鰊 にしん(Herring)

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鰊(にしん)の旬 ~おいしい時期~

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にしん

季節ごとの旬の食材をもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。▶ 旬の野菜・魚介【年間カレンダー】

鰊(にしん)とは ~解説~

  • 「春告魚」で「にしん」と読む
  • 旬は春と秋の2回
  • 冷水魚で水温が6~5度の海に生息する
  • 太平洋産と大西洋産に大別される
  • ほとんどが外国産(アメリカ、カナダ、中国など)
  • 鮮魚で出回っているものは国産(90%が北海道産)
  • 昔は国産物は高級品で「幻の魚」と言われる
  • 今は徐々に漁獲量が増えてきている
  • 鰊の卵は「数の子」
  • 伝統料理や正月料理には欠かせない魚
  • 「子持ち昆布」は鰊が昆布に卵を産み付けたもの
  • 身欠きニシンとは内臓を取り、日干しにして固めた食材
    (米のとぎ汁で戻して調理する)

地方名

  • カド
  • カドイワシ

目利き

  • エラに血がにじんでいないもの
  • 目が黒く、周りが透明なものが良い(古くなると目が赤くなる)
  • 銀色で身に張りがあるものが良い
  • 鱗がしっかりついたものが良い

レシピ

  • 鰊の煮つけ
  • 鰊の刺身、寿司
  • 鰊の酢漬け
  • 鰊の干物

にしんの栄養素 ~食品成分表~

にしん
可食部100g当たり

栄養素開干し単位
廃棄率25%
エネルギー239
水分59.8g
タンパク質18.5g
脂質19.7g
食物繊維(総量)g
炭水化物0.2g
ナトリウム360
カリウム350
カルシウム25
マグネシウム33
リン260
1.9
亜鉛1.0
0.11
マンガン0.02
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD36.0
ビタミンE(トコフェロールα)2.1
ビタミンK
ビタミンB10.01
ビタミンB20.03
ナイアシン4.7
ビタミンB60.25
ビタミンB129.0
葉酸7
パントテン酸1.28
ビオチン
ビタミンC
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」
栄養素含有量(開き干し)ひとこと評価
ビタミンD36.0 µg魚類の中でも突出して多く、骨の健康維持に最適。サンマ・サケより高水準。
脂質19.7 g青魚らしくEPA・DHAが豊富。血流改善や生活習慣病予防に効果的。
たんぱく質18.5 g高たんぱく・低糖質。干物による栄養濃縮が特徴。
ビタミンB129.0 µg貝類に匹敵する量。造血作用や神経保護に重要。
リン260 mg骨や歯の形成に関与。魚介類の中でも上位。

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

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