岩魚 いわな(Char)イワナの英語は?|charの意味・読み方・漢字表記まで調理師がわかりやすく解説岩魚 いわな(Char)

岩魚 いわな(Char)~標高の最も高い渓流に住む幻の魚~ TOP
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イワナ(岩魚)の英語は char。日本特有の淡水魚で、海外では Japanese char と呼ばれることもあります。この記事では char の意味・使い方、イワナの特徴や旬、地方名まで調理師がわかりやすく解説します。

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岩魚の英語・漢字表記

項目表記
英語char(チャー)
読み方チャー(英語圏では chɑːr に近い発音)
別英語名Japanese char
white-spotted char
Charr
iwana mountain trout
漢字岩魚
鰍魚(いわな)

嘉魚
岩穴魚
学名Salvelinus leucomaenis

■ char の意味
char は サケ科イワナ属の魚の総称 で、イワナ(本州以南)アメマス(北海道)オショロコマなどを含む広い分類名。
→ 「イワナ=char」で正しいが、char は“イワナ族”全体を指す言葉


■ 海外での呼ばれ方
海外では「Japanese char」「white-spotted char(イワナの模様に基づく名前)」と呼ばれることが多い。寿司店・和食店ではIwana(固有名詞扱い)と表記されるケースもある。


■ 注意点
英語で「trout(マス)」と混同される場合が多いが、正確にはイワナは char(イワナ属) であり、サクラマスなどの trout(マス属) とは別。
料理説明で英語を使う場合は:“Japanese char, a type of trout-like fish”と補足すると誤解されにくい。

英語表記についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのページで 魚介類の漢字・英語表記一覧 をまとめています。

岩魚(いわな)とは ~解説~

  • 日本の淡水魚の中で標高の最も高い地域に生息している
  • 冬は岩陰にじっと隠れているので痩せているが、夏になると身が太って食べごろになる
  • 生息数が減って一部の地域では天然記念物に指定されている
  • 渓流釣りのターゲットとして人気(渓流魚の中で最も大きくなる)
  • 養殖物はスーパーなどにも並ぶ
  • イワナは他の川魚に比べ、やや高価
  • 市場に出回っているものはほとんどが養殖物
  • 天然のイワナは値段が格段に高い
  • 身は薄い赤色でしっかりしている
  • 味噌と相性が良い
  • イワナの体には独特のぬめりがあり、生臭さがあるので調理前には塩水で洗い流すのが良い
  • 地域ごとに特色があり、それぞれが亜種として分類される
    エゾイワナ=太平洋側の千葉県以北に生息
    ニッコウイワナ=東北地方、関東地方、滋賀県、鳥取県に生息
    ヤマトイワナ=中部地方の太平洋側の河川に生息
    ゴギ=中国地方固有の亜種
    オショロコマ=北海道の北部を中心に生息

味わい
淡白で癖のない味
タンパク質が多く、脂身が少ない

岩魚の旬 ~おいしい時期~

いわな

季節ごとの旬の食材をもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。▶ 旬の野菜・魚介【年間カレンダー】

地方名(別名)

  • キリクチ
  • イモナ

仲間
アメマス
ヤマトイワナ
エゾイワナ

目利き

  • 目が澄んでいるものが新鮮
  • 体表の斑紋がくっきりしているものが良い
  • 身に張りがあり、艶があるものが良い
  • 太っているものが美味しい

岩魚を使った料理

  • 塩焼き
  • ムニエル
  • 刺身
  • カルパッチョ
  • みそ焼き
  • 骨酒

岩魚(いわな)の栄養素 ~食品成分表~

いわな(生)養殖
可食部100g当たり

栄養素単位
廃棄率50%
エネルギー101
水分76.1g
タンパク質19.0g
脂質3.6g
食物繊維(総量)g
炭水化物0.1g
ナトリウム49
カリウム380
カルシウム39
マグネシウム29
リン260
0.3
亜鉛0.8
0.04
マンガン0.02
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)5
ビタミンA(β-カロテン)2
ビタミンD5.0
ビタミンE(トコフェロールα)1.6
ビタミンK
ビタミンB10.09
ビタミンB20.12
ナイアシン3.4
ビタミンB60.21
ビタミンB124.2
葉酸5
パントテン酸0.68
ビオチン
ビタミンC1
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

▶ 栄養の全体像を知りたい方はこちら
五大栄養素・ビタミン・ミネラルをまとめたページへ

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