ボタンエビの英語表記は？｜button shrimpの意味・読み方・海外での呼び方を調理師が解説

ボタンエビの英語は button shrimp。
海外の市場やレストランでは spot prawn と呼ばれることもあり、
日本の“ぼたんえび”と同じものを指すのか迷う人が多い食材です。

この記事では button shrimp の 意味・読み方・海外での通じ方 を、
和食調理師の視点でわかりやすく整理しました。

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牡丹海老の英語表記

■ button shrimp の意味

• button：丸い・小さな・ボタンのような
• shrimp：エビ
  → 直訳すると「丸くて肉厚なエビ」。

ボタンエビは頭部が丸みを帯び、鮮やかな赤色をしているため、
その外観から button shrimp と呼ばれるようになったと考えられます。

■ 海外で「spot prawn」と呼ばれる理由

北米（カナダ・アラスカ・シアトル周辺）では、ボタンエビに近い種類である スポットシュリンプ（spot prawn） が一般的。

• 北米の spot prawn ＝ 日本でいう「大ぶりのボタンエビ」にかなり近い
• 市場やレストランでは button shrimp より spot prawn の方が通じやすい

※ただし種類は完全一致ではない。
英語で説明する場合は、
“Japanese button shrimp（日本のボタンエビ）” と補足すると誤解されにくい。

■ 海外の市場・レストランでの使われ方

• “button shrimp” は 日本産・高級エビ として紹介されることが多い
• “spot prawn” は 一般的な大型エビ として広く流通
• 寿司店では “Botan shrimp（固有名詞扱い）” と表記されることもある

海外で「ぼたんえび」と説明したい場合は
“Japanese button shrimp (a type of sweet shrimp)”
と伝えるとほぼ100％理解される。

■ ボタンエビと甘エビの英語の違い

寿司英語では

• ボタンエビ → Botan shrimp
• 甘エビ → Sweet shrimp
  と表記され、完全に別物として扱われる。

■ まとめ：英語表記のポイント

• 正式：button shrimp
• 寿司店・日本産強調：Botan shrimp
• 北米市場：spot prawn のほうが通じる
• 甘エビとは別物（sweet shrimp は甘エビ）

英語で料理説明や接客をするときは、用途に応じて呼び方を使い分けることで誤解が減る。

牡丹海老の旬

オス

メス

牡丹海老とは ～解説～

• 英語で「Button shrimp」「Pink shrimp」「Pink prawn」
• 漢字「牡丹蝦」「牡丹海老」
• 軟甲綱十脚目タラバエビ科のエビ
• 飲食店では「トヤマエビ」も「ボタンエビ」と呼ばれている
• オスとメスの旬の時期が異なる
• 秋のボタンエビは子持ちの物が出回る
• 生で食べるエビ類では高価
• 体色は濃いオレンジ色で鮮度が落ちると黄色っぽくなる
• 漁獲量が少なく高価
• 赤みが強い物を選ぶとよい

味わい
身が柔らかく、プリプリしている
殻は薄く、身は水分がやや多く、熱を通してもあまり縮まない
濃厚な甘みと旨味がある
殻やみそからは良い出汁が出る

海老のサイズ表→https://japanese-food.net/ebi-saizu/

地方名

• トヤマエビ
• トラエビ
• シロエビ
• オオエビ
• ダイエビ
• スポットエビ
• テラオボタンエビ

目利き

• 鮮度が良いと赤みが強いので赤い物を選ぶ
• 鮮度が落ちると白っぽく（黄色ぽく）なる

仲間

• トヤマエビ
• シマエビ
• ブドウエビ

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この記事を書いた人
現役の和食調理師／おかだ けんいち（調理歴25年以上）
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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