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目次
ビタミン Aの英語表記
Vitamin A
栄養素の英語表記一覧表
★野菜180選★言語学習者のための英語・漢字・ひらがなガイド
ビタミンA とは ~特徴~
- 脂溶性ビタミン(油と一緒に摂取すると吸収率が上昇する)
- 動物性食品は ビタミン A(レチニル脂肪酸エステル)
- 植物性食品はβ-カロテン(カロテノイド)
- β-カロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変わる
- ビタミン Aは肝臓に大量に貯えられている
- 体のなかに入ったビタミン Aのほとんどは肝臓に蓄えらる
- 食生活が欧米化した現在では、ビタミン Aが欠乏することはほとんどない
- 体内で合成できない
働き
- 薄暗いところで視力を保つ働きがある(夜盲症を防ぐ)
- 皮膚の新陳代謝を促進する効果がある
- 皮膚、のど、鼻、消化器官の粘膜の抵抗力を強くする(正常にする)
ビタミン Aが不足すると(欠乏症)
長期にわたってタンパク質とカロリーが重度に欠乏した状態である人によくみられる
- 乳幼児では角膜乾燥症から失明に至ることもある
- 小児および妊娠女性では眼球乾燥症が見られる
- 成人では夜盲症を発症する
- 粘膜上皮の乾燥などから感染症にかかりやすい
- 成長阻害、神経系の発達抑制
- 皮膚の乾燥・肥厚・角質化
- 免疫能力の低下
ビタミン Aを取りすぎると(過剰症)
通常の食生活での過剰症はないがサプリメントによる過剰摂取に注意する
過剰摂取による健康障害が報告されているのは、サプリメントあるいは大量のレバー摂取などによるものである
- ビタミン A の過剰摂取による臨床症状では頭痛が特徴的である
- 急性毒性では脳脊髄液圧の上昇がある
- 慢性毒性では頭蓋内圧亢進、皮膚の落屑、脱毛、筋肉痛が起こる
参考HP→脂溶性ビタミン-厚生労働省
βカロテン 食べ物ランキング
※乾燥品を100gも食べることは困難で現実的ではない事に注意
カロテンが多い食材 | 100ℊ当たりの成分(㎍) |
---|---|
焼きのり | 25000 ㎍ |
パセリ (乾燥) | 28000 ㎍ |
紫蘇の葉 (生) | 11000 ㎍ |
人参 (冷凍、油いため) | 11000 ㎍ |
モロヘイヤ (生) | 10000 ㎍ |
青汁 (ケール) | 10000 ㎍ |
人参 (冷凍、茹で) | 10000 ㎍ |
ほうれん草 (冷凍、茹で) | 8600 ㎍ |
若布 (乾燥、素干し) | 7700 ㎍ |
ほうれん草 (油いため) | 7600 ㎍ |
パセリ (生) | 7400 ㎍ |
唐辛子 (粉) | 7200 ㎍ |
よめな (生) | 6700 ㎍ |
モロヘイヤ (茹で) | 6600 ㎍ |
とうがらし (生) | 6600 ㎍ |
バジル (生) | 6300 ㎍ |
よもぎ (茹で) | 6000 ㎍ |
ドライマンゴー | 5900 ㎍ |
西洋南瓜 (焼き) | 5400 ㎍ |
よもぎ (生) | 5300 ㎍ |
春菊 (茹で) | 5300 ㎍ |
明日葉 (生) | 5300 ㎍ |
レチノール 食べ物ランキング
※調理法で栄養素は失われる事に注意
レチノールが多い食材 | 100ℊ当たりの成分(㎍) |
---|---|
スモークレバー (豚) | 37000 ㎍ |
鮎 養殖 (内臓、焼き) | 6000 ㎍ |
鮎 (うるか) | 2000 ㎍ |
蛍烏賊 (茹で) | 1900 ㎍ |
ぎんだら (水煮) | 1800 ㎍ |
鰻 (白焼き) | 1500 ㎍ |
蛍烏賊 (生) | 1500 ㎍ |
鰻 (かば焼き) | 1500 ㎍ |
黒鮪 (赤身、焼き) | 1100 ㎍ |
フォアグラ (茹で) | 1000 ㎍ |
穴子 (蒸し) | 890 ㎍ |
黒鮪 (赤身、生) | 840 ㎍ |
食塩不使用バター | 780 ㎍ |
蛍烏賊 (佃煮) | 690 ㎍ |
すじこ (白鮭) | 670 ㎍ |
有塩バター | 500 ㎍ |
鮎 (養殖、焼き) | 480 ㎍ |
うずらの卵 (水煮、缶詰め) | 480 ㎍ |
卵黄 (生) | 470 ㎍ |
公魚 (佃煮) | 460 ㎍ |
ビタミン Aの食事摂取基準
参考→「日本人の食事摂取基準(2020年版)」「ビタミン(水溶性ビタミン)」
ビタミン A についてまとめ
- 通常の食生活で過剰症になることは少ない
- サプリメントでの過剰症に注意する
- 働き→視覚、皮膚、粘膜の保持と保護
- 油と摂取で吸収率がアップ
- 脂溶性ビタミン→尿で排出されず体内に残る
- 動物性食品→ビタミン A(脂溶性なので体内に過剰分は蓄積)
- 植物性食品→β-カロテン(体内で必要な分だけビタミンAに変わる)
- 上記より「動物性(ビタミン A)」よりも「植物性(β-カロテン)」がよい
- 欠乏症よりも過剰症のほうが心配
- 過剰症が疑われたらサプリメントの服用をやめましょう
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