チョコベビー12％の食パンを実験｜溶け方と味を調理師が解説

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子どもにも人気のお菓子「チョコベビー」。
これをパン生地に練り込んだら、どんな味と食感になるのか？
今回は、粉に対して12％のチョコベビーを配合して、ホームベーカリーで焼き上げてみました。

甘さがどう出るのか、チョコの形は残るのか、そして発酵や膨らみへの影響は？

結果は、予想外の焼き上がりに…。
チョコベビーが多すぎるとどうなるのか、実験の様子と失敗からの気づきを調理師の視点で詳しく紹介します。

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チョコベビー12％の食パンレシピ（基本分量）

材料	割合（％）	分量	原価
強力粉	100 %	250ｇ	95 円
ドライイースト	1.2 ％	3ｇ	16.8 円
水	64%	160ｇ	8円
生クリーム	16%	40g	68円
三温糖	8%	20g	4.4円
塩	1.6%	4g	1円
バター	6%	15g	30円
チョコベビー	12%	30ｇ	78円
▼原価合計	ー	ー	301.2円

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今回は、強力粉「ソメイヨシノ」をベースに、リッチな風味を出すために動物性生クリームを配合。
さらにお菓子の明治チョコベビーを30g（粉に対して約12％）加えて、“スイーツ系のパン”をイメージして焼き上げました。

焼き上がりは良好で、しっかり膨らみ、ふっくらと柔らかい食感に。
チョコベビーは完全には溶けず、ところどころに粒が残ることで、かじった瞬間にチョコの甘さと香ばしさが広がります。

ただし、チョコベビーの量が少なめだったため、パン全体の風味はややプレーン寄りで、チョコの存在感は控えめ。
もう少し量を増やすことで、よりデザート感のある仕上がりになりそうです。

一方で、チョコベビーと生クリームはいずれもコストが高く、原価の約1/3を占めるという課題も判明。「おいしいけれどコスパはやや高め」という結果になりました。

実際にホームベーカリーで「チョコベビー12％の食パン」を焼いた様子を動画で紹介します。

音声はBGMのみで、日本語字幕版と英語字幕版の2種類を用意しました。
生地の状態やチョコの溶け具合、焼き上がりの膨らみなど、文章では伝わりにくいポイントを映像で確認できます。最後には焼きたての食パンを手で割いている場面があります。

お好きなバージョンを選んでご覧ください。

今回使用したホームベーカリーはPanasonic SD-BH104（廃盤モデル）
発売からかなり年数が経っていますが、現在も安定した焼き上がりで現役使用中です。

ホームベーカリー　Panasonic SD-BH104の消耗品一覧表

掲載レシピの材料	容量	価格	単価
強力粉	1 kg	380 円	95 円 / 250 g
ドライイースト	50ｇ	280 円	16.8 円 / 3 g
水	2000 cc	100 円	5 円 / 100 cc
塩	500ｇ	100 円	1 円 / 5 g
砂糖	1 ㎏	200 円	2 円 / 10 g
バター	150ｇ	300 円	20 円 / 10 g
生クリーム（植物脂肪40％）	200 cc	170 円	42.5 円 / 50ｇ
練乳	120 g	180 円	15円 / 10g