ムール貝(貽貝)とは?旬・栄養・食べ方を調理師が解説

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パエリアやワイン蒸しでおなじみの「ムール貝」。漢字では「貽貝(いがい)」と書く二枚貝です。

濃厚な旨味とぷりっとした身が魅力で、出汁がよく出るため、洋食を中心に幅広く使われます。栄養面でも、鉄分やビタミンB12などをバランスよく含む食材です。

25年魚介を扱ってきた調理師として、ムール貝の旬や栄養、下処理のコツ、おいしい food食べ方まで解説します。

貽貝(いがい)の旬 ~おいしい時期~

いがいの旬は6月から9月ごろ

① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫

フランス産(ムール貝)は7月から12月ごろ

① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫

旬カレンダー(1月〜12月)
※色が付いている月が旬の目安です。

○○の旬を押さえたら、次は9月の定番もチェックしてみてください。「9月の魚介類一覧」にまとめています▶9月|旬の魚介類 一覧表【保存版】

貽貝(いがい)とは ~解説~

  • 全国の岩礁域に生息する
  • ムールガイ(ムラサキイガイ)に比べて陰が薄く、入荷も少ない
  • 市場ではイガイを「ムールガイ」と表記されている事が多い
  • 味が良く、天然物しかない
    (養殖はされていない)
  • 貝殻は薄く硬いが簡単に割れる
  • 足糸と呼ばれる分泌物を出し岩などに付着している
  • 濃厚な旨味だしがあり、加熱しすぎると極端に縮む
  • 本場フランスでは7月に漁が解禁され、12月まで行われる
  • 長期にわたって毒性を保ちやすいので、必ず店で購入するようにする

地方名

  • エガイ
  • タチガイ
  • シイリ
  • シイレ
  • シュウリガイ
  • ニタガイ

目利き

  • 殻が硬く閉じているものが良い
  • 持った感じが重い物が良い
  • 生きの良いものが良い

仲間

  • ムラサキイガイ
  • ムールガイ

レシピ

  • 蒸し物
  • 和え物
  • 煮物
  • 汁物
  • 炊き込みご飯

貽貝(いがい)の栄養素 ~食品成分表~

いがい(生)
可食部100g当たり

栄養素値単位
廃棄率60%
エネルギー63㎉
水分82.9g
タンパク質10.3g
脂質1.6g
食物繊維(総量)–g
炭水化物3.2g
ナトリウム540㎎
カリウム230㎎
カルシウム43㎎
マグネシウム73㎎
リン160㎎
鉄3.5㎎
亜鉛1.0㎎
銅0.05㎎
マンガン0.86㎎
ヨウ素65㎍
セレン37㎍
クロム5㎍
モリブデン9㎍
ビタミンA(レチノール)34㎍
ビタミンA(β-カロテン)–㎍
ビタミンD–㎍
ビタミンE(トコフェロールα)1.1㎎
ビタミンK–㎍
ビタミンB10.01㎎
ビタミンB20.37㎎
ナイアシン1.4㎎
ビタミンB60.02㎎
ビタミンB1210.0㎍
葉酸42㎍
パントテン酸0.63㎎
ビオチン6.4㎍
ビタミンC5㎎
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

イガイは63kcal/100gと軽く、鉄・B12・マグネシウムなどのミネラル・ビタミンが充実。強火でサッと加熱し口が開いたらすぐ止めると、ふっくらとした食感と独特の旨みが活きます。

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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