サルモネラ食中毒(Salmonella food poisoning)

起因菌

  • サルモネラ属菌

症状

発生期間一年中(7~9月が多い)
潜伏期間6時間~72時間
(通常は12~24時間)
症状下痢
腹痛
吐き気
血便
発熱
備考幼児、高齢者はこの菌に対する感受性が高い
重症の場合は死に至ることもある

汚染源

  • ペット、鳥類、爬虫類、両生類などが保菌している
  • 鶏、牛、豚の腸管内では常在菌として保有している
  • ハエ、ゴキブリ、ネズミなども感染源
  • 手洗いが十分な事により、汚染された手から接触感染
  • 患者が触れたドアノブやテーブルなどから、間接感染

特徴

  • 日本では腸炎ビブリオと並び代表的な食中毒原因菌
  • 人や動物の消化管に生息する腸内細菌の一種
  • 熱に弱い 60度で20分 65度で3分で死滅する
  • 自然の土や水では比較的長く生きる

予防

  • 肉や卵の原材料の汚染に注意する
  • 生肉を食べるのを控える
  • 肉や卵を扱った手や調理器具の消毒、洗浄を徹底する
  • 加熱後の二次感染に注意する
  • 消毒用エタノールに弱い(市販品のほとんどが有効)

まとめ

  • サルモネラ菌は熱に弱いので十分に加熱する
  • 手洗いや調理器具の除菌を徹底する
  • 肉や卵を扱った手や調理器具はその都度洗浄、消毒する
  • 害虫を寄せ付けないようにする
  • ペットを室内で飼っている場合は注意する
  • 生食するときには十分に注意する
  • すぐに食べないときは冷蔵庫で保管する







備考

 

「食中毒」一覧表

サルモネラ菌ボツリヌス菌
腸炎ビブリオセレウス菌
病原大腸菌ノロウイルス
ウエルシュ菌フグ中毒
カンピロバクター貝毒
エルシニア植物性自然毒
リステリア科学性食中毒
ブドウ球菌