鱈 たら(Cod)

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鱈(たら)の旬|おいしい時期

たら

季節ごとの旬の食材をもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。▶ 旬の野菜・魚介【年間カレンダー】

鱈(たら)とは|解説

  • 世界中で好まれて食べられている魚で「タラ」と言えば「マダラ」を指す
  • 日本ではマダラ、スケトウダラ、コマイの3種が分布する
  • 産卵期は厳冬期
  • 身が雪のように白いことから「鱈」と書き、冬を代表する魚
  • なんでも手あたり次第に食べることから「たらふく食う」と例えられる
  • 大きな口を開けて他の生物を捕食することから「大口魚」とも呼ばれていた
  • オスの精巣を白子(しらこ)と呼び、美味(菊子、雲子とも呼ばれる)
  • マダラの卵巣は「真子(まこ)」と呼ばれている
  • 「チャンジャ」は鱈の胃を発酵させて作られている
  • スケトウダラの卵巣のことを「スケ子」という
  • タラコの原材料は「スケ子」
  • メスよりオスの方が高価
  • 鱈の乾燥品(棒鱈、開きだら、すきみだら)がある
  • 身が柔らかく、崩れやすい

味わい
クセがなく淡白な白身魚
熱を通しても硬く締まらない
鱗は薄く小さく取りやすい
皮はやや強く厚みがあり、骨は軟らかい
生白子はクリーミーでクセのない味わいが多く
鮮度が落ちやすい

地方名

  • アカハダ
  • マイダラ
  • コボダラ
  • ポン
  • 本ダラ
  • マダラ
  • ヒダラ

目利き

  • 触ってしっかり張りのあるもので、体にぬめりがあるものが良い
  • 切り身は透明感があり、みずみずしい物が良い
  • 姿のままならなるべく大きく、体に張りがあるものが良い.
  • 目玉に光があり、エラが鮮紅色のものが良い
  • 皮に艶があり、腹に弾力性があるものを選ぶ

仲間

  • スケトウダラ
  • コマイ

鱈を使った料理

  • 鱈ちりなどの鍋料理
  • ムニエル、照り焼き
  • 竜田揚げ
  • 野菜あんかけ
  • 煮つけ
  • 棒鱈

鱈(たら)の栄養素|食品成分表

まだら(焼き)
可食部100g当たり

栄養素焼き単位
廃棄率0%
エネルギー103
水分72.8g
タンパク質25.2g
脂質0.2g
食物繊維(総量)g
炭水化物0.2g
ナトリウム140
カリウム480
カルシウム48
マグネシウム33
リン280
0.4
亜鉛0.9
0.05
マンガン0.02
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)9
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD0.7
ビタミンE(トコフェロールα)1.3
ビタミンK
ビタミンB10.09
ビタミンB20.12
ナイアシン1.4
ビタミンB60.09
ビタミンB123.9
葉酸7
パントテン酸0.53
ビオチン
ビタミンC
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

鱈は“高タンパク・超低脂質ミネラルとB12が取れる”万能な白身魚。焼き調理では栄養が相対的に濃くなるため、健康志向の主菜に最適です。

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鱈の英語表記

Cod
Pacific cod
codfish

魚介類の英語表記をまとめた記事→魚介類の漢字と英語表記一覧表

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