなど収穫量にも大きな影響がある。
果房トマトが房状に実る部分
トマトでは1段果房、2段果房のように表現する
主枝植物の主要な枝のこと。中心にある太い幹だけでなく、発達した側枝(そくし)を主枝と呼んだりもする。
わき芽葉や茎の付け根から出る芽(枝)のこと。
トマトは主枝に栄養を回して早く実を付けさせたいので、わき芽が生えてきたら、早めに取る。
 

関連記事

トマトの栽培~誘引~
トマトの栽培~摘芯~
トマトの栽培~収穫~
蕃茄 トマト(Tomato)の特徴と栄養素
【レシピ】プチトマトのワイン漬け