7月の食の歳時記|行事・食べ物・季語・草木茶花まとめ

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7月の食の歳時記では、七夕や土用の丑の日などの行事と行事食、夏の旬の食材、草木茶花や季語についてまとめました。暑さが本格化する時期、旬の食材で夏バテ予防をしながら季節を楽しみましょう。

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7月の旬の魚介類  ウナギのかば焼き
7月の旬の魚介類であるウナギはかば焼きがおすすめ。土用の丑の日に食べます。
 

食の歳時記|7月の概要・特徴

夏本番を迎え、強い日差しが照りつける7月。七夕や土用の丑の日など、季節の節目となる行事が多い時期です。
スイカやトマト、とうもろこしなどの夏野菜に加え、ウナギやアジなどの魚介類も豊富に出回ります。暑さに負けない体づくりのために、旬の食材を上手に取り入れましょう。

 

7月の主な行事と行事食

行事日付行事食
七夕7月7日そうめん
ちらし寿司
オクラ
土用のウナギ夏の土用の丑の日うなぎ
「う」のつく食べ物
半夏生7月2日頃たこ
焼き鯖
うどん
海の日7月の第3月曜日

7月には七夕や土用のウナギの日があります。

  • 七夕
    毎年7月7日に行われる七夕は、織姫と彦星が年に一度だけ天の川で再会するという伝説に基づく行事です。
  • 土用のウナギの日
    夏の土用の期間中の丑の日にあたる日で、2025年は7月24日と8月5日。この日は、暑さに負けないよう滋養をつけるためにウナギを食べます
  • 半夏生
    七十二候の一つで、毎年7月2日頃にあたります。農作業の節目とされ、地域によって以下のような食べ物が楽しまれます。
  • 海の日
    7月の第3月曜日に制定された祝日
 

7月|旬の食材~野菜・果実

7月の旬の野菜 - 栄養豊富な縞綱麻 モロヘイヤ (Jew's mallow)

モロヘイヤ

全体的に栄養価が極めて高く「野菜の王様」(ムルキーヤ)の異名を持つ。アクが強いので火を通して食べる。新鮮なうちに茹でるのが美味しく食べる秘訣。

日本での旬は6月から10月。輸入物やハウス栽培で年中市場に並ぶ

パプリカ

国産は7月から出荷される。ビタミンCが豊富で加熱によるビタミンCの損失が少ないのが特徴。パプリカは苦味や青臭さが無く、果物のような甘味があり、焼いてもおいしい。

7月から旬が始まる野菜 - 目箒バジル(basil)

バジル

トマトとの相性が良く、イタリア料理には欠かせない。香りの元は「リナロール」リナロールにはリラックス効果、集中力を高める効果がある。

【保存版】7月|旬の野菜と果物【一覧表】 – japanese-food.net
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7月は夏野菜が出回り始め、おいしくなっていきます。梅雨が明け、夏が到来。7月は夏休みがあり、人の動きが活発になります
https://japanese-food.net/top-page/seasonal-ingredients-table/july-vegetables-and-fruits/
 

7月|旬の食材~魚介類~

7月から旬が始まる魚介類|新子 しんこ

新子

「このしろ」は出世魚ですが、大きくなるにつれて価値が下がるため、シンコが一番高価です

7月から旬が始まる魚介類|剣先烏賊

剣先烏賊

焼いても煮ても身が硬くならない。柔らかく上品でクセのない味が特徴で他の烏賊よりも旨味が強い。佐賀県唐津市の「呼子イカ」山口県萩市の「須佐男命(すさみこと)イカ」などブランドがある。触って色が変わるようなら鮮度は良いと言える。

7月から旬が始まる魚介類|𩸽 ほっけ(Atka mackerel)

𩸽(ほっけ)

干物の流通が多い。干物のほとんどはロシア産。流通の発達により生で出回ることが増えた魚。生食ではアニサキスなど寄生虫に注意する事が鉄則。

7月|旬の魚介類 一覧表【保存版】 – japanese-food.net
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7月。夏の訪れを知らせる鮎が旬になり、海水魚では太刀魚や穴子が旬を迎えます貝類では蜆や鮑、海鞘などが旬です
https://japanese-food.net/top-page/seasonal-ingredients-table/july-seafood/
 

7月|草木茶花の楽しみ方

7月は夏本番に向けて、太陽の光を浴びて元気に咲く花々が増える季節です。
ヒマワリや朝顔、百合などが鮮やかに咲き、夏の訪れを告げます。
「ヒマワリ」は夏の象徴として親しまれ、「朝顔」は涼しげな風情を演出します。

ひまわり

夏を代表する花「ひまわり」。花言葉は 「あなたを見つめる」「光輝」 
和名で「向日葵」「日廻り草」「日輪草」「日車」「天竺葵」などとも呼ばれます。

朝顔(あさがお)

日本古来から親しまれている草花。耐寒性が弱い。耐暑性があり、育てやすい植物で初心者におススメ。花言葉は「朝の輝き」

真夏の日差しのもと、鮮やかに咲く花々が目を楽しませる7月。
ヒマワリや朝顔、百合などが見ごろを迎え、夏の風情を感じることができます。
このページでは、7月に楽しめる草木茶花の種類や特徴を一覧で紹介します。

富士撫子ふじなでしこともえ草ともえそう姫紫苑じめしおん三白草さんぱくそう
金糸梅きんしうめ宗旦むくげそうたんむくげ河原撫子かわらなでしこ祇園守木槿ぎおんもりむくげ
白玉百合しらたまゆり唐糸草からいとそうみすのうちふくべ
合葛あいくず夏萩なつはぎ雁皮がんぴつゆ草つゆくさ
仙翁せんせんやぶ茗荷やぶみょうが夏櫨なつはぜ槿あさがお
桔梗ききょう昼顔ひるがお夏菊なつぎく浜撫子はまなでしこ
千鳥草ちどりぐさ夏藤なつふじ水引草みずひきそう秋海棠しゅうかいどう
為朝百合ためともゆり鬼百合おにゆり虎の尾うとらのお鹿の子草かのこぐさ
われもこうくずハス仙翁花せんのうげ
糸薄いとすすき縞薄しますすき姫菖蒲ひめしょうぶねむの木ねむのき
半夏生はんげしょう   
参照俳句季語ナビ
 

7月|季語・古称について

7月は本格的な夏が訪れ、太陽の光が降り注ぐ季節です。
「文月(ふみづき)」という古称は、七夕の短冊に願いを書く風習に由来するといわれています。
季語には「土用」「夏祭り」「花火」などがあり、暑さを楽しむ日本の風物詩が表現されています。

麦湯

現在の麦茶の事を指す。江戸時代では庶民の飲み物として流通。冷やして飲むようになったのは冷蔵庫が普及した昭和30年頃だといわれる

冷や麦

太さが1.3ミリ~1.7ミリ未満の麺。そうめんと原料は同じ。日本では冷やして食べることが多く、清涼感を求めて夏の麺料理に用いる。

太陽が輝き、夏の風情が色濃くなる7月には、多くの季語や古称があります。
文月、土用、夏祭り、花火など、日本の夏を彩る言葉が古くから親しまれています。
このページでは、7月の季語・古称について一覧で紹介します。

文月ふみつき新月しんげつ涼月りょうげつ七夕月たなばたづき
相月そうげつ蘭月らんげつふづき文披月ふみひろづき
女郎花月しおみなえしづき秋初月あきはづき餞月せんげつ餞暑せんしょ
蘭秋らんしゅう肇秋ちょうしゅう盆秋ぼんしゅう桐秋しとうしゅう
上秋じょうしゅう夷則いそく蓐収じょくしゅう首秋しゅしゅう
土用どよう夏祭りなつまつり祇園会ぎおんえ川開きかわびらき
ほおずき市朝顔市あさがおいち灯篭流とうろうながし船遊ふなあそび
川床かわどこ氷室ひむろ灯篭とうろう花火はなび
天の川あまのがわ銀河ぎんが織姫星おりひめぼし彦星ひこぼし
流れ星ながれぼし百合ゆり梶の葉かじのは夏菊なつぎく
朝顔あさがお小暑しょうしょ大暑だいしょ盂蘭盆うらぼん
冷や麦ひやむぎ冷素麺ひやそうめん心太ところてん麦湯むぎゆ
炎天えんてん日盛りひざかり打ち水うちみず暑中見舞しょちゅうみまい
参照俳句季語ナビ
 

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