梅の旬 ~おいしい時期~
あおうめ
| ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | ⑪ | ⑫ |
|---|
▶ 季節ごとの野菜・魚介を一覧でチェックする【年間カレンダー】
梅とは ~解説~

- 中国中部が原産、日本に入ってきたのが奈良時代と言われる
- 生の梅には有毒な成分が含まれているため、そのまま食べることはできません
- 加熱、アルコール漬けや塩漬けに加工する
- 梅酒には成熟初期の固い梅が良い
- 梅干し、梅ジャムには完熟して黄色を帯び始めたのが良い
- 果皮が緑色で傷のない物を選ぶ
- 青梅には「シアン化合物」という天然毒素が含まれています。青梅はシアン化合物を含むため、そのまま食べることはできません
- 青梅のシアン化合物は梅干しや梅酒などへの加工・熟成により分解される
- 主成分のクエン酸などが疲労物質を分解してくれる
栄養
クエン酸により唾液の分泌を促進し、胃液などの消化酵素の働きを活発にして食欲を増進
クエン酸やリンゴ酸は代謝を促し、疲労回復が期待できる
クエン酸には殺菌抗菌効果もあると考えられています
選び方
▼青梅の上手な選び方
①果実がふっくらとしているもの
②丸みがあるもの
③果皮に張りがあるもの
④表面に傷や斑点がないもの
※品種によって選ぶポイントが異なる事に注意しましょう
保存方法
- 購入後はすぐに使う
- やむを得ない場合は冷暗所
- 生の梅は傷みやすく、購入した袋のまま常温保存するとすぐにカビが生える
- 冷蔵庫に入れると低温障害を起こし、表面が変形したり、茶色く変色する
冷凍保存(青くて硬いものを使用する」)
①傷が付いている梅を取り除く
②流水で洗い水気をよく切り、キッチンペーパーで水気を拭き取る
③竹串でヘタを取り除く
④冷凍用保存袋に重ならないように入れる
⑤冷凍庫で保存
主な品種群
- 南高(なんこう)
皮が薄くて果肉はやわらかい梅のトップブランド - 小粒南高(こつぶなんこう)
南高の粒の大きさをひと回り小さくした中粒品種 - 古城(ごじろ)
かたく引き締まってフレッシュな香り - 白加賀(しらかが)
大粒で果実の形が美しく、果肉がきめ細かい - 紅映(べにさし)
陽の当たった部分が鮮やかな紅色に染まる - 豊後(ぶんご)
梅とあんずの交雑種 - 鶯宿(おうしゅく)
ながらのかたい梅で力強い香り - 竜峡小梅(りゅうきょうこうめ)
果実のサイズが小さい。カリカリ梅(梅漬け)に加工されることが多い。 - 甲州小梅(こうしゅうこうめ)
竜峡小梅と同じくカリカリ梅用として有名
梅を使った料理
- 青梅のシロップ煮
- 梅酒
- 梅干し
- 梅ジャム
梅の栄養素 食品成分表
うめ(生)
可食部100g当たり
| 栄養素 | 値 | 単位 |
|---|---|---|
| 廃棄率 | 15 | % |
| エネルギー | 33 | ㎉ |
| 水分 | 90.4 | g |
| タンパク質 | 0.7 | g |
| 脂質 | 0.5 | g |
| 食物繊維(総量) | 2.5 | g |
| 炭水化物 | 7.9 | g |
| ナトリウム | 2 | ㎎ |
| カリウム | 240 | ㎎ |
| カルシウム | 12 | ㎎ |
| マグネシウム | 8 | ㎎ |
| リン | 14 | ㎎ |
| 鉄 | 0.6 | ㎎ |
| 亜鉛 | 0.1 | ㎎ |
| 銅 | 0.05 | ㎎ |
| マンガン | 0.07 | ㎎ |
| ヨウ素 | – | ㎍ |
| セレン | – | ㎍ |
| クロム | – | ㎍ |
| モリブデン | 1 | ㎍ |
| ビタミンA(レチノール) | – | ㎍ |
| ビタミンA(β-カロテン) | 7 | ㎍ |
| ビタミンD | – | ㎍ |
| ビタミンE(トコフェロールα) | 3.3 | ㎎ |
| ビタミンK | 3 | ㎍ |
| ビタミンB1 | 0.03 | ㎎ |
| ビタミンB2 | 0.05 | ㎎ |
| ナイアシン | 0.4 | ㎎ |
| ビタミンB6 | 0.06 | ㎎ |
| ビタミンB12 | – | ㎍ |
| 葉酸 | 8 | ㎍ |
| パントテン酸 | 0.35 | ㎎ |
| ビオチン | 0.5 | ㎍ |
| ビタミンC | 6 | ㎎ |
▶ 五大栄養素・ミネラル・ビタミンなどの全体像を知りたい方はこちらもどうぞ
35種類の栄養素一覧表|五大栄養素&ファイトニュートリエントを解説
梅の英語・漢字表記
plum
Japanese plum
Japanese apricot
Ume
梅
★野菜180選★英語・漢字・ひらがなガイド
魚介類の漢字と英語表記一覧表
