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がざみの英語表記
Swimming crab
Japanese blue crab
がざみの旬
がざみ
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | ⑪ | ⑫ |
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*各数字で歳時記を表示
蝤蛑とは ~解説~
- エビ目・カニ下目・ワタリガニ科に分類されるカニ
- 蟹の種類は世界では4500種類、日本では1000種も存在する
- 渡り蟹と呼ばれることが多い
- 甲羅の形から「菱ガニ」とも呼ばれる
- 昔、がざみは東京湾の名物だったが少なくなった
- 15㎝を超える大型の蟹でオスの方が大きい
- 国産の活き蟹は産地を問わず高価で取引される
- 後ろ足が平たく、オールの働きをして泳ぐことができる
- 産卵期は初夏~秋にかけて
- 夏は外子を抱え、秋からは内子を抱える
- 夏に脱皮して、秋には身が入る
- 漁獲量は夏が多いが冬には少なくなる
- 漁獲量が少ない秋~冬が美味しい時期
- 生きた蝤蛑を熱湯に入れると、苦しさのあまり自切して脚がバラバラになる
味わい
非常に淡泊な味わいで甘みがある
秋から冬にかけてのメスは格段においしいとされる
殻は比較的薄くて食べやすく美味である
毛蟹やズワイガニにはない絹のような上品な身質と甘みがある
ミソ、内子もおいしい
地方名
- ワタリガニ
- ガンチン
- カゼガニ
- オドリガニ
- ガンツ
- ガネ
- 豊前本ガニ
目利き
- 出来れば生きているものが良い
- 手にもって、ずっしりと重い物が良い
- 甲羅の真ん中を押してみて柔らかくない物(柔らかい物は脱皮したてでおいしくない)
- ひっくり返して口の周辺が黒ずんでいるものは古いので避ける
仲間
- タイワンガザミ
- ジャノメガザミ
- イボガザミ
- イシガニ
- ノコギリガザミ
蝤蛑を使った料理
- 蒸し物
- 焼き物
- 汁物
- 鍋物
- 揚げ物
- パスタ
がざみの栄養素(食品成分表)
可食部100g当たり
がざみ(生)
廃棄率 | 65 % |
エネルギー | 61 ㎉ |
水分 | 83.1 g |
タンパク質 | 14.4 g |
脂質 | 0.3 g |
炭水化物 | 0.3 g |
ナトリウム | 360 ㎎ |
カリウム | 300 ㎎ |
カルシウム | 110 ㎎ |
マグネシウム | 60 ㎎ |
リン | 200 ㎎ |
鉄 | 0.3 ㎎ |
亜鉛 | 3.7 ㎎ |
銅 | 1.10 ㎎ |
マンガン | 0.06 ㎎ |
ヨウ素 | – |
セレン | – |
クロム | – |
モリブデン | – |
ビタミンA(レチノール) | – |
ビタミンA(β-カロテン) | 7 ㎍ |
ビタミンD | – |
ビタミンE(トコフェロールα) | 1.8 ㎎ |
ビタミンK | – |
ビタミンB1 | 0.02 ㎎ |
ビタミンB2 | 0.15 ㎎ |
ナイアシン | 4.2 ㎎ |
ビタミンB6 | 0.18 ㎎ |
ビタミンB12 | 4.7 ㎍ |
葉酸 | 22 ㎍ |
パントテン酸 | 0.78 ㎎ |
ビオチン | – |
ビタミンC | – |
食物繊維(総量) | – |
栄養素一覧表→35種類の栄養素 一覧表
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