牛肉|ヒレ|Tenderloin

 

日本三大和牛とは

「日本三大銘柄牛」 「三大銘牛」 「三大ブランド牛」 ともいわれる
いつ頃、誰によって命名されたかは不明である
どの三銘柄かは公式に決まっていないが、それぞれが三大和牛を名乗っている
 ※和牛とは
  黒毛和種・褐毛和種・無角和種・日本短角種の4品種
  それらの交雑種のことを指す

近江牛
 滋賀県で肥育された「黒毛和種」
 雌牛と去勢された雄牛

神戸牛
 メスでは「未経産(子を産んでいない)雌牛」枝肉重量が270〜499.9kg
 オスでは去勢牛。枝肉重量300〜499.9kg
 脂肪交雑の牛脂肪交雑基準(BMS)値No.6以上

松阪牛
 「黒毛和種」の「未経産(子を産んでいない)雌牛」

参考 → 農林水産省 「特集1 和牛(1)

神戸牛&松阪牛&近江牛 三大和牛食べ比べ(焼肉用・計420g)
 

肉の格付け

「A5ランク」のようにアルファベットと数字の組み合わせで表示される牛肉の「格付」を表すもの
アルファベットは 「歩留等級」
牛一頭からどれだけ肉が取れるかということ
A = 良い 72以上
B = 標準 69~72
C = 悪い 69未満

数字は 「肉質等級」
「脂肪交雑」 「肉の色沢」 「肉の締まりおよびきめ」 「脂肪の色沢と質」の4項目それぞれを1~5の等級で評価し、その最も低い等級で決定される

牛肉の個体識別番号の検索→牛・牛肉のトレーサビリティ

参考→農林水産省「特集2 牛肉(1)

 

牛肉 | ヒレの英語表記

Tenderloin

 

牛肉|ヒレの特徴

  • ヘレ、フィレ、テンダーロインとも呼ばれる
  • ヒレの中の中心部分(約1/4程度)はシャトーブリアンと呼ばれる
  • シャトーブリアンは最高級部位で、牛一頭から約1kgしか取れない
  • ヒレは牛のランクに関わらず柔らかい
  • ヒレは牛肉の女王様と呼ばれている(サーロインは肉の王様
  • ヒレは内臓の内側にありほとんど運動しない筋肉
  • 肉質はきめが細かく柔らかい
  • 脂肪も少ない
  • 希少部位で最も値段が高い部位
  • 脂が少なく変色が早い
 

牛ヒレのくわしい場所

  • サーロインの内側に位置する
牛肉|ヒレ|Tenderloin
 

牛ヒレの細かい部位

ミニョンヒレの 先端 部分
霜降りが多いがスジに囲まれている
ヒレ肉として売られている
シャトーブリアンヒレの 中心 部分
テートヒレの 根元 部分
モモに近い部分
赤身の風味がより強い
サイドマッスルヒレの 側面 部分

 

牛ヒレの適合料理

  • ステーキ
  • 焼肉
  • ローストビーフ
  • しゃぶしゃぶ
  • ヒレカツ
 

牛肉|ヒレの栄養素含有量(食品成分表)

可食部100g当たり

【和牛肉】ヒレ (生) 赤肉

廃棄率0 %
エネルギー207 ㎉
水分64.6 g
タンパク質19.1 g
脂質15.0 g
炭水化物0.3 g
ナトリウム40 ㎎
カリウム340 ㎎
カルシウム3 ㎎
マグネシウム22 ㎎
リン180 ㎎
2.5 ㎎
亜鉛4.2 ㎎
0.09 ㎎
マンガン0.01 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)1 ㎍
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.4 ㎎
ビタミンK4 ㎍
ビタミンB10.09 ㎎
ビタミンB20.24 ㎎
ナイアシン4.3 ㎎
ビタミンB60.37 ㎎
ビタミンB121.6 ㎎
葉酸8 ㎍
パントテン酸1.28 ㎎
ビオチン
ビタミンC1 ㎎
食物繊維(総量)

「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」から引用

 
 

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