もつ鍋の日、決まっていませんか?
なのに近所のスーパーには「もつ」としか書かれていない商品しかなく、部位も鮮度も判断できない…そんな状態で足止めされている人、多いんですよね。
結論から言うと、確実に手に入れたいなら通販が最短です。調理師歴25年の私が、店舗での探し方から失敗しない選び方まで順番にお伝えします。
先に結論だけ知りたいという方のために言っておくと、この記事の後半で、下処理済み・スープ付きで届く専門店の通販を具体的にご紹介します。急いでいる方は、そちらを先にチェックしてみてください。▶博多もつ鍋おおやま「もつ鍋みそ味」を見てみる
牛もつが売ってるスーパー・お店はどこ?販売店を徹底調査

大手スーパー(イオン・西友・イトーヨーカドー)での取り扱い状況
これら大手チェーンで牛もつを定番商品として置いている店舗はそれほど多くありません。
もつは消費期限が短いわりに需要の波が読みにくく、大型チェーンの標準的な品揃えには乗りにくい食材だからです。精肉売り場の主力はあくまで牛肉の部位肉・豚肉・鶏肉で、内臓肉は棚の一角を占める存在にとどまりがちなんですよね。
地域や店舗によっては、精肉コーナーの隅に「牛もつ」とだけ書かれたパックがひっそり並んでいることもありますし、もつ鍋文化が根付いた地域では取り扱いが手厚い傾向もあります。とはいえ、これはあくまで傾向の話です。店舗ごとの差が大きいジャンルなので、確実性を求めるなら次に紹介する業務スーパー・コストコ、または後述の通販を軸に考えたほうが動きやすいと思います。
業務スーパー・コストコは冷凍の大容量ホルモンが狙い目

大手スーパーより一段、見つかりやすくなるのが業務スーパーとコストコです。
業務スーパーには「牛もつ鍋 醤油味」のような、味付き・野菜付きの冷凍セットが定番で並んでいます。届いたその日に鍋にできる手軽さが魅力ですが、すでに味が決まっているぶん、自分好みの味噌味やスープにアレンジしたい人には向きません。
コストコでは「シマチョウ(大腸の部位)」と呼ばれる冷凍の牛ホルモンカットが人気商品として知られています。プリッとした食感でファンも多い一方、パックが大容量なので、少人数のもつ鍋には量が持て余しがちです。いずれも「行けば必ずある」商品ではなく、店舗・時期による入荷差はあります。それでも大手スーパーよりは遭遇率が高いジャンルだと私は感じています。自分好みの味や量を選びたい場合は、記事後半で紹介する専門店の通販という選択肢もあります。→博多もつ鍋「おおやま」

コストコのシマチョウは、冷凍庫にどれだけスペースを空けられるかが地味な関門です。買う前に冷凍庫の空き容量、一度確認しておいてくださいね。
精肉店・専門店は生の牛もつが手に入る確率が高い

個人経営の精肉店やホルモン専門店は、大手チェーンよりも生の牛もつを扱っている確率が高いお店です。
職人が枝肉から丁寧に処理し、部位ごとに仕分けて販売する体制を持つ店が多いから。小腸だけ、大腸だけといった指定買いや、「300gだけ欲しい」という量り売りに対応してくれる店もあり、鮮度・部位の両方でこだわりたい人には理想的な選択肢です。
ただし正直なところ、こうした専門店自体の数がそもそも少なく、都市部と地方でも差があります。営業時間が短く、仕事帰りに寄りにくいという声もよく聞きます。見つかれば心強い選択肢ですが、「確実に手に入る」とは言い切れないのが実情です。
【調理師が解説】なぜ近所のスーパーに牛もつが売ってないのか

最大の理由は、需要の波と鮮度管理の難しさにあると私は見ています。
内臓肉は精肉の中でも特に鮮度が落ちやすく、廃棄ロスのリスクが高い食材です。それでいて、もつ鍋を家庭で作る頻度は年末年始や忘年会シーズンに集中しやすく、平常時の需要は読みにくい。仕入れる側からすると、看板商品として常時並べるにはリスクが大きい部類なんです。
さらに、もつ鍋自体が博多をはじめ西日本で特に親しまれてきた料理という背景もあり、地域によって精肉店の扱い慣れ・仕入れルートに差があります。これが、都市部でも「もつ」としか書かれていない大雑把な表示のパックしか見つからない、という状況につながっているわけです。

現場で仕入れをしていた経験上、牛もつは「今日入るかどうかは開けてみないと分からない」部位の代表格でした。店側も読みが立てにくいんです。
スーパーで「もつ」としか書いてない…牛もつの種類と部位の見分け方

もつ鍋の定番は小腸(コテッちゃん)|脂とプリプリ食感
パッケージに「小腸」や「コテッちゃん」と書かれていたら、それがもつ鍋の主役だと思ってもらって大丈夫です。
脂の量が多く、プリプリとした弾力のある食感を持っているから。煮込めば煮込むほど脂がスープに溶け出して、コクのある味わいに仕上がります。もつ鍋専門店でもっとも使われているのが、この小腸なんですよね。
栄養成分としては100gあたり287kcal程度とやや高めですが、その分満足感があるのも事実。「とりあえず王道が食べたい」という人は、小腸を選んでおけばまず失敗しません。

脂身の甘みがそのままスープの旨みに直結する部位です。専門店ほど小腸中心になるのは、この計算があるからなんですよ。
あっさり派・子供向けなら大腸や丸腸
脂が重いのが苦手な人や、小さなお子さんがいる家庭では、大腸や丸腸のほうが向いていることもあります。
大腸は小腸より脂肪分が少なく、100gあたり162kcal程度とややあっさりした部位です。一方の丸腸は、小腸を裏返して輪切りにしたもので、食感が柔らかく食べやすいのが特徴。高齢のご家族や、小さいお子さんのいる食卓にも取り入れやすい部位です。
こんな悩み、ありませんか?「家族の中で脂が得意な人と苦手な人が分かれる」というケース。そんなときは小腸と丸腸を半量ずつ用意する、という選び方もアリだと思います。
パッケージの「もつ」表示で部位を判断するポイント
部位名の記載がないパックは、原材料表示欄を確認すると判断できることが多いです。
食品表示法では原材料名や原産国の表示が義務づけられているため、商品名では「もつ」とひとくくりにされていても、原材料欄には「小腸」「大腸」といった部位名が記載されているケースが多いんです。表示だけで判断が難しい場合は、精肉コーナーの店員さんに直接聞いてしまうのが一番早いと私は思います。
見た目でざっくり判断するなら、細く丸まった輪っか状のものは小腸・丸腸、やや平たく大きめのものは大腸であることが多いという傾向もあります。ただしこれもあくまで目安です。確実に部位を指定して買いたいなら、次の章で紹介する新鮮さの見抜き方と合わせて、通販で部位を明記して選ぶという手も検討する価値がありますよ。
調理師が教える失敗しない牛もつの選び方(新鮮さ・下処理の見抜き方)
新鮮な牛もつの見分け方|色・におい・表示の3つのポイント

新鮮な牛もつかどうかは、色・におい・表示の3点を見れば、店頭でもある程度判断できます。
色は、鮮やかなピンク〜乳白色をしているものが良品です。黒ずみが出ているものは鮮度が落ちているサインなので、避けたほうが無難でしょう。においは、新鮮なものであればほぼ無臭に近いのが正常な状態です。酸っぱいにおいやアルコールのようなにおいがする場合、劣化をごまかす処理がされている可能性もあるため注意してください。
表示については、先ほどお伝えした部位名の確認と合わせて、下処理済み(湯通し済み)かどうかもチェックしておくと選びやすくなります。

この3点は、私が仕入れのときに真っ先に見ていたチェック項目そのものです。慣れないうちは順番に上から確認していけば十分ですよ。
生もつ・ボイル済み・下処理済みの違いと選び方
牛もつには、大きく分けて「生」「ボイル済み」「下処理済み(湯通し済み)」の3タイプがあります。
加工段階によって、手間・食感・保存性が変わってくるのがこの食材の面白いところです。生もつは下処理の手間こそかかりますが、味の入り方や食感を自分でコントロールしやすいというメリットがあります。一方、ボイル済みや下処理済みのものは手間を大幅に省けますが、生から仕込んだものと比べると食感や旨みがやや控えめになることもあります。
正直、どちらが優れているという話ではなく、「下処理に時間をかけられるかどうか」で選べばいいと私は思います。
牛もつの臭みの原因と下処理の手間をどう考えるか
牛もつ特有の臭みの主な原因は、実はもつ自体ではなく、表面に付着した脂肪や汚れの酸化にあります。
きちんと下処理をすれば、この臭みはかなり軽減できます。基本の流れは、塩もみをして表面のぬめりを取り、小麦粉でもみ洗いして余分な脂や汚れを吸着させ、最後に流水でしっかり洗い流すという3ステップ。手間はかかりますが、料理の一部として楽しめる人にとっては、決して難しい作業ではありません。
問題は、「今日・明日で確実に用意したい」という時間的プレッシャーがある中で、この工程をこなす余裕があるかどうかです。下処理の手間を面倒に感じるなら、無理に生もつにこだわらず、下処理済みの商品や、次の章で紹介する通販の下処理済み商品を選ぶほうが、結果的に満足度の高いもつ鍋になると思いますよ。私自身、これを選ぶとしたら下処理済み・スープ付きで届く専門店の通販を候補にします。→博多もつ鍋おおやま「もつ鍋みそ味」を見る

小麦粉もみ洗いのコツは、一気に洗い流さず何回かに分けること。汚れが出なくなるまで繰り返すと、臭みの残り方がまったく違います。
近所で買えない・下処理が不安なら通販が最適解

牛もつを通販で買うメリット(下処理済み・冷凍で届く・本場の味)
通販の強みは、下処理済み・冷凍で届く・本場の味という3つを一気に解決できる点です。
専門の業者は仕入れルートも加工体制も専門化されているぶん、家庭では再現しづらい工程をまるごと引き受けてくれます。下処理はすでに済んでいるので面倒な工程は不要ですし、冷凍で届くので好きなタイミングで解凍でき、パーティーの日程に合わせて逆算しやすいのも助かるポイントです。専門店が手がける通販であれば、秘伝のスープや味付けまでセットになっていることも多く、家庭にいながら本場に近い味を楽しめます。
こんな経験、ありませんか?お店の味を家で再現しようとして、なんだか物足りない仕上がりになってしまうこと。専門店監修の通販セットなら、その差を埋めやすいというのが正直なところです。
通販で選ぶときの注意点(送料・量・スープの有無)
選ぶときは、送料・量・スープの有無の3点を先にチェックしておくと安心です。
送料は商品代金に含まれているのか、別途かかるのかで総額が変わってきます。量については、2〜3人前なのか4人前以上なのか、家族やゲストの人数に対して適切かどうかを確認しておきましょう。もう一つ見落としがちなのが、もつ以外にスープ・野菜・追加の具材までセットになっているかどうかです。ここが揃っていれば当日の買い出しはほぼ不要になりますが、もつ単体の商品だと、別途スープや薬味を用意する手間が発生します。

特に「スープの有無」は見落とされがちです。もつだけ届いて当日スープが足りない、というのが一番よくある失敗パターンなので、注文前に必ず確認してくださいね。
調理師視点で選ぶ本場のもつ鍋通販|博多もつ鍋おおやま
福岡売上No.1の実績と、家庭で本場の味が再現できる理由
「本場の味を家で」という軸で選ぶなら、博多もつ鍋おおやまは有力な候補だと私は考えています。
看板商品の「もつ鍋みそ味」は、数種類の味噌に加え、創業者しか知らないという秘伝の出汁とニンニクを合わせた製法でつくられています。複数の味噌をブレンドする手法は、単一の味噌だけで仕上げるより味に奥行きが出やすい、というのが調理の現場で培った実感です。
スープだけでなく、主役である「もつ」そのものへのこだわりも見逃せません。使用しているのは九州産を中心とした国産牛のみで、部位は最上級の脂が乗った若い牛の小腸だけを厳選しているとのことです。先ほどの章で「小腸は脂の量とプリプリとした弾力が命」とお伝えしましたが、まさにその条件を満たす牛だけを選んでいるということになります。さらに、一切れ10gという厚みでカットされているのもポイントです。厚みが揃っていることで鍋の中で均等に火が入りやすく、食感にムラが出にくくなります。
実績の面でも裏付けがあります。福岡県で売上No.1(帝国データバンク調べ)、全国に店舗を展開し、年間約100万食(延べ約1,200万食)を販売しているとのことです。これだけの数量を継続的に売り続けているというのは、それだけ支持されている証拠と見ていいでしょう。
おおやまのもつ鍋が「下処理不安を抱える人」に向いている理由
この記事のテーマである「下処理の不安」を、おおやまの通販セットはまるごと解消してくれます。
前の章でお伝えした通り、専門店の通販なら下処理済み・スープ付きで届くのが基本です。おおやまの商品構成も同様で、看板の「もつ鍋みそ味」に加え、「柔らか牛すもつ」や熊本直送の馬刺しといった一品もラインナップされています。もつ鍋だけでなく、食卓の副菜や乾杯用の一皿まで一度に揃えられるのは、パーティーの準備を任されている人にとってはありがたいポイントですよね。
生もつを買って自分で下処理する時間も気力もない、けれど本場の味は妥協したくない。そんな人にこそ向いている選択肢だと思います。どの味にするか迷ったら、実店舗でも注文の約9割を占める看板メニュー「もつ鍋みそ味」を選んでおけば間違いありません。
家族の食事会・記念日・贈答にも選ばれている

おおやまのもつ鍋は、日常の食卓というより、ちょっと贅沢な食事会や記念日の主役として選ばれることが多い商品です。
年末年始やお盆、ゴールデンウィークといった家族が集まるタイミングはもちろん、お歳暮や誕生日の贈答用としても人気があります。福岡らしい贈り物を探している人にとって、選択肢に挙がりやすいブランドと言えるでしょう。リピーターの中には「おおやまを食べると他のもつ鍋が食べられなくなった」という声もあるようで、品質への評価は高い部類に入ると見ています。
もつ鍋の日が特別な集まりなのであれば、味だけでなく「贈り物としても恥ずかしくない」という安心感も、選ぶ理由になるはずです。価格や最新のセット内容は変動することがあるため、詳細は公式サイトで確認してみてください。
牛もつの購入に関するよくある質問
- Q牛もつは業務スーパーで生のまま買える?
- A
業務スーパーで主に見かけるのは、味付き・下処理済みの冷凍セットです。生のまま(無加工)の牛もつを常時扱っているわけではなく、店舗や仕入れ状況によっても変わってきます。
自分で味付けをコントロールしたい、下処理から自分でやりたいという場合は、精肉専門店に足を運ぶか、部位を指定できる通販を検討したほうが確実だと思いますよ。
- Q牛もつと豚もつはどっちがもつ鍋に向いてる?
- A
どちらも美味しいのですが、味の系統がだいぶ違います。牛もつは脂の甘みとコクが強く、みそ味やしょうゆ味の濃いめのスープと相性がいいんです。一方の豚もつはあっさりしていて臭みも比較的少なく、しょうゆや塩ベースの優しいスープに向いています。
ちなみに、博多発祥のもつ鍋はもともと牛もつが主流です。「本場の味を再現したい」という人は牛もつ、「あっさり食べたい」という人は豚もつ、という選び方をしてみてください。
- Q下処理済みの牛もつはどこで買える?
- A
精肉専門店の一部、業務スーパーやコストコの一部商品、そして通販の多くが下処理済み(湯通し済み)として販売されています。
その中でも確実性を求めるなら、通販が一番の近道です。この記事で紹介したおおやまのような専門店の通販セットなら、下処理済みなのはもちろん、スープまでセットになっているぶん、さらに手間を省けます。博多もつ鍋「おおやま」で味噌もつ鍋を見る。
まとめ
牛もつは大手スーパーより、業務スーパー・コストコ・精肉専門店のほうが見つかりやすい傾向があります。確実に用意したいなら通販が近道です。部位は小腸が王道、あっさり派は大腸・丸腸を。下処理の手間が不安なら、下処理済み・スープ付きの博多もつ鍋おおやまを選べば、今日からでも準備できますよ。
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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