Oisixのデメリット・向かない人を調理師が徹底解説|失敗しないための使い方まで

Oisixの利用を迷う調理師のイラスト。サービスのデメリットや向き不向きを解説する記事のアイキャッチ TOP
Oisixは“合う人・合わない人”がはっきり分かれるサービス。迷っている人向けに調理師が本音で解説します。
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Oisixは気になる。でも…
「正直デメリットも多いのでは?」
「値段が高いって本当?」
「失敗して後悔したくない…」

多くの人が、申込み前にここで立ち止まります。私は和食の調理師として25年以上、家庭料理からプロの現場まで多くの食材に向き合ってきました。その視点でOisixを使ってみると、“確かにデメリットは存在する” します。そして“向いていない人がいるのも事実” です。

しかし同時に、ほとんどのデメリットは「正しい使い方」を知れば回避できます。逆に、ハマる家庭にとっては食事の質と時短を同時に叶える強力なサービスになります。

【この記事で解決すること】
・Oisixのデメリットが本当に自分に当てはまるか?
・どんな人がOisixに向かないのか?
・失敗しないための使い方は何か?

※本記事には広告が表示されます。

結論:Oisixは“合う人・合わない人”がはっきり分かれるサービス

Oisixのお試しセットを箱から取り出した様子|必要な食材とミールキットが一度に揃うスターターセット
まずは“お試しセット”で使い勝手や味を体験するのが一番早い。

結論から言うと、
Oisixは「価値を感じる人には圧倒的に便利で満足度が高い」
一方で「生活スタイルや価値観が合わない人にはデメリットが目立つ」サービスです。

調理師として利用して感じたのは、Oisixの向き不向きは次の3つで決まるということです。

  1. 食へのこだわりがどれくらいあるか
  2. 時間をどのように使いたいか
  3. 家計をどう考えるか(価格に対する価値観)

この3つがOisixと噛み合えば、“質の高い食事を時短で用意できる”という大きなメリットを得られます。しかし、噛み合わない場合は「高い」「微妙」「使いにくい」と感じやすい。

つまり、
Oisixは“万人向けではなく、フィットした家庭にとって最強”のサービスです。


Oisixのデメリット|調理師が感じた“本質的な欠点”

Oisixは魅力のあるサービスですが、実際に使ってみると「ここは人を選ぶな」と感じるポイントがいくつかあります。どれも“致命的”ではありませんが、使う人の価値観によって満足度が大きく変わる部分です。調理師としての経験も踏まえながら、Oisixを検討する人が必ず知っておくべきデメリットを整理します。

価格が割高に感じやすい

価格を比較して悩む男性のイラスト。Oisixの値段が高く感じる理由を説明するための図
Oisixが“高く見える理由”は、価格だけで判断すると本質が見えないため。時間・安全性・下処理の価値も含めて解説します。

結論
価格だけを見ると割高に感じるが、理由は“品質基準の高さ”と“心理的比較”にある。

Oisixの価格が高く見えるのは、単に“スーパーより高い”からではありません。
背景には「厳しい独自基準(農薬・添加物・生産者管理)」や「品質維持のための物流コスト」といった サービスとしての本質コスト が含まれています。

さらに、人は「自分で選べるスーパー」と比較するため、“サービス利用料を払っているように見える心理” が働きやすいのも理由の1つ。

つまり、
価格は高めだが“理由のある高さ”。
ただし、この価値を感じられない人には割高に見えやすい

というのが実際のところです。

もっと料金について知りたい方はコチラを参考にして下さい
▶Oisixはなぜ高い?調理師が“値段の正体”とお得に使う方法を徹底解説


味の方向性が万人向けではない商品もある

結論
味付けは基本的に良いが、“素材の個性”が前面に出るため、好みが分かれる料理が存在する。

Oisixのミールキットは総じて味付けが整っており完成度も高いです。しかし、素材本来の個性がしっかり出るため、すべての人の好みにぴったり合うとは限りません。調理師として見たとき、味のミスマッチが起きる理由は主に以下の2つです。

  • 子ども向け・万人向けに“安全圏の味付け”を採用している商品がある
  • 素材そのものの味が強く、その個性が調味料とぶつかることがある

特にスパイス料理や酸味や苦みがアクセントの料理は好みが分かれやすい傾向があります。
これを踏まえ、子供向け商品や辛さレベルの記載、実際に利用した人のレビュー表示するなどOisix側も味のミスマッチを減らす努力を最大限しています。

つまり、「味の個性ゆえに好き嫌いが生まれることはあるが、Oisix自身もユーザーが選びやすいよう工夫している」というのが正確な評価です。


ミールキットは作業ゼロではない|手間は“減るがなくならない”

Oisix ビビンバの中身|カット済み野菜とそぼろ肉が個別に梱包されたミールキット一式
食材はすべて個別包装。野菜の量が多く、下ごしらえも最小限で済む。

結論
ミールキットは時短にはなるが、完全調理済みではないため“ある程度の作業”は必ず残る。

ミールキットという言葉から「温めるだけ」「ほぼ自動で完成する」というイメージを持つ人は多いですが、Oisixのミールキットはそのタイプではありません。実際には切る・炒める・和える・盛り付ける、といった 家庭料理の基本工程が一部残る 仕組みになっています。

調理時間は確かに短縮できますが、“完全に手放し”にはならない 点は理解しておくべきポイントです。そのため、「とにかく何もしたくない」「冷凍食品のように温めるだけだと思っていた」という人はミスマッチになりやすいです。

一方で、
“時短しながら家庭料理のクオリティを保ちたい人” には最適。作業が残るとはいえ、必要な下準備はほとんど済んでいるため、負担は大幅に軽くなりますが、料理の“手作り感”はしっかり残るという絶妙なバランスが魅力でもあります。


単品商品は当たり外れがある

結論
ミールキットは安定して高評価だが、単品商品はカテゴリーによって“好みの差”や“品質のブレ”が出やすい。

Oisixの単品商品は、ミールキットほど味や満足度の一貫性がありません。カテゴリーによって“当たり外れ”が感じやすいのが特徴です。惣菜系は味の方向性が合わないと「微妙」と感じやすい。乾麺はスーパーと大差ないものがある。

つまり、単品カテゴリは“商品ごとの相性”がミールキット以上に出る と言えます。ただし、どれが外れやすいか・どれが安定して美味しいかは、傾向を知っていれば避けやすいポイントでもあります。

▶Oisix単品商品の本音レビューまとめ|買うべき商品と微妙な商品を調理師が正直評価


定期便の仕組みがわかりにくい|慣れるまで面倒

Oisixの定期便システムに戸惑う様子を表したパソコン画面のイラスト
初回は少しわかりにくいOisixの定期便。仕組みを理解すれば手間は大きく減ります。

結論
仕組み自体は複雑ではないが、“覚えるまでの間だけ” 誤解しやすく、不安になりやすい。

Oisixの定期便は、特別に難しいわけではありません。どの食材宅配サービスでも起こる「慣れるまでの混乱」 があります。
特に初心者が誤解しやすいのは次の点です。ただし、この「定期ボックス」は毎月作成されないように解除することができます。

  • お試しセットを買うと、次回以降は自動で定期便になること
  • 毎週「定期ボックス」が自動で作られること

さらに、スキップ作業や締め切り時間など理解する必要があります。“覚える項目が複数ある” ことで難しく感じやすいだけで、仕組みそのものはシンプル です。

  • 不要な週はスキップ
  • 必要な週だけ受け取る
  • カート内を自分好みに調整する

と、自由度が高く非常に使いやすくなります。

初心者がつまずくのは「複雑だから」ではなく「独自ルールに慣れるまで」 というのが本質です。不要な週は簡単にスキップできるため、「思っていたほど難しくなかった」という声が多いのも事実です。

もっと詳しく
▶Oisix(オイシックス)初心者ガイド|特徴・料金・レビューを調理師が解説


デメリットを避けるための“賢い使い方”|調理師が提案

Oisixには弱点がないわけではありません。しかし調理師として使ってきた経験から言うと、使い方を間違えるからデメリットが強く見えるだけで、正しい運用をすれば“便利さだけが残るサービス”になります。

Oisixのデメリットは「サービスの欠点」ではなく「使い方の問題」。正しい考え方と運用方法を知れば、ほぼ全て解消できる。ここではつまずきやすい4つのデメリットと、それを無効化するための“実践的な回避策”をまとめます。


「価格が高く見える」を解消する考え方

時短を象徴する時計のイラスト。Oisixの“価格の見え方”を変えるための考え方を説明する図
価格だけを見るのではなく、“時短・手間の削減・安全性”まで含めて価値を判断するのがポイントです。

結論
Oisixは“値段”を見ると高いが、“価値”を見るとむしろ適正。考え方を変えるだけでストレスが消える。

Oisixが高く見えるのは、スーパーの値札と単純比較してしまうから。しかし、価格には次の価値が含まれています。

  • 下処理が済んでいる(手間ゼロ)
  • 買い物に行く時間が不要
  • 安全性・品質の高さ
  • 必要量だけ届くので食品ロスが減る

これをトータルで考えると、「高価」ではなく「時短と品質をお金で買うサービス」 になります。

▼解決策
“価格だけで見る”のをやめる
手間・時間・安全性を含めた総合価値で判断する
高頻度で使わず「週1〜2回だけ使う」など使い方を調整すればコスパは安定


サイト・定期便の仕組みが難しい

結論
Oisixの仕組みは複雑ではないが、“覚えるまでは難しく感じる”。最初からすべてを理解する必要はない。

初心者が混乱しやすい理由は、システムが多いこと、定期ボックスの仕組み、締め切り時間など、理解したほうが良いことがあります

▼解決策
最初は 最低限の操作だけ を覚える→「スキップ」「定期ボックス編集」だけでOK。他の機能(牛乳とかセットやお弁当オプション、サラダキットオプションなど)は、慣れてから使えば十分。一度理解すれば、むしろ「自由度の高い便利な定期便」になる


送料がかかる → 送料無料ラインを活用する

Oisixお試しセット全商品の写真(内容物一覧)
食材・惣菜・ミールキットなど、初回でもしっかり量があります。

結論
送料は確かにデメリットだが、“送料無料ライン” を理解すればほとんど気にならなくなる。

Oisixは金額によって送料が変動するため、安く買い物したい人ほど「送料が高い」と感じやすい。

▼解決策
送料無料ラインまでまとめ買いする
冷凍商品をストックして調整する
注文が少ない場合は スキップして送料ゼロ

送料は“使い方の工夫”でいくらでもコントロールできます。


配達時の在宅が必要 → 冷凍・冷蔵商品ゆえの構造的問題と割り切る

結論
対面受け取りが必要なのはデメリットだが、食材の品質を守るためには避けられない。

Oisixの多くは冷蔵・冷凍品なので、クール便で届き、基本は対面受け取りが必要。

▼解決策
時間帯指定で受け取りストレスを最小化
これは構造的に避けられないため、“割り切って工夫するだけ” で不満はかなり減る。

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Oisixが“向いていない人”|調理師の視点

スマホ片手に料理しながら不安そうにしている男性のイラスト。Oisixが向かないタイプを説明するための図
Oisixは“とにかく安さ優先”や“料理を全くしたくない”人には向きません。調理師の視点で正直にまとめました。

どんなサービスも“向き・不向き”はあります。
Oisixは「刺さる人には最高」ですが、逆に 合わない人が使うとコスパも満足度も大きく下がります。ここでは、調理師として利用してきた経験から、“正直におすすめしないタイプ” を書き出します。

とにかく安さだけを求める人

結論
価格だけで判断する人にはOisixは合わない。

Oisixは“最安値”で食材を届けるサービスではありません。安全性・品質・下処理・利便性などを含めた “総合価値”で価格が決まる 仕組みです。スーパーの底値と比較する人は、メリットより「高い」という不満が先に来てしまい、満足度が上がりません。


料理を一切したくない人

結論
Oisixのミールキットは“時短”であって“完全調理済み”ではない。

ミールキットには切る・和える・炒める・盛り付けるなどの 最低限の作業が残ります。「温めるだけで完成」というイメージを求める人にはミスマッチ。その場合は冷凍弁当系サービス(ワタミ・nosh)が向いています。


味の再現性より“自分で味付けしたいタイプ”の人

結論
Oisixのミールキットは“味が完成された状態”で届くため、アレンジ派には物足りない。

Oisixのミールキットは、味付けが決まっているので自分で味付けしたいという人には自由度が低く感じられます。


毎日外食しがちな生活スタイルの人

結論
そもそも“自炊頻度が低い家庭”はOisixを活かしきれない。

Oisixは「家で料理する家庭」を前提にしたサービスです。仕事で毎日外食、コンビニ中心の生活、家でほとんど料理しないという生活リズムだと、ミールキットも単品食材も 使い切れずに余る割高感が強くなります。週1〜2回でも自炊習慣がある人でないと、Oisixの本当のメリットは活かせません。

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Oisixが“向いている人”|メリットが最大化する家庭の特徴

Oisixは“万人向け”ではないが、ハマる家庭には生活の質を底上げするほどの効果がある。向き・不向きの線引きができると、Oisixを使うべきかどうかが一気に明確になります。ここでは、調理師として利用してきた経験からOisixの価値が最大化される家庭の特徴 を整理します。


忙しくても食事の質を落としたくない人

共働き家庭の親子が夕食を囲む食卓の風景|忙しくても食事を大切にしたい家族のイメージ
忙しい毎日でも、家族で囲む食卓はやっぱり大切。

結論
時間の余裕がなくても“ちゃんとした夕食”を確保したい人とは圧倒的に相性がいい。

Oisixのミールキットは【下処理済み、調味料付き、レシピ完備、20分以内で完成】という構造のおかげで、忙しい日でも料理のクオリティを落とさずに作れる のが最大のメリット。特に共働き家庭では、“時短 × 栄養バランス × 味の安定性” の恩恵を受けやすい。

👉 (関連記事)【本音レビュー】Oisixは共働き家庭に最強? 調理師が使ってわかった“3つの理由”


一人暮らしでも“ちゃんと食べたい”人

Oisix ジューシーそぼろと野菜のビビンバの完成写真|温泉卵がとろける盛り付け例
Oisixの人気 No.1ミールキット。温泉卵がとろりと絡むビビンバの完成イメージ。

結論
自炊の負担を減らしつつ、食生活を整えたい一人暮らしには特に向いている。

一人暮らしは【献立を考える、食材を揃える、余らせずに使い切る】などのハードルが高く、結果的に外食やコンビニに偏りがち。Oisixは、必要量だけ届く → 食材ロスなし → 栄養バランスの良い食事が短時間で作れるという利点が大きい。

👉 (関連記事)【体験レビュー】Oisixは一人暮らしに便利? コスパ・味・時短を調理師が徹底検証


子どもの食事の安全性を重視する家庭

結論
安心できる食材を使いたい家庭ほどOisixの価値を最大限に受け取れる。

Oisixは【食材の生産者が明確、農薬や添加物への基準が厳しい、子ども向け商品の開発に力を入れている】という安全性の高さが大きな特徴。「子どもに何を食べさせるか」を重視する家庭にとって、材料の安心感は値段以上の価値になります。
関連記事▶Oisixの食材は本当に安全?調理師が“品質基準の裏側”をプロ視点で徹底解説


料理の手間を1/2にしたい人

結論
「料理はしたいが、ゼロから作るのはしんどい」人は最も恩恵を受ける。

Oisixは【メイン料理の下ごしらえ、副菜の同時進行、調味料の計量不要】といった部分を肩代わりしてくれるため、“手作り感は残すが、手間だけ半分になる” という絶妙な使い心地。自炊をやめたくないけれど時間が足りない、そんな家庭にこそフィットするサービス。


まとめ:デメリットを理解すればOisixは“強力な味方”になる

Oisixの食材で作った和食のお膳。煮物や味噌汁が並ぶイメージ写真
デメリットを理解し、正しい使い方をすればOisixは食卓の強い味方になります。

Oisixは、「高い」「仕組みがわかりにくい」「送料が気になる」など、一見デメリットに見えるポイントがあります。しかし、本当に重要なのは3つ。

  • デメリットの正体を知ること
  • 正しい使い方(回避策)を理解すること
  • 自分の生活スタイルに合うか判断すること

Oisixは“万人向け”ではありません。しかし、フィットする家庭にとっては生活の質を底上げするほどの強力な味方になります。

  • 「忙しくても食事の質を落としたくない」
  • 「一人暮らしでもちゃんと食べたい」
  • 「子どもの安全性を重視したい」
  • 「料理の手間だけ半分にしたい」

こうしたニーズがある家庭には、Oisixは“時間の余裕”と“食生活の安定”を与えてくれるサービスです。

Oisixの味・便利さ・使い勝手は実際に触らないと分かりません。
まずはコスパの良い「お試しセット」で体験するのが確実です。
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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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