3月|食の歳時記|行事・食べ物・季語・草木茶花まとめ

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3月の歳時記では、ひな祭りや春分の日などの行事と行事食、春の訪れを告げる旬の食材、草木茶花や季語についてまとめました。
春の気配を感じる季節、食卓にも春の彩りを取り入れてみましょう。

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3月 食の歳時記
 

食の歳時記|3月の概要・特徴

寒さが和らぎ、春の訪れを感じる3月。ひな祭りや春分の日など春を祝う行事が多く、食卓にも彩りが増えます。
旬を迎える菜の花や春キャベツ、春告魚と呼ばれるサワラやイイダコなど季節の味覚が揃う時期。自然が目覚めるこの季節、旬の食材と共に春の訪れを楽しんでみませんか?

農林水産省春の郷土料理

 

3月の主な行事と行事食|歳時記

行事日付行事食
桃の節句3月3日ちらし寿司
ひしもち
ひなあられ
白酒
ハマグリ
モミザの日3月8日モミザの花
ホワイトデー3月14日クッキー
マシュマロ
キャンディー
彼岸3月17日ごろ~ぼたもち
赤飯
彼岸うどん
精進料理
春分の日3月20日ごろぼたもち
赤飯
彼岸うどん
精進料理

3月には桃の節句や春分の日などがあります。それぞれの食文化などがあります。

  • 桃の節句
    ひな人形を飾り、女の子の健やかな成長を願う日。食文化ではちらし寿司、菱餅、ひなあられ、はまぐりのお吸い物、白酒や甘酒などがあります。
  • モミザの日
    イタリアで男性が女性にミモザの花を贈る習慣に由来する日です。食文化ではモミザをイメージした料理や黄色い食材を食べる習慣があります
  • ホワイトデー
    バレンタインデーにチョコをもらった男性が、キャンディーやマシュマロを女性にお返しする日。男女関係なくチョコをくれた人へ「お返し」をするのが一般的です。
  • 彼岸
    日本独自の仏教行事。ご先祖様のお墓にお参りして感謝と冥福を祈る日とされる
  • 春分の日
    一年のうちで昼夜の長さがほぼ同じになる日。彼岸と合わせて精進料理や彼岸うどん・そばなどを食べる習慣があります
 

3月|旬の食材~野菜・果実

楤の芽(たらのめ)

「春を告げる山菜」の1つである。別名「山菜の王様」とも呼ばれ、苦みともちっとした食感が特徴。乾燥してくると苦みが強くなる。

菜花(なばな)

おひたしや和え物に適している。茹でるとほろ苦い中にほのかな甘みが感じられる。
▶上手な菜花の選び方
切り口がみずみずしいものを選ぶ。全体的にハリがあって柔らかいものが良い。つぼみは開いていないものを選びましょう。

椎茸は旬の時期によって味わいが変わる。

椎茸(しいたけ)

低カロリーでミネラル&食物繊維が豊富な茸。紫外線を浴びることでビタミンDが増える。
▶上手な選び方
表面に傷がなく、丸みがあり、軸が太く短いものを選ぶ。しっとりしているものは避ける。

3月|旬の野菜と果実|一覧表【保存版】
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3月は春らしい野菜が出てきます。旬の野菜は春キャベツ、土筆、青梗菜、パクチーなどがあります。3月の食材カレンダーで旬の野菜を食べよう
https://japanese-food.net/top-page/seasonal-ingredients-table/march-vegetables-and-fruits/
 

3月|旬の食材~魚介類~

鯵(あじ)

3月から出回り始める。旬あじ(ときあじ)や岬あじ(はなあじ)などのブランド鯵がある。塩焼きやフライ、酢締めや寿司、干物などの調理法があり、色々と楽しめる。

金目鯛(キンメダイ)

体色が赤く、目が金色をしている。鮮魚としては高価だが、冷凍ものは比較的安価で手に入る。厚生労働省では妊婦が摂取量を注意すべき魚介類に指定されていることに注意したい。参照(これからママになるあなたにお魚について知っておいてほしい事

旬の魚介類|あさり

浅利(あさり)

今は昔と違い、輸入物が多い。冷凍むきアサリ、冷凍殻付きアサリが流通し、とても便利。
覚えておいて損しない調理法の違い→水から茹でると「ダシは良く出るが、身が縮む」。湯から茹でると「ダシはそんなに出ないが、ふっくらした身になる」

3月|旬の魚介類 一覧表【保存版】 – japanese-food.net
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3月が旬の魚介一覧表。春らしい野菜が出始め、それに合わせるように魚も出回りますホタルイカやさよりなどもおいしくなります。
https://japanese-food.net/top-page/seasonal-ingredients-table/march-seafood/
 

3月|草木茶花の楽しみ方

3月は、春を象徴する花々が開花し始める時期です。
庭先や公園で見かける春の花々には、それぞれに深い意味が込められています。
例えば、「桃の花」はひな祭りのシンボル、「こぶし」は春の訪れを告げる花として親しまれています。

3月|食の歳時記|行事・食べ物・季語・草木茶花まとめ

3月の花【辛夷(こぶし)】

白い花を咲かせ、春の訪れを告げる。春を象徴する花といえば梅や桜が挙げられますが、モクレンやコブシも春に欠かせない花です。コブシの花言葉は「友情」「歓迎」

3月|食の歳時記|行事・食べ物・季語・草木茶花まとめ

3月の花【桃】

桃の花はとても多くの実(子供)を付けることから、多産を意味する縁起のよい花とされ、そこから女性を象徴する花言葉がつけられました。

春の訪れとともに、多くの花や草木が見ごろを迎える3月。
冬の寒さが和らぎ、梅や桃、菜の花などが色鮮やかに咲き始める季節です。
このページでは、3月に楽しめる草木茶花の種類や特徴を一覧で紹介します。

ももこぶしれんぎょうふじ
こでまり庭梅にわうめ彼岸桜ひがんざくら八重桜やえざくら
ぱいも透百合すかしゆり姫百合ひめゆり白百合しろゆり
山藍やまあい瓢箪木ひょうたんぼくはしばみつのはしばみ
黒柳くろやなぎはこ柳はこやなぎしらん山桜やまざくら
銀猫柳ぎんねこやなぎきふじ谷桑たにぐわ岩梨いわなし
くろもじ金猫柳きんねこやなぎウコン花うこんはな日向みずきひゅうがみずき
雪柳ゆきやなぎやまとうちわ白木蓮はくもくれん片栗かたくり
ぼけ椿つばき万作まんさくとさみずき
豆藤まめふじにわとこ茶がらちゃがらむしかり
黄水仙きずいせん岩鏡いわかがみ菜の花なのはな鶯神楽うぐいすかがら
畑うこんはたけうこんさんしゅゆ木五倍子きぶし 
 

3月|季語・古称について

3月は春の訪れを感じさせる季節で、古くから多くの季語や呼び名が生まれました。
「弥生(やよい)」という古称は、草木が生い茂る様子を表し、新しい生命の息吹を感じさせます。
また、季語には「春分」「雛祭り」「桜前線」などがあり、日本の春らしさを表現しています。

菱餅(ひしもち)

3色の色には意味がある。赤は魔除けで桃の花をイメージ。白は子孫繁栄、長寿の意味で純白の雪をイメージ。緑は厄除けの意味で健康、新緑をイメージ。

白酒

邪気を払う「桃」の花を酒に入れて飲むことで健康になるといわれていた。桃の花がきれいに引き立つように「白酒」を用いたのが始まりとされる。

春の陽気とともに、3月に使われる美しい季語や古称が多くあります。
弥生、春分、桜前線など、春の訪れを象徴する言葉が多く使われてきました。
このページでは、3月の季語・古称について一覧で紹介します。

弥生やよい丙月へいげつ華月かげつ季春きしゅん
抄春しょうしゅん青草せいそう花見月はなみつき姑洗こせん
竹秋ちくしゅう御水取おみずとり流し雛ながしびな春祭はるまつり
彼岸会ひがんえ摘草くみくさ貝寄風かいよせ油風あぶらかぜ
草焼くくさやく帰鴈きがん桃花とうか雛あられひなあられ
啓蟄けいちつ春分しゅんぶん桃の節句もものせっく雛遊びひなあそび
菱餅ひしもち白酒しろざけ曲水の宴ごくすいのうたげ春の光はるのひかり
陽炎かげろう彼岸花ひがんばな春の雨はるのあめ春の海はるのうみ
斑雪はだれゆき水温むみずぬくむ挿木さしぎ蒸鰈むしがれい
受験じゅけん卒業式そつぎょうしき  
 

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