海老を買うときによく見かける「31/40」などの数字。
このサイズってどういう意味?
どのくらいの大きさなの?
と疑問に思ったことはありませんか。
実はこの数字は、国際基準で定められた 1ポンドあたりの海老の尾数 を示しています。数字が小さいほどサイズが大きく、料理に合わせた選び方の目安になります。
本記事では、海老サイズ「31/40」の意味をはじめ、冷凍エビの国際規格、有頭・無頭のサイズ一覧、さらに上手な選び方まで調理師の視点でわかりやすく解説します。
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結局、エビのサイズ「31/40」って何?
結局、海老のサイズ「31/40」って何?
「31/40」とは海老の大きさを表す国際基準の数字で、1ポンド(約453.6g)の中に31~40匹の海老が入っている という意味です。
1尾あたりの目安は 長さ8~9㎝・重さ11~14g 程度になります。
たとえば「16/20」ならさらに大きな海老を指します。
各海老についてもっと詳しく知りたい方は以下をご覧ください
↓エビの解説を詳しく見る↓
車海老 くるまえび(Kuruma prawn)
芝海老 しばえび(Shiba shrimp)
甘海老 あまえび(Sweet shrimp)
牡丹海老 ぼたんえび(Button shrimp)
伊勢海老 いせえび(Spiny lobster)
川海老 かわえび(Freshwater shrimp)
桜海老 さくらえび(sakura shrimp)
冷凍海老は国際基準
冷凍海老は国際基準でサイズ分けされている
冷凍エビは世界中で流通する国際商品であり、国際基準のサイズ表記によって規格分けされています。
この基準は 1ポンド(約453.6g)の中に入る尾数 を示すもので、数字が小さいほど大きなサイズの海老を意味します。
- 通常は 4ポンド(約1.8kg)単位 で取引されることが多い
- 無頭エビ:1.8kg(約4ポンド)で流通するケースが多い
- 有頭エビ:1.3kg(約3ポンド弱)で流通するケースが多い
このように、同じ「31/40」といったサイズ表記でも、有頭か無頭かによって実際の大きさや重量が変わる点には注意が必要です。
海老のサイズについて詳しく解説
海老のサイズ表記の仕組み
前述の通り、エビのサイズは 国際基準の1ポンド(約453.6g)単位 で決められています。
ただし、有頭エビと無頭エビでは表記の仕方が異なるため注意が必要です。
有頭海老の場合
- 数字1つでの表記される(15、20、35、45など)
- この数字は1.3kgに入ってる有頭エビの数を表している
例)1.3kgに20尾の有頭エビが入っている(サイズ表記は20) - この数字だけで1尾の重さや長さが推測できる
例)1300(1.3kg)÷20(尾)=65g
1尾は65g、長さは22-25cmと推測できる(下記表参照)
無頭海老の場合
- 数字2つでの表記される(13/15、31/40、61/70など)
- この数字は1ポンド(453.6g)に入ってる無頭エビの数を表している
例)453.6gに31~40尾の海老が入っている(サイズ表記は31/40) - この数字だけで1尾の重さや長さが推測できる
例)453.6(g)÷31(尾)=14.63(g)
453.6(g)÷40(尾)=11.34(g)
1尾は14~11g、8~9cmと推測できる(下記表参照)
ポイント
- 有頭=1.3kg単位、数字1つ
- 無頭=453.6g単位、数字2つ
👉 これを知っておくと、スーパーや通販で表示されているサイズ表記から、エビの大きさや用途(フライ・炒め物・お刺身など) を簡単にイメージできます。
無頭 エビのサイズ一覧
| サイズ規格 | 1ポンド (450ℊ) | 4ポンド (1.8㎏) | 1尾の重さ (ℊ) | 1尾の長さ (㎝) |
|---|---|---|---|---|
| U6 | 6 尾以下 | 24 尾以下 | 75g 以上 | 18 cm以上 |
| 6/8 | 6-8 尾 | 24-32 尾 | 56-75 g | 17-16 cm |
| 8/12 | 8-12 尾 | 32-48 尾 | 37-56 g | 15-17 cm |
| 13/15 | 13-15 尾 | 52-60 尾 | 29-37 g | 12-14 cm |
| 16/20 | 16-20 尾 | 64-80 尾 | 22-29 g | 11-12 cm |
| 21/25 | 21-25 尾 | 84-100 尾 | 18-22 g | 10-11 cm |
| 26/30 | 26-30 尾 | 104-120 尾 | 15-18 g | 9-10 cm |
| 31/40 | 31-40 尾 | 124-160 尾 | 11-15 g | 8-9 cm |
| 41/50 | 41-50 尾 | 164-200 尾 | 9-11 g | 7-8 cm |
| 51/60 | 51-60 尾 | 204-240 尾 | 7-9 g | 6-7 cm |
| 61/70 | 61-70 尾 | 244-280 尾 | 6-7 g | 5-6 cm |
| 71/90 | 71-90 尾 | 284-360 尾 | 5-6 g | 4-5 cm |
ポイント
- 数字が小さいほどサイズが大きい。
- 料理の用途目安:
- 13/15~21/25 → 豪華なフライ、エビチリ、グリル向き
- 26/30~41/50 → エビフライ、小エビチリ、炒め物
- 51/60以下 → サラダ、スープ、チャーハン、かき揚げ
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有頭 エビのサイズ一覧(1.3kg)
有頭エビの場合は、無頭エビとはサイズ表記の基準が異なります。
無頭が「1ポンド(約453.6g)単位」で表すのに対し、有頭エビは1.3kg単位で規格化されています。
サイズ表記は 数字1つ(例:15、20、35、45など) で示され、この数字は 1.3kgに含まれる有頭エビの尾数 を意味します。
📌 例
- 「20」と表示 → 1.3kgに20尾 → 1尾あたり約65g
- 「35」と表示 → 1.3kgに35尾 → 1尾あたり約37g
このように、数字が小さいほどサイズが大きくなり、刺身やお祝い料理などの豪華な一品に向くサイズとなります。逆に数字が大きいものは、フライや天ぷら、炒め物など幅広く使える手頃なサイズです。
以下の表で、有頭エビのサイズと重さ・長さの目安を確認してみましょう。
| サイズ規格 | 入数 (1.3㎏) | 1尾の重さ (ℊ) | 1尾の長さ (㎝) |
|---|---|---|---|
| 15 | 15 尾 | 87 g | 25-28 cm |
| 18 | 18 尾 | 72 g | 23.5-26 cm |
| 20 | 20 尾 | 65 g | 22-25 cm |
| 25 | 25 尾 | 52 g | 19.5-22 cm |
| 30 | 30 尾 | 43 g | 18-19.5 cm |
| 35 | 35 尾 | 37 g | 17-18 cm |
| 40 | 40 尾 | 33 g | 16-17 cm |
| 45 | 45 尾 | 29 g | 15-16 cm |
| 50 | 50 尾 | 26 g | 14-15 cm |
| 60 | 60 尾 | 22 g | 13-14 cm |
| 70 | 70 尾 | 19 g | 12-13 cm |
| 80 | 80 尾 | 16 g | 11-12 cm |
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上手な海老の買い方
エビを選ぶときは、以下の3ステップで考えると失敗しません。
- 有頭か無頭かを決める
料理や用途に合わせて「頭付き」か「むきやすい無頭」かを選びましょう。 - 数や大きさを決める
何尾くらい欲しいのか、1尾の大きさはどのくらいが理想かをイメージします。 - サイズ表に当てはめる
実際のサイズ表を見ながら、どの規格が合うかを選びます。
📌 例:
- 「10cm前後の無頭エビが30尾ほしい」
→ 無頭サイズ「26/30」を1ポンド(約453g)買えばOK - 「17cm前後の有頭エビが40尾ほしい」
→ 有頭サイズ「40」を1.3kg買えばOK
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