起因菌
- 腸炎ビブリオ
症状
- 潜伏期間 8~15時間
- 症状 下痢、上腹部の痛み、重症の場合は脱水症状
- 備考 コレラに似た症状で死者は少なく、致命率は低い
汚染源
- 生食する魚介類
- 加工品
特徴
- 3%の食塩を好み、最も発育する
- 増殖スピードが速い
- 海水温が20度以上になると海水に大量に発生する
- 海水20度時に獲れた魚には菌がついていると考えてよい
- 水揚げから流通過程で増殖している可能性が高い
予防
- 熱に弱いので加熱調理する
- 乾燥に弱く、低温(4度以下)では繁殖しない
- 魚介類を流水でよく洗い流すのも効果的
- 2次感染を防ぐため、調理器具、ふきんなどを乾燥、消毒
- 調理から摂取まで短時間で済ませる方が良い
まとめ
- 腸炎ビブリオは熱に弱いので十分に加熱する
- 調理器具、ふきんの除菌を徹底する
- 乾燥低温に弱いので冷蔵庫、冷凍庫は望ましい
- 生食するときは十分に注意する
- 調理した後はすぐに食べるか、冷蔵庫で保存する
- 家庭にたどり着いた時には増殖している可能性がある
- 流水で洗い流すと効果的
備考
「食中毒」一覧表
サルモネラ菌 | ボツリヌス菌 |
腸炎ビブリオ | セレウス菌 |
病原大腸菌 | ノロウイルス |
ウエルシュ菌 | フグ中毒 |
カンピロバクター | 貝毒 |
エルシニア | 植物性自然毒 |
リステリア | 科学性食中毒 |
ブドウ球菌 |
「寄生虫」一覧表
アニサキス | トキソプラズマ |
大複殖門条虫 | 回虫 |
旋尾線虫 | ズビニ鉤虫 |
顎口虫 | 鞭虫 |
肝吸虫 | 肝蛭 |
横川吸虫 | 赤痢アメーバ |
日本海裂頭条虫 | ランブル鞭毛虫 |
ウェステルマン肺吸虫 | クリプトスポリジウム |
旋毛虫 | エキノコックス |
無鉤条虫 | 広東住血線虫 |
有鉤条虫 | アンソン裂頭条虫 |