穴子 あなご(Conger eel)

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穴子 あなご(Conger eel)
 

穴子の英語表記

conger eel
conger

 

穴子の旬 ~おいしい時期

のれそれ

穴子

穴子(抱卵)

*各数字で歳時記を表示
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穴子とは~解説

  • ウナギに似た細長い円筒の白身魚
  • 体の側面に斑点がハカリのように並んでいるので「ハカリメ」の別名がある
  • 稚魚はノレソレと呼ばれる。ノレソレをポン酢で食べる「ベタラ」がある(岡山県)
    ノレソレ=長さ8cmで太さが1cm程度の物(無色透明でゼラチン質でできている)
  • 関東では煮あなご、関西では焼きあなごが主流
  • 年中出回り、大きいサイズよりもやや小さめが美味
  • 稚魚は2~3月、抱卵前は5~8月、抱卵中は11~12月
  • 抱卵前はあっさりとした味わいで、抱卵中は脂がのっている
  • アナゴは一生を海で過ごすので、とは違う
  • 餌が豊富になる冬の方が脂が乗る
  • うなぎと違ってあなごは淡泊な味わいが好まれる傾向が強く、さっぱりと食べる夏が旬と言われることもある

味わい
あっさりしていて淡白な味わい
冬は抱卵し、脂がのる

栄養
他の魚と比べると栄養価は高いので夏バテ予防に良い
ミネラル分のナトリウム、カリウムが豊富
うなぎと比較するとカロリー、炭水化物、脂質などが低い

 

地方名

  • ホンアナゴ
  • ハカリメ
  • ハム
  • メジロ
  • ノレソレ(幼魚)
  • ベラタ(幼魚)
 

目利き

  • 背中の色が茶褐色で腹がやや薄い色が良い
  • ぬめりが半透明が良い
  • 白い斑点が鮮やかなものが良い
  • 開いているときは身が白く透き通っているものが良い
  • 活〆したものは黒目が透き通っている
  • 肉厚でみずみずしく、血液が真っ赤なものが良い

仲間

  • 伊良子アナゴ
  • マアナゴ
  • ゴテンアナゴ
  • ギンアナゴ
 

レシピ

  • かば焼き
  • 寿司・刺身
  • 煮物
  • 八幡巻き
  • 塩焼き
  • てんぷら
 

穴子の栄養素 ~食品成分表

可食部100g当たり

あなご(蒸し)

廃棄率0%
エネルギー173 ㎉
水分68.5 g
タンパク質17.6 g
脂質12.7g
炭水化物
ナトリウム120 ㎎
カリウム280 ㎎
カルシウム64 ㎎
マグネシウム26 ㎎
リン180 ㎎
0.9 ㎎
亜鉛0.8 ㎎
0.04 ㎎
マンガン0.22 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)890 ㎍
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD0.8 ㎍
ビタミンE(トコフェロールα)2.9 ㎎
ビタミンK
ビタミンB10.04 ㎎
ビタミンB20.11 ㎎
ナイアシン2.7 ㎎
ビタミンB60.10 ㎎
ビタミンB122.5 ㎎
葉酸15 ㎍
パントテン酸0.79 ㎎
ビオチン
ビタミンC1 ㎎
食物繊維(総量)

日本食品標準成分表2020年版(八訂)」から引用
栄養素一覧表→35種類の栄養素 一覧表

 

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