「スーパーの精肉コーナーを一周したけれど、馬刺しが見つからない」
「イオンにも業務スーパーにも置いていなかった」
そんな経験をされて、検索されたのだと思います。
こんにちは。調理師として25年、厨房で食材と向き合ってきました。生食用の食材の扱いは、現場で最も神経を使う部分です。
先に結論からお伝えします。
馬刺しは一般的なスーパーではほとんど買えません。 探し方が悪いのではなく、そもそも置いていないのです。そして、それにははっきりとした理由があります。生食用の馬肉は、牛肉や豚肉とは扱いがまったく違うからです。
ただし、例外もあります。熊本や九州、長野、福島など「馬肉文化のある地域」では、普通のスーパーに当たり前に並んでいます。
この記事では、次の3つをお伝えします。
・スーパーやコンビニで買えるのか、地域別の取扱状況
・なぜスーパーに置いていないのか、その構造的な理由
・通販で買うときに失敗しないための3つの基準
「あの味をもう一度食べたい」という方も、「一度食べてみたい」という方も。遠回りせずに手に入れる方法をプロの目線でお伝えします。
【結論】馬刺しは通販が基本です。スーパーではほぼ買えません

「どこで買えるのか」への答えを、先にまとめます。
買える場所は4つ。でも、現実的なのは1つだけです
| ルート | 買える人 | 現実性 |
|---|---|---|
| 地元のスーパー 精肉店 | 馬肉文化のある地域にお住まいの方 | その地域なら◎ それ以外では見つからない |
| 馬肉専門店 | 店の近くにお住まいの方 | 全国に点在するが、数は非常に少ない |
| アンテナショップ 物産展 | 開催地の近くにいる方 | 品揃えが限られ、時期にも左右される |
| 通販 | 誰でも、いつでも | ◎ 部位も量も選べる |
「馬肉文化のある地域」とは、熊本を筆頭に、九州各県、福島、長野、青森などです。これらの周辺地域では、スーパーの精肉コーナーに当たり前に並んでいます。詳しくは次の章でお伝えします。
そして一般的なスーパーはこの表に入りません。 イオンでも業務スーパーでもコンビニでも、まず見つからないからです。
初めてなら「お試しセット」から。理由は3つあります
通販で買うと決めたとき、次に迷うのが「どれを買うか」です。調理師として申し上げると、初めての方は、まず少量のお試しセットから始めてください。理由は3つあります。
① 部位によって、味がまったく違います
馬刺しは「赤身」だけではありません。
- 赤身——さっぱりとして、鉄分の風味がある馬刺しの基本
- 霜降り(中トロ・大トロ)——脂が甘く、口の中でとろける
- たてがみ(コーネ)——白い脂の部分。コリコリした独特の食感
- ふたえご——バラの部分。歯ごたえがあり、通好み
同じ「馬刺し」でも、別の食べ物と言っていいほど違います。牛肉でいえば、赤身のヒレとサーロインくらいの差があります。いきなり1種類を大量に買うと、「思っていた味と違った」ということが起こります。
② 口に合わなかったときの損失が大きいからです
馬刺しは、好き嫌いが分かれる食材です。生の肉が苦手な方、鉄分の風味が気になる方もいます。いきなり5,000円分を買って口に合わなければ、そのまま冷凍庫の奥で眠ることになります。
③ 冷凍庫のスペースの問題です
これは意外と見落とされます。馬刺しは冷凍で届きます。大容量のセットは、家庭用の冷凍庫をかなり占領します。 特に夏場、アイスや作り置きが入っている冷凍庫に、いきなり500g分の肉が届くと困ります。

まずは150g前後の少量から。気に入ったら、次から量を増やせばいいのです。
この記事の後半で、初めての方向けのお試しセットと、家族で食べる・贈り物にする場合のセットを、それぞれ紹介します。先に見たい方はこちらからどうぞ。
▶ 調理師が選ぶ馬刺しの通販はこちら
【調査】スーパーで馬刺しは買える?答えは「地域によります」
「イオンにはある?」「業務スーパーは?」そう検索された方に、正確な答えをお伝えします。
同じチェーンでも、地域で品揃えが違います

まず知っておいてほしいことがあります。「イオンには売っている/売っていない」という言い方は、そもそも成り立ちません。
イオンは全国に600以上の店舗があります。熊本のイオンと、東京のイオンでは、精肉コーナーの品揃えがまったく違います。スーパーは、その地域で売れるものを置きます。馬刺しが日常的に食べられている地域の店なら並びますし、そうでない地域の店には並びません。
コンビニも、ドン・キホーテも、業務スーパーも同じです。チェーン名だけで判断はできません。
【地域別】スーパーでの取扱い状況
| 地域 | スーパーでの取扱い |
|---|---|
| 熊本県 | ◎ ほぼ常時、精肉コーナーに並ぶ |
| 九州各県 | ○ 店舗によるが、見かけることが多い |
| 福島 長野 青森など | ○ 地域によって取扱いあり |
| 首都圏 関西 その他 | × まず見つからない |
馬刺しは、地域によって「日常食」と「珍味」に分かれる食材です。
熊本では刺身と同じ感覚で夕食のおかずになりますが、首都圏では専門店を探さないと手に入りません。同じ国の中で、これほど差がある食材は珍しいと思います。
あなたの地域で確認する方法
「自分の近所はどうなのか」を、確実に調べる方法があります。
ネットスーパーで検索してください。
- イオンネットスーパー
- 西友ネットスーパー
- お住まいの地域のスーパーのネット注文
配達先にご自宅の住所を設定して、「馬刺し」で検索する。 これだけです。商品が出れば、その地域の店舗では扱っています。ゼロ件なら、店頭にもまずありません。実際に店へ行く前に、30秒で確認できます。 無駄足を防いでください。
「馬肉専門店」という選択肢もありますが
東京や大阪にも、馬肉を扱う専門店はあります。精肉として販売している店もあります。ただし、数が極端に少ないのが現実です。 都道府県に数軒あるかどうか、という規模です。近所にある方は、かなり運がいいと思います。
なお、九州料理の居酒屋で馬刺しを出す店は全国にあります。ただしこちらは「食べる」場所であって、「買って帰る」場所ではありません。
片道1時間かけて専門店を探しに行くか。冷凍便で家まで届けてもらうか。現実的な判断は、そう難しくないと思います。
ここまでをまとめます。
馬肉文化のある地域にお住まいなら、近所のスーパーで買えます。 ネットスーパーで一度検索してみてください。それ以外の地域では、まず見つかりません。 チェーンの問題ではなく、地域の問題です。
「では、どこで買えばいいのか」を先に知りたい方は、こちらへどうぞ。
▶ 調理師が選ぶ馬刺しの通販
なぜ馬刺しはスーパーに置いていないのか|調理師が解説

「探し方が悪いのかな」と思われた方もいるかもしれません。違います。 馬刺しがスーパーに並びにくいのには、はっきりした理由があります。
そもそも、なぜ馬だけ生で食べられるのか
考えてみてください。牛のレバーは、2012年から生食が禁止されました。豚肉も2015年から禁止されています。 牛肉のユッケも、2011年の集団食中毒をきっかけに、非常に厳しい基準が設けられました。
それなのに、馬肉だけは生で食べられます。 なぜでしょうか。
理由としてよく挙げられるのが、馬の体温の高さです。馬の平熱は38〜39度前後とされ、牛や豚より高い。食中毒の原因となる菌が増えにくい環境だと言われています。加えて、消化器の構造が牛や豚と異なること、飼育環境が管理されていることも挙げられます。ただし、「何の対策もいらない」という意味ではありません。

つまり馬肉は、生食が認められている数少ない食肉なのです。厨房で25年、生の食材を扱ってきましたが、これは馬肉の大きな特徴です。
生食用の馬肉には「冷凍処理」が求められます
生食用の馬肉には、寄生虫対策としての冷凍処理が求められています。
厚生労働省は、馬肉の生食による食中毒を防ぐため、一定温度で一定時間以上の冷凍を行うよう指導しています。この処理によって、寄生虫は不活化されます。出典(生食用生鮮食品(ヒラメ、馬刺し)による食中毒に注意しましょう)
つまり、私たちが食べている馬刺しは「一度冷凍されたもの」です。
「冷凍」と聞くと品質が落ちる印象があるかもしれませんが、逆です。冷凍処理は、安全のために必要な工程です。むしろ「冷凍されていない馬刺し」のほうが心配すべきものです。
だから、スーパーの精肉コーナーには並びません
ここまで来ると、答えが見えてきます。馬刺しは冷凍で流通する商品です。 そしてスーパーの精肉コーナーは、チルド(冷蔵)が中心です。
構造的に、置き場所が合いません。冷凍コーナーに置くという手もありますが、そこは冷凍食品や冷凍野菜の激戦区です。回転の遅い商品にスペースを割く余裕は、多くのスーパーにありません。
そして、もう一つの理由があります。
解凍の失敗によるクレームです。
冷凍の馬刺しは、解凍の仕方で味が大きく変わります。完全に溶かしてしまうと、ドリップ(肉汁)が出て、色も食感も台無しになります。
「買ったけど美味しくなかった」という声が出やすい。この扱いにくさも、スーパーが敬遠する理由の一つだと、現場感覚として思います。
まとめると・・・。
馬刺しは冷凍処理が前提の商品であり、需要が地域的に偏っていて、扱いに知識が要る。だから一般のスーパーには置きにくい。
では、どこで買えばいいのか。次の章では、通販で失敗しないための3つの基準をお伝えします。
【失敗しない選び方】馬刺しの通販で見るべき3つの基準

通販で買うと決めても、検索するとお店がたくさん出てきます。どれを選べばいいのか、判断がつかないと思います。調理師として、私が仕入れ先を選ぶときに見ているポイントを3つお伝えします。この3つを押さえれば、大きな失敗はまずありません。
基準①|国産か、輸入か。そして「国内肥育」の意味
意外に知られていませんが、日本で流通している馬肉の多くは輸入品です。カナダ、メキシコ、ポーランドなどから入ってきます。
国産は熊本を中心に、福島や青森などで生産されています。当然、国産のほうが価格は高くなります。
ここで知っておいてほしいのが、「国内肥育」という表示です。
食肉の原産地表示は、最も長く飼育された国が原産地になるというルールがあります。つまり海外から連れてきた馬でも、日本で一定期間育てれば「国産」と表示できます。これは決してごまかしではありません。 日本の飼料と環境で育てることで、肉質が変わるからです。「国内肥育」を売りにしている商品は、そこにこだわっているということです。
ただ、表示の意味を知っているかどうかで、商品の見え方が変わります。 「国産」と書いてあれば、どういう意味での国産なのかを確認してみてください。
基準②|部位で選ぶ。初めてなら「赤身」から
先ほども触れましたが、馬刺しは部位によって別の食べ物と言えるほど味が違います。
| 部位 | 特徴 | 初めての方には |
|---|---|---|
| 赤身 (もも・ヒレ) | さっぱりして、ほのかに甘い。馬刺しの基本 | ◎ 最適 |
| 霜降り (三角バラ・中トロ) | 脂が甘く、口の中でとろける | ○ 好みが分かれる |
| 大トロ | 脂が非常に強い | △ 少量で十分 |
| たてがみ (コーネ) | 白い脂身。コリコリした独特の食感 | △ 通好み |
| ふたえご | バラの部分。歯ごたえが強い | △ 通好み |
| レバー ハツ | 濃厚。鮮度が命 | △ 慣れてから |
初めての方は、迷わず赤身を選んでください。
理由は単純で、馬刺しの基準になる味だからです。ここを知らずに大トロやたてがみから入ると、「馬刺しってこういう味なのか」と誤解したまま終わってしまいます。
牛肉でいえば、いきなり大トロのサーロインだけを食べて牛肉を判断するようなものです。

まず赤身。気に入ったら、そこから霜降りや珍しい部位へ広げる。 これが失敗しない順番です。
基準③|冷凍便で届くか。そして解凍方法の説明があるか

馬刺しは冷凍で届きます。ここはどの店も同じです。
差が出るのはその先——買ったあとの食べ方まで説明しているかどうかです。
ここで一つ、覚えておいてください。
解凍方法は、店によって指示が違います。
真空パックの厚み、カットの大きさ、冷凍のかけ方が店ごとに違うからです。
ネットで見た一般論ではなく、必ず買った店の指示に従ってください。
たとえば熊本馬刺しドットコムは、専用の「食べ方」ページでこう指示しています。
・未開封(真空パックのまま)で、約5〜10分間流水につける
・たてがみ、ふたえご、レバーは0〜3分程度
・真ん中に芯が残る「半解凍」で止める
・常温での解凍は避ける
・電子レンジでの解凍は厳禁
調理師の目で見て、この指示は理にかなっています。
袋のまま水につけるので、水が肉に触れることはありません。旨味は流れません。
むしろ流水は短時間でムラなく温度を上げられるので、赤身の色が変わりにくい。
そして半解凍で止めるのは、薄く切るためです。
完全に解けた馬刺しは柔らかすぎて包丁が滑り、身が潰れます。
やってはいけないのは常温放置と電子レンジ。
常温は表面だけ先に温度が上がり、電子レンジは部分的に火が入って色が変わります。
同じページには、切り方まで書かれています。
・繊維目に対して垂直にスライスする
・ヒレ刺し 3mm/レバ刺し 2〜3mm/ハツ刺し 2〜3mm
・レバ刺しとたてがみは繊維目がないので、向きは気にしなくてよい
正直なところ、ここまで書いている店は多くありません。
売って終わりではなく、おいしく食べてもらうところまでを仕事にしている。
私が選ぶ理由の一つは、ここです。▶馬刺しの解凍方法
調理師が選ぶなら|熊本馬刺しドットコム(利他フーズ)

前の章でお伝えした3つの基準。それに照らして、私が選んでいる店をお伝えします。
3つの基準に照らすと、この店になります
熊本馬刺しドットコム(利他フーズ)は、熊本にある馬刺しの専門店です。3つの基準で確認してみます。
基準①:国産か、輸入か
国産・国内肥育の馬肉を扱っています。 商品名にも「国産」「国内肥育」と明記されているので、どちらなのか買う前に分かります。
基準②:部位で選べるか
初めての方向けに、赤身だけのお試しセットが用意されています。
基準③:冷凍便と、解凍方法の説明
冷凍のクール便で届きます。そして先ほど紹介した通り、解凍方法と切り方の専用ページを用意しています。流水で5〜10分、部位ごとの時間、半解凍で止める理由まで書いてある。届いたあと、迷わずに済みます。
そして送料無料のセットが用意されています。 クール便は送料が高くつくので、これは実質的に大きな差になります。

馬刺しは熊本の郷土食です。生産地の専門店から直接届くというのは、それだけで鮮度と品質の面で有利になります。
初めての方は「初回限定のお試しセット」
初めて馬刺しを買う方には、初回限定のお試しセット(国産赤身お試しセット 150g/3,685円・送料無料)をおすすめします。赤身だけなので、馬刺しの基準になる味が分かります。 150gという量も、家庭用の冷凍庫を圧迫しません。2〜3人で一度に食べ切れる量です。
そしてこのセットは1回限りです。2回目以降は通常価格になります。送料無料でこの価格になるのは、最初の一度だけということです。
「まずは味を知りたい」という段階で、これ以上リスクの低い選択肢はないと思います。
なお、2セット以上の購入で特典が付きます。 一度にしっかり食べたい方や、ご家族の人数が多い方は検討してみてください。
ご家族で・贈り物なら「6種食べ比べセット 華」
6種食べ比べセット 華(約280g・5人前)/6,458円・送料無料
こちらは、量も種類も欲しい方向けです。この記事で何度かお伝えした通り、馬刺しは部位によって味がまったく違います。 赤身、霜降り、たてがみ。同じ馬でも、別の食べ物のように感じるはずです。
その違いを一度に体験できるのが、このセットです。
正直に申し上げると、馬刺しの本当の面白さは、この食べ比べにあります。 赤身のさっぱりした旨味と、霜降りのとろける脂を、同じ皿の上で比べる。これは1種類だけを買っていては分かりません。
5人前という量なので、ご家族での食卓や、お客様が来るとき、贈り物にも向いています。
※冷凍クール便で届きます。受け取れる日をご指定ください
正直にお伝えしておきたいこと
すすめてばかりでは不誠実なので、知っておいてほしい点も書いておきます。
安くはありません。 スーパーの肉と比べれば、確実に高い買い物です。日常的に食べるものではなく、少し特別な日の食材だと考えてください。
冷凍庫のスペースが必要です。 特に6種食べ比べセットは、それなりの容積になります。注文前に、冷凍庫に空きがあるか確認してください。

好みは分かれます。 生の肉が苦手な方、鉄分の風味が気になる方はいらっしゃいます。だからこそ、まずは少量のお試しセットからとお伝えしています。
【重要】注文前に、これだけは確認してください
馬刺しは冷凍のクール便で届きます。普通の宅配便とは、気をつけるポイントが違います。せっかく良いものを注文しても、受け取り方と保管を間違えると台無しになります。注文ボタンを押す前に、3つだけ確認してください。
① 受け取れる日を、必ず指定してください
これが一番大事です。冷凍のクール便は、不在だと配送業者が持ち帰ります。そして再配達までの間、営業所の冷凍庫で保管されます。
一度や二度なら問題ありません。ただ、受け取りが何日も延びると、品質に影響が出ます。 出し入れのたびに温度が変わるからです。
そして長期間受け取れない場合、商品は返送されます。 注文したのに手元に届かない、という結果になります。注文時に、必ず「確実に家にいる日」を指定してください。
② 冷凍庫に空きがあるか、先に確認を
意外と見落とされるのが、これです。
馬刺しは冷凍状態で、保冷材と一緒に届きます。 150gのお試しセットでも、思ったより容積があります。280gのセットならなおさらです。
そして入らなかったとき、多くの方が「とりあえず冷蔵庫へ」としてしまいます。これが一番もったいない。 冷蔵室では溶け始め、ドリップが出て、品質が落ちます。
注文する前に、冷凍庫を開けて、置き場所があるか確認してください。 30秒で済みます。
③ 食べる日を決めてから注文してください
馬刺しは冷凍で届きます。
冷凍庫に入れておけば保存は効きますが、届いたその場ですぐ食べられるものではありません。
・冷凍庫から出す
・未開封のまま流水に5〜10分(たてがみ、ふたえご、レバーは0〜3分)
・中心に芯が残る半解凍で止める
・繊維に対して垂直に、3mm前後でスライスする
ここまでで15分ほど。難しくはありませんが、
「帰ってきて5分後に食卓へ」というわけにはいきません。
届いてすぐ食べるのではなく、「この日に食べる」と決めてから注文する。
それだけで、一番おいしい状態で食べられます。

一度解凍したものは再冷凍しないでください。
解凍と冷凍を繰り返すと、細胞が壊れて水分が抜け、味が落ちます。
食べる分だけ解凍する。これが一番おいしく食べるコツです。
よくある質問
購入前によくいただく疑問に、調理師の目線でお答えします。
- Q馬刺しは、生で食べて本当に安全ですか?
- A
市販されている生食用の馬肉は、寄生虫対策として冷凍処理が行われています。 記事の中でお伝えした通り、この工程を経たものが流通しています。ただし、生ものである以上、絶対にリスクがゼロということはありません。 信頼できる店から買うこと、届いたら適切に保管すること。この2つは守ってください。
なお、小さなお子様、ご高齢の方、妊娠中の方など、抵抗力が弱い方は生ものを控えたほうがよいとされています。心配な方は、かかりつけの医師にご相談ください。
- Q届いた馬刺しは、どれくらい日持ちしますか?
- A
未開封・冷凍のままなら、商品に記載された賞味期限までもちます。 通販の商品は数か月の期限があることが多いですが、必ずパッケージの表示を確認してください。一方、解凍したら、その日のうちに食べ切ってください。 生食用の肉は、解凍後の日持ちを期待できません。
- Q一度解凍したものを、また冷凍してもいいですか?
- A
おすすめしません。再冷凍すると、肉の細胞が壊れてドリップがさらに出ます。味も食感も、はっきり落ちます。 衛生面から見ても、好ましくありません。食べ切れる分だけを解凍する。 これが鉄則です。150gのセットなら、2〜3人で一度に食べ切れる量です。
- Q何人前くらいですか?
- A
目安として、1人あたり50〜80gが適量です。150gのセットなら2〜3人分、280gのセットなら4〜5人分と考えてください。ただし馬刺しは、意外と食べられます。メインのおかずにするなら多め、晩酌のお供なら少なめで計算してください。
- Q薬味やタレは、何が合いますか?
- A
定番はおろし生姜、おろしにんにく、スライスした玉ねぎ、大葉です。
調理師としておすすめするのは、部位による使い分けです。
赤身には生姜。 さっぱりした赤身に、生姜の清涼感が合います。
霜降りにはにんにく。 脂の強い部位は、にんにくの香りが受け止めてくれます。
タレは、甘めの馬刺し専用醤油が定番です。普通の醤油しかない場合は、少量のみりんを合わせると近づきます。
- Q熊本県以外にも産地はありますか?
- A
あります。福島県、青森県、長野県などでも生産されています。ただし生産量・消費量ともに熊本県が突出しています。「馬刺しといえば熊本」と言われるのは、そのためです。
まとめ|馬刺しは、探すより取り寄せるほうが確実です
最後に整理します。
① スーパーで買えるかどうかは、「地域」で決まります
「イオンには売っている」「コンビニにはない」——この言い方は成り立ちません。同じチェーンでも、熊本の店と首都圏の店では品揃えがまったく違うからです。チェーンではなく、地域の問題です。
② 馬肉文化のある地域なら、近所で買えます
熊本を筆頭に、九州各県、福島、長野、青森など。これらの地域では、スーパーの精肉コーナーに当たり前に並んでいます。一方で首都圏、関西、その他の地域では、まず見つかりません。同じ国の中で、これほど差がある食材は珍しいと思います。
ご自身の地域が気になる方は、ネットスーパーで「馬刺し」と検索してみてください。30秒で分かります。
③ 理由は、冷凍で流通する商品だからです
生食用の馬肉には、寄生虫対策として冷凍処理が求められます。だからチルドの精肉コーナーには並びにくい。 探し方の問題ではなく、構造的な事情です。
④ 現実的な答えは、通販です
専門店は数が少なく、居酒屋は「食べる」場所であって「買う」場所ではありません。産地から冷凍便で直接届く通販が、誰でも確実に手に入る唯一の方法です。
⑤ 選ぶ基準は3つ
国産か輸入か。部位はどれか。冷凍便で届き、解凍方法の説明があるか。この3つで選べば、大きく外しません。
⑥ 初めてなら、赤身の少量から
いきなり大容量や珍しい部位に手を出さないでください。まず基準になる味を知ることです。 気に入ったら、そこから広げればいい。
⑦ そして、受け取れる日を必ず指定してください
冷凍のクール便で届きます。不在が続くと品質に影響し、最悪の場合は返送されます。 注文時に、確実に家にいる日を選んでください。
調理師として25年、生の食材を扱ってきました。
馬刺しは、扱い方さえ知っていれば、家庭でも十分に美味しく食べられる食材です。 難しく考える必要はありません。近所のスーパーを何軒も回って無駄足を踏む前に、確実に届く方法で手に入れてください。
\ 初めての方はこちらから /
※冷凍クール便で届きます。受け取れる日を必ずご指定ください
※2セット以上の購入で特典が付きます
ご家族での食卓や、贈り物をお考えの方
馬刺しは、それ1品だと食卓が少し寂しくなります。何を添えるかで、満足度がまったく変わる食材です。調理師として、実際に自宅で合わせている一品をまとめました。
\ 届いたあとの献立に迷ったら /
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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