12月行事食は「何を食べる?なぜ食べる?」が分かると、年末の献立が一気にラクになります。この記事では冬至・クリスマス・大晦日など主要行事をカレンダーで整理し、由来と定番メニュー、忙しい家庭向けの献立例まで歳時記目線でまとめます。
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12月行事食とは|12月の特徴と食の歳時記
結論から言うと、12月の行事食は
「寒さに備える」
「年の締めくくりを整える」
「新年を迎える準備をする」
という、暮らしのリズムに沿って増えていきます。由来を知っておくと、献立が“ただのイベント料理”ではなく、家族に伝えられる季節の物語になります。
12月ってどんな時期?寒さと年末準備
12月は本格的に寒くなり、体調を崩しやすい時期です。鍋や汁物が増えるのは温かい料理が自然に選ばれやすいからです。さらに、年末は大掃除・年賀・買い出しなど「やること」が増え、料理にかけられる時間が減りがちです。だからこそ、行事食も“手軽に整う定番”が残ってきました。
12月の行事食が増える理由
12月は「節目」が連続します。たとえば冬至で季節の折り返しを意識し、クリスマスで家族の楽しみを作り、大晦日で一年の区切りをつけます。節目には食卓がいちばん分かりやすい演出になるため、行事食が増えていきます。
12月の食文化と家庭の過ごし方
12月の食文化は、豪華さよりも「家族が集まる」「温まる」「縁起を担ぐ」が中心です。
- 温まる:鍋・汁物・おでん
- 集まる:クリスマス・忘年会
- 縁起:年越しそば・鏡餅
この3つを押さえると、12月の献立は迷いにくくなります。
12月行事食カレンダー|行事一覧と食べ物の由来

結論から言うと、12月の行事食は「一年の区切り」と「寒さ対策」が軸です。まずは全体像を早見表で押さえると、献立が迷子になりません。
12月行事一覧早見表|針供養・餅つき・冬至・クリスマス・忘年会・大晦日
※日程は地域や年によって前後します。冬至は天文学的に毎年12月21日か22日ごろです。
※針供養は「12月8日」または「2月8日」に行う地域があります。
| 行事 | 目安の日程 | 定番の食べ物 | 由来を一言で |
|---|---|---|---|
| 針供養 | 12月8日 2月8日 | お事汁など | 道具に感謝し、裁縫の上達や無病息災を願う |
| 餅つき | 12月 中旬〜下旬 | つきたて餅、のし餅、鏡餅 | 正月に向けて餅を用意し、ハレの日を整える |
| 冬至 | 12月21日 22日ごろ | かぼちゃ 「ん」のつく食べ物 | 体を整え、運を呼び込む願掛け |
| クリスマス | 12月24日 25日 | チキン 洋食 ケーキ | 家族で楽しむ“年末イベント食”として定着 |
| 忘年会 | 12月下旬 | 鍋料理 オードブル | 一年の労をねぎらい、集まりやすい料理が選ばれる |
| 大晦日 | 12月31日 | 年越しそば | 一年の厄を断ち切り、新年に願いをつなぐ |
この表を見ながら「我が家はどれをやるか」を決めるだけで、12月の献立はほぼ固まります。
行事食の選び方|家族向けとお品書き向け
行事食は、全部やらなくてOKです。選び方はこの3つで十分です。
- 家族が喜ぶか(食べやすいか)
- 当日の手間が重くないか(年末は特に)
- 由来を一言で説明できるか(子どもが食べる理由が分かる)
家族向けのコツ
- 「温かい」「食べやすい」「後片付けがラク」を優先
- 例:冬至はかぼちゃ+汁物、大晦日はそば+簡単な一品のように“型”を作る
お品書き向けのコツ(来客・行事の席)
- 料理名の横に、由来を一行添えるだけで雰囲気が出ます
- 例:「冬至南瓜(無病息災を願って)」のように短くまとめる
針供養の行事食|お事汁の由来と文化

結論から言うと、針供養は「道具を休ませ、いたわる日」です。12月8日または2月8日に行われる地域があり、農作業や針仕事の「事納め・事始め」にも重なります。
この日に食べられるお事汁は、寒い時期の体を温めつつ、厄よけの意味も込められてきました。
針供養とは何か
折れたり曲がったりして使えなくなった針を神社仏閣に納め、感謝を伝える行事です。昔は「針仕事を休む日」として位置づけられ、年末年始へ向けて生活を整える節目にもなっていました。
お事汁とは|具材と地域差
お事汁は、みそ仕立ての具だくさん汁として語られることが多く、地域によって具材は変わります。東日本の「事八日」では、厄神や妖怪が家を訪れるとされ、身を慎み、魔よけとしてお事汁を食べる風習も紹介されています。
家庭で再現するなら、難しく考えずに「冷蔵庫の根菜+豆腐+きのこ」で十分です。具が多いほど“行事食っぽさ”が出ます。
献立例|丁寧な暮らしの一汁一菜
忙しい主婦向けに、手間を増やさず“整って見える”型です。
- 主菜:焼き鮭または塩さば
- 汁物:お事汁(根菜・きのこ・豆腐の味噌汁でOK)
- 副菜:浅漬け、または小鉢(ほうれん草のおひたし等)
- 主食:ごはん
餅つきの行事食|鏡餅・のし餅・つきたて餅の楽しみ方

結論から言うと、餅つきは「正月に向けて“ハレの食”を整える準備」です。つきたてを楽しむ日でもあり、鏡餅やのし餅の“仕込み”でもあります。
餅つきの意味と由来
年末に餅を用意するのは、新年に迎える年神様(としがみさま)へのお供えや、家族の無事を願う流れと結びついています。鏡餅は年神様を迎えるための依り代(よりしろ)としてお供えする、と説明されることがあります。
つきたてのお餅|定番トッピングと食べ方
つきたて餅は「温度」と「水分」が命なので、用意はシンプルが正解です。
定番トッピング
- きなこ(砂糖+塩ひとつまみで味が締まる)
- あんこ(粒あんでもこしあんでもOK)
- からみ餅(大根おろし+醤油、好みで七味)
- 磯辺(醤油+焼き海苔)
- 雑煮(地域の味に寄せると“行事感”が出る)

現役和食調理師のヒント
つきたては乾きやすいので、取り分けたら表面を乾かさない(ラップや蓋)。味付けは「甘い・しょっぱい」を2種類用意すると飽きない
鏡餅とのし餅の違い
ざっくり言うと、鏡餅=お供え用/のし餅=配る・切り分ける用です。
- 鏡餅:丸い餅を重ねて供えます。形は昔の鏡(銅鏡)に由来する、と説明されています。
- のし餅:大きくのばして固め、後から切り分けやすい形。切り分けて配ったり、保存食として使ったりしやすいのが利点です。
なお、餅の形(丸餅・角餅)は地域差があり、歴史的背景も含めて紹介されています。▶農林水産省「地域で違う餅の形」
餅の保存方法|常温・冷凍のコツ
結論:すぐ食べない分は冷凍がいちばん失敗しません。
常温(当日〜翌日向け)
- 乾燥しないように包む(ラップ+袋)
- 暖房の効いた部屋は乾きやすいので避ける
冷凍(数週間〜向け)
- 1回分ずつ小分け→くっつかないように包む
- 食べるときは「焼く」か「煮る」に寄せると食感が戻りやすい
(レンジのみだとベタつきやすいので、仕上げにトースターで軽く焼くのも手)
冬至の行事食|かぼちゃと柚子湯と「ん」のつく食べ物

冬至は、いちばん夜が長い節目の日。寒さが本格化する時期だからこそ、体を温める食べ方や、無病息災を願う風習がまとまって残っています。
冬至はいつ?何をする?
冬至は二十四節気のひとつで、太陽がいちばん低くなる日(=昼が最も短い日)です。国立天文台の暦要項では、2025年の冬至は12月22日5時50分とされています。参照▶ エコサイト
この日にやることは家庭だとだいたい次の3つが定番です。
- かぼちゃなど「栄養のあるもの」を食べる
- 「ん」のつく食べ物で縁起担ぎ(運を呼ぶ)
- 柚子湯で体を温め、邪気払いの気分で締める
かぼちゃを食べる由来
冬至にかぼちゃを食べる理由は、保存がきく栄養食だったから。昔は冬に野菜が不足しがちなので、貯蔵で甘みが増すかぼちゃは理にかなった“冬の味方”でした。さらに、かぼちゃの別名「なんきん」は「ん」がつくため、「運(うん)」に通じる縁起物としても語られます。

現役和食調理師のヒント
煮物(だし+しょうゆ+みりんで薄めに。翌日が一番おいしい)
かぼちゃの味噌汁(玉ねぎor油揚げが相性◎)
ほうとう風(忙しい日は“うどん+かぼちゃ”で冬至感が出ます)
冬至の七種|「ん」のつく食べ物一覧
「ん」が2つ付くと“運が重なる”とも言われ、冬至の七種としてよく挙げられます。
- なんきん(南瓜)→かぼちゃを詳しく知る
- れんこん(蓮根)
- にんじん(人参)
- ぎんなん(銀杏)
- きんかん(金柑)
- かんてん(寒天)
- うんどん(饂飩=うどん)
全部そろえなくてOKです。家族向けなら「かぼちゃ+にんじん+れんこん」を汁物に入れるだけで十分“冬至っぽい”献立になります。
小豆粥(冬至粥)の意味
地域によっては、冬至に小豆粥(冬至粥)を食べる風習があります。小豆の赤は魔除け・厄除けの象徴として語られ、健康祈願と結びついてきました。北海道の農政事務所の資料でも、冬至や時期が重なる行事で小豆粥が伝承されてきたこと、かぼちゃを加える家もあることが紹介されています。
簡単な冬至粥
- ごはん(または米)+ゆで小豆(無糖)+塩少々
- 余裕があれば「角切りかぼちゃ」を一緒に煮ると“冬至感”が強くなります
柚子湯とこんにゃくの風習
柚子湯は体を温める意味に加えて、語呂合わせ(柚子=融通/冬至=湯治)や、香りで邪気を払う考え方が語られます。
こんにゃくは、群馬など北関東で冬至に食べる風習が残っており、かぼちゃやこんにゃくを入れた「冬至うどん」の形で伝わっています。年末前に“整える”意味合いで、こんにゃくを一品足すのも相性がいいです。
冬至の簡単献立例|忙しい家庭向け
献立例1
- かぼちゃの煮物
- れんこんのきんぴら(またはにんじんしりしり)
- 柚子皮を少し浮かせた味噌汁(香りだけで季節感が出ます)
献立例2
- 冬至うどん(うどん+かぼちゃ+こんにゃく+にんじん)
→ これだけで「ん」食材をまとめて回収できます。
冬至の献立は、旬の野菜を選ぶだけで味が決まりやすく、失敗もしにくいです。「今日は何を足そう?」と迷ったら、12月の旬野菜を上から眺めて、かぼちゃに合う副菜を1つ足してみてください。翌日の作り置きにもつながります。▶12月|旬の野菜と果物【一覧表】
クリスマスの行事食|チキン・洋食・ケーキの食文化

結論から言うと、日本のクリスマス行事食は「家族や友人で楽しむパーティー食」として定着しています。宗教行事というより、年末イベントとして“分かりやすいごちそう”が選ばれやすいのが特徴です。
日本のクリスマス行事食の特徴
日本のクリスマスは、家庭での過ごし方がわりと型化しています。
- メインはチキン(ローストやフライド)
- 〆はクリスマスケーキ(定番は生クリーム系)
- 料理は洋食寄り(サラダ、グラタン、ピザなど)
特に「クリスマスにチキン」は日本独自の定番として語られ、1970年代のキャンペーンが広まった背景としてよく紹介されます。
チキン|選び方と温め方
チキンは買い方で失敗が減ります。
選び方のコツ
- 家族向けで外しにくいのは「骨付きもも」か「ローストチキン」
- 子どもが食べやすいのは「から揚げ」「ナゲット系」
- 当日バタつくなら、前日購入→当日温め直しが現実的
温め方の基本(パサつかせない)
- レンジだけだと水分が飛びやすいので、最後にトースターやオーブンで表面を整える
- 乾きやすい部位は、ホイルで軽く覆って温めると失敗しにくい
食中毒の注意(ここは大事)
鶏肉は中心まで十分に加熱が必要です。目安として「中心部75℃で1分以上」でカンピロバクターなどのリスクを下げられます。温め直しでも同じで、「中まで熱い」を必ず確認してください。▶食品安全委員会「カンピロバクターによる食中毒」
パーティーメニュー|オードブルの組み立て
迷ったら、オードブルは「役割」で組むと一気に整います。
- 主役:チキン(焼くor買う)
- 野菜:サラダ(彩りは赤黄緑で十分)
- 炭水化物:ピザorパンorグラタン(子どもが喜ぶ枠)
- 温かい一皿:スープorポトフ(冬らしさ担当)
- 〆:ケーキ
ポイントは「温かい皿を1つ入れる」こと。テーブルの満足度が上がります。
クリスマスケーキとシュトーレンの違い
どちらもクリスマスの定番ですが、性格が違います。
- クリスマスケーキ:当日食べるお祝いのケーキ。日本ではクリスマスケーキ文化が早くからあり、不二家は1910年にクリスマスケーキ発売を記録しています。
- シュトーレン:ドイツの伝統的なクリスマス菓子パン。起源は14世紀のドイツにさかのぼる説が紹介されます。日持ちしやすいのは、バターや砂糖で表面をコーティングする製法が理由として解説されています。
家庭だと「ケーキは当日」「シュトーレンは少しずつ」が相性いいです。
時短で整う献立例|家族向け
献立例1
- チキン(購入)
- カットサラダ+ミニトマト+チーズ
- グラタン(冷凍でもOK)
- ケーキ
献立例2
- オーブン焼きチキン(下味だけして焼く)
- ポトフ(切って煮るだけ)
- パン
- いちご+生クリーム系の簡単デザート

現役和食調理師のヒント
「切る→焼くor煮る」だけの料理を選ぶと年末でも続きます。
オイシックス等のミールキット活用
忙しい家庭はクリスマスを“全部手作り”にしなくて大丈夫です。オイシックスのミールキットやデリ、スーパーのオードブルを使うときは、次の順で選ぶと失敗しにくいです。
- 主役(チキン)は外さない
- 彩り(サラダ)を足す
- 温かい皿(スープorグラタン)を1つ入れる
- 〆(ケーキ)で締める
この4点セットにすると、買い物も片付けもラクなのに、食卓はちゃんとイベントになります▶Oisix(オイシックス)は本当に便利?料金・味・デメリットを調理師が徹底評価
忘年会の食べ物|12月イベントと鍋料理

結論から言うと、忘年会の食卓は「みんなで同じ鍋を囲む」「温かくて準備がラク」「好き嫌いに対応しやすい」この3点で決まります。年末は忙しいので、“段取りが簡単で失敗しにくい料理”が自然と選ばれてきました。
忘年会とは|年末イベントの由来
忘年会は「その年の苦労を忘れて、新年を迎えるための宴」という考え方で説明されます。源流としては、室町期の『看聞日記』に「歳忘(としわすれ)」に触れる記述がある、という紹介があります。また、明治後期には夏目漱石『吾輩は猫である』に「忘年会」という語が登場し、この頃には世間に定着していた可能性が語られています。
鍋料理が選ばれる理由
忘年会で鍋が強い理由はシンプルです。
- 温まる:冬の集まりに合う
- 段取りがラク:切って入れるだけで成立
- 満足度が高い:具で調整でき、締めまで作れる
- 会話が途切れにくい:取り分けながら自然に盛り上がる
鍋が庶民の冬の食として広がっていった背景(火鉢・七輪の普及など)を江戸期に結びつけて説明する記事もあります。つまり鍋は「冬の合理」です。
家庭の忘年会メニュー例
迷ったら、鍋+つまみ2品+締めの型がいちばん失敗しません。
王道(家族向け)
- 寄せ鍋(鶏・白菜・長ねぎ・きのこ・豆腐)
- つまみ:枝豆/冷奴/漬物など“開けるだけ”枠
- 締め:雑炊 or うどん
ちょっとごちそう(大人向け)
- すき焼き or しゃぶしゃぶ
- つまみ:刺身(盛るだけ)+サラダ(切るだけ)
- 締め:うどん or 雑炊

現役和食調理師のヒント
具材は「肉 or 魚介」「豆腐」「きのこ」「葉物」の4カテゴリがそろうと、栄養も見た目も整います。締めを先に決めると、だし・味付けがブレません(雑炊なら薄め、うどんなら少し濃いめ)
大晦日の行事食|年越しそばの由来とごちそう

大晦日は一年の締めくくりの日で、「晦日(みそか)=月末」のうち、いちばん大事な年末を「大晦日」と呼びます。昔は新年の神様を迎える準備をする日として、夜通し祈る風習(年籠り)もあったとされます。だからこそ食卓も、「区切り」と「縁起」を意識した料理が選ばれやすいです。
大晦日とは|一年の締めくくりの文化
大晦日は、掃除や正月準備を終え、心身を整えて新年を迎える節目です。行事としては除夜の鐘や年越しの祓(はらえ)などが語られ、厄を払い、翌年を清々しく迎える意味合いが強い日です。
年越しそばの由来と意味
年越しそばは理由が1つではなく、いくつかの説が重なって残っています。代表的なのは次の2つです。
- そばは切れやすいので「一年の厄や苦労を断ち切る」
- 麺が細く長いので「長寿を願う」
いつ食べるかは家庭差が大きく「新年を迎える前に食べるのが前提だが、夕食時や除夜の鐘を聞きながらなど正解は一つではない」と整理されています。
海老天など具材の意味と選び方
年越しそばの具は、縁起と食べやすさで選べばOKです。意味づけの例としては、以下がよく紹介されています。
- 海老:腰が曲がるまで長生き=長寿祈願
- 紅白かまぼこ:めでたさの象徴
- ねぎ:ねぎらい等の語呂合わせとして紹介される

現役和食調理師のヒント
調理師のコツとしては、具を盛りすぎないほうが失敗しません。天ぷらをのせるなら、そばつゆは少し濃いめにして「油に負けない味」に寄せると満足度が上がります。
そば以外のごちそう例|寿司・かに鍋・すき焼き
家族の好みや人数で、年越しの食卓は変えて大丈夫です。
- 寿司:盛るだけで“ごちそう感”が出る
- かに鍋:年末らしさと非日常感が出る
- すき焼き:大人も子どもも満足しやすい
ポイントは「主役を1つ決めて、あとは軽く」にすること。大晦日はやることが多いので、作り込みすぎないほうが続きます。
年末は「何を食べるか」よりも、買い出しの手間でつまずきがちです。
魚介を“ごちそう枠”にしたい方は、下処理つきで届く定期便という選択肢もあります。▶サカナDIYレビュー総まとめ|届いた魚・鮮度・メリット・デメリットを全解説
年末に気をつけたい保存と食中毒
年末は買いだめしがちなので、ここだけは意識してください。
- 肉は中心まで加熱(目安は中心温度75℃で1分以上)
- 加熱後も油断しない(置きっぱなしを避け、早めに冷蔵へ)
- 刺身やカニなど生ものは「購入→当日中」が基本。翌日に回すなら温度管理を徹底
特に鶏肉は加熱不足による食中毒が多いと注意喚起されています。
12月の季語・古称|献立に季節のストーリーを添える

結論から言うと、献立に「季語」や「古称」を1つ足すだけで、同じ料理でも“季節の行事食”に見えます。ここでは、そのまま貼れる一覧表を用意します。
12月の和風月名|師走(しわす)の意味
12月の和風月名は師走(しわす)。国立国会図書館の「日本の暦」では「師匠といえども趨走(すうそう、走り回る)する月」と説明されています。由来は諸説ありますが「年末はとにかく慌ただしい月」というニュアンスは共通です。
12月の異名|その他の呼び名
師走以外にも、12月には異名があります。代表例を「意味つき」でまとめます。
| 12月の呼び名 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 極月 | ごくげつ | 一年が極まる最後の月 |
| 除月 | じょげつ | 古いものを“除く”月 (年末の清めのイメージ) |
| 春待月 | はるまちづき | 春を待つ月 (冬の終盤の気分) |
| 限月 | かぎりづき | 節目、区切りの月 |
| 暮歳 | ぼさい | 年の暮れの月 |
12月の季語一覧|冬至・柚子・年の瀬・年越し
12月は「年の瀬」と「冬の行事」が季語になりやすい月です。食に寄せやすい季語を中心に、カテゴリ別でまとめます。
| カテゴリ | 季語(例) | 説明 |
|---|---|---|
| 年末の気配 | 年の暮 年の瀬 | 年末の押し詰まった感じ |
| 年末行事 | 煤払い | 正月を迎えるための清め (大掃除の原型) |
| 冬の節目 | 冬至 一陽来復 | 一年で昼が最も短い頃 冬至にまつわる語 |
| 大晦日 | 除夜の鐘 | 大晦日の夜 百八の鐘を撞く風物 |
お品書きに使える書き方例
- 冬至南瓜(無病息災を願う冬至のならわし)
- 柚子香る味噌汁(冬至の頃、香りで季節を楽しむ)
- 年の瀬の鍋仕立て(押し迫る年末に、温まる一献)
- 煤払いの一皿(新年を迎える前の“清め”の献立)
- 除夜のそば(往く年を送り、来る年を迎える)
12月の英語表記|Decemberと和風月名の説明
結論から言うと、12月は英語で December。日本の文脈(師走・年末の慌ただしさ)まで説明できると、本文やお品書きに“ストーリー”が出ます。
Decemberの発音記号と読み方
- December(12月)
発音記号:/dɪˈsɛmbɚ/(米語の例)
読み方の目安:ディセンバー(「セ」に軽くアクセント)
12月に使う英語フレーズ例
年末にそのまま使える“定番”だけを厳選します。
あいさつ(カード・SNS・メール)
- Happy Holidays!(宗教色が薄く万能)
- Season’s Greetings.(少し丁寧)
- Merry Christmas!(クリスマス当日寄り)
- Happy New Year!(年末〜年始)
- Wishing you a wonderful holiday season and a strong start to the new year.(一文で締まる)
本文に差し込みやすい言い回し
- at this time of year(この時期は〜)
- the holiday season(ホリデーシーズン)
師走を英語で説明する言い方
「Shiwasu」は固有名詞として Shiwasu (師走) と書き、意味を一言添えるのが読みやすいです。
師走の由来は諸説ありますが、「年末の仏事で僧侶が忙しく走り回る月」という説明が広く紹介されています。
使える例文(コピペOK)
- In Japan, December is also called “Shiwasu (師走),” the month when people get very busy at the year-end.
- “Shiwasu” literally suggests a busy season in December, traditionally linked to year-end Buddhist events.
12月の草木茶花|食卓で楽しむ季節のしつらえ

結論から言うと、12月のしつらえは「赤(実・花)+常緑(松など)+香り控えめ」にすると、食卓が一気に年末らしくなります。大げさな飾りより、小さく一輪がいちばん上品です。
12月の草木茶花の例
12月に使いやすい草木茶花を、食卓向けにまとめます。
| 草木茶花 | 12月らしさ | 食卓での使い方 |
|---|---|---|
| 椿(つばき) | 冬の代表花 | 1輪だけ、背を低く |
| 山茶花(さざんか) | 冬の花・やさしい雰囲気 | 小枝を短くして挿す |
| 水仙(すいせん) | 凛とした冬感 | 香りが強いので少量に |
| 南天(なんてん) | 赤い実=年末感 | 実ものを数本だけ |
| 千両・万両 | 正月前の縁起感 | 玄関or食卓の端に控えめに |
| 松(まつ) | 正月準備の象徴 | 葉もの扱いで“引き締め役” |
茶花としては「椿・山茶花・水仙・松・南天」などが冬の例として挙げられています。
食卓に飾るときのポイント
食卓は「料理が主役」なので、飾りは控えめが正解です。
- 高さは低く:料理の向こう側が見える高さ(目安:器+10〜15cm以内)
- 量は少なく:1種〜2種まで(花+実、花+葉、など)
- 香りは控えめ:水仙など香りが強い花は本数を減らす
- 色は2色まで:赤(実や花)+緑(常緑)で十分“12月”になります
「買うなら実もの(南天・千両)+小花(山茶花)」の組み合わせが、安くて失敗しにくいです。
子どもに話せる由来小ネタ
会話に使える“ひとことネタ”です。
- 南天(なんてん):「“難を転じる”って書くから、縁起がいい木なんだよ」
- 松竹梅(しょうちくばい):「松は冬でも緑、竹はまっすぐ強く、梅は寒いのに咲く。だからおめでたいんだよ」
- 椿・山茶花の見分け:「花びらが散るのが山茶花、花ごと落ちるのが椿って言われるよ」
12月の旬食材|野菜・果実・魚介類で行事食がもっとおいしく

12月の旬食材を選ぶコツ
結論、「寒さで甘みが増す冬野菜」+「香りの柑橘」+「冬が旬の魚介」を押さえると、行事食が一気に“季節の味”になります。冬野菜は寒さに耐えるため糖を蓄え、甘みを感じやすいのが特徴です。
- 鍋・汁物に合う食材を優先(白菜・大根・長ねぎ・たら等)
- 香りで季節感を出す(柚子、みかんの皮、ゆず胡椒など)
- 魚介は「旬=脂・旨味」(寒ブリ、牡蠣、鱈などは冬においしさが乗りやすい)
12月旬の食材~野菜・果実~
野菜(鍋・煮物で主役になりやすい)
- 白菜、ほうれん草、大根(冬野菜の代表)
- 長ねぎ、春菊、水菜、小松菜
- れんこん、ごぼう、かぶ、にんじん
- ブロッコリー、カリフラワー
※産地や栽培方法で前後しますが、「甘みが増す冬野菜」は12月の献立に使いやすいです。
果実(年末らしさが出る“香りと彩り”)
- みかん(温州みかん)
- りんご
- 柚子(黄ゆずは11月頃に旬。12月は冬至や年末の香りづけに相性◎)
- いちご(12月にも出荷が多く、クリスマス時期のデザートに使いやすい)
12月旬の食材~魚介類~
12月は「鍋」「焼き物」「お刺身」のどれでも満足度が高い魚介が揃います。
- 鱈(マダラ):12月~2月が漁の最盛期の目安。鍋・汁物に鉄板。
- 牡蠣:東京市場では10月~冬に流通が本格化し、秋冬(特にこれから2月頃まで)がおいしい時期として紹介されています。
- 鰤(寒ブリ):12月~2月頃が旬の目安として「寒ブリ」と呼ばれます。
- かに、ふぐ、あんこう、かれい等(地域・解禁で旬が変わるので、購入先の産地表示を見るのがコツ)
旬食材で作る行事食アレンジ例
- 冬至:かぼちゃの煮物+柚子皮を少し/柚子湯ついでに“柚子香る味噌汁”
- 忘年会(家の鍋):白菜+長ねぎ+鱈で寄せ鍋(締めは雑炊)
- 大晦日:年越しそばの具に「海老天」だけでなく、旬の「きのこ・ねぎ」を足して満足度アップ
- クリスマス:サラダにみかん、デザートにいちご(季節感が出て“年末の特別感”が整う)
行事食は由来を知ると楽しくなりますが、最後に効いてくるのは“食材の旬”。旬の野菜と魚介を押さえるだけで、同じ鍋でも香りと旨味が変わります。12月の旬一覧を見ながら、家の定番献立を年末仕様に整えましょう。
よくある質問
- Q12月行事食は何から準備すればいい?
- A
まずは「家でやる行事を3つに絞る」とラクです。おすすめは 冬至/クリスマス/大晦日。
次に、各行事で“主役だけ”決めます。- 冬至:かぼちゃ(+柚子)
- クリスマス:チキン(+ケーキ)
- 大晦日:年越しそば
副菜は、汁物やサラダなど「いつもの一品」で十分です。
- Q冬至の「ん」のつく食べ物は全部食べる必要がある?
- A
必要ありません。縁起担ぎなので、1〜2個入っていればOKです。
おすすめは、入れやすい にんじん/れんこん/うんどん(うどん)。汁物やうどんに入れるだけで冬至感が出ます。
- Q年越しそばはいつ食べるのが正解?
- A
家庭によって違いますが、基本は「新年を迎える前に食べる」でOKです。
夕食で食べても、夜更かししながら食べても問題ありません。大事なのは、家族が無理なく続けられる時間にすることです。
- Q行事食の由来を子どもに伝えるコツは?
- A
長い説明はいりません。一言+気持ちで伝えると刺さります。
- 冬至:かぼちゃを食べて、寒い冬を元気に過ごそうね
- クリスマス:今日はみんなで楽しいごはんの日だね
- 大晦日:一年おつかれさま。来年も元気に過ごそうね
「何のために食べるか」が伝われば十分です。
- Q忙しい年末でも行事食を続ける時短方法は?
- A
コツは「全部作らない」と「型を固定する」です。
- 主役は買う(チキン・寿司など)
- 汁物を具だくさんにして栄養をまとめる
- クリスマスは“チキン+サラダ+温かい一皿”の3点セット
- 大晦日は“そば+一品”で終わらせる
毎年この型にしておくと、年末の負担が激減します。
まとめ
12月の行事食は、冬至・クリスマス・大晦日など節目ごとに「由来」と「定番」を押さえると迷いません。全部やろうとせず、主役だけ決めて旬食材を足すのがコツです。まずは冬至のかぼちゃ、クリスマスのチキン、年越しそばから、今年の食卓を整えてみてください。
参考資料(公的機関)
▶農林水産省特設サイト おいしい和食のはなし。|農林水産省
▶ 農林水産省「冬の行事と料理」
▶農林水産省「食中毒予防:お肉はよく加熱して食べよう」
▶農林水産省「冬に旬を迎える野菜って?」

