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おかずを重視、見栄え優先
思い出してください。今日食べたご飯とみそ汁。みそ汁はどこに配置してありましたか?汁物は右側手前に配膳するのが基本です。現在では食事スタイルが変わってきているのもあり、間違いという物ではありませんが、伝統や基本を理解することが大切です。
和食ではごはんは左 、汁物は右が一般的な配置とされています。
歴史を振り返る
江戸時代は・・・
最初に食べるごはんは左。真ん中に漬物。右に味噌汁。それに「一菜」がつくと奥に置かれ、ご飯と汁物が手前という形になる。
さらに「一汁三菜」になると三菜のうち1番重要なおかずが右奥、2番目が左奥、3番目が中央、手前にごはんは左。右にみそ汁という配置になり、手前にご飯とみそ汁は昔から変わらない。
現代の食
近年では汁物が軽視、おかずが重視されるようになり、取りやすい右手前におかず、左手前にご飯、奥に汁物がおかれるケースが増えた。地域差という説があるが、食のスタイルが変わってきたと言える。
家族がバラバラに食事をとるという家族関係の変化も背景にあり、ワンプレート(おかずとご飯)で出されたり、大皿を取り分けるっといったスタイルを取る家庭も増えてきた。
テレビドラマなどを見ているとご飯とみそ汁の位置が違う事も。
市販弁当の謎
市販の弁当はご飯が左側が一般的だが、必ずそうとは限らない。
大手スーパーではご飯は右側。弁当に張り付けるラベルが右に来るためだ。おかずがしっかりと見えることを考慮してごはんは左ではなく、右側に配置している。
コンビニでは容器の形状や見栄えを考慮して、商品によってはご飯が右側に来ることがある。
人は広く物を見るときに左上、右上、左下、右下と視線を動かす「Zの法則」がある。弁当を見る時も左上から視線が動く事が考えられる。弁当で気になるのはおかず。目立たせたいものが左側にあるのは理にかなっていると言える。
みそ汁の軽視
前述したとおり、みそ汁が軽視されるようになっている。
調査では2012年以降、家庭でみそ汁が作られる回数は「週2回」
理由は作るのが手間だと感じたり、食事中にビールや麦茶などを飲む機会が多く、みそ汁の必要性がなくなってきている。
利き手の矯正
配膳は右利きが前提で構成されている。昔は右利きに強制されていたが、現代では左利きを直すことも少なくなっており、常識ではなくなってきている。
現代の配膳
マナーとは「自分や周囲の人が楽しく食べるためにある。伝統や基本を理解したうえで臨機応変に対応したいものです。
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