伊予柑(いよかん)は、愛媛県を代表する冬の柑橘類です。ジューシーで爽やかな甘み、ほのかな酸味、芳醇な香りが特徴で、1月から3月にかけて旬を迎えます。
見た目はみかんより大きく、手で簡単に皮が剥けるため、食べやすさも魅力のひとつ。ビタミンCやクエン酸などの栄養も豊富で、冬の健康維持にもおすすめの果物です。
このページでは、伊予柑の旬の時期や収穫カレンダー、美味しい伊予柑の選び方、栄養成分、保存方法まで、詳しく解説します。スーパーや直売所で迷わず美味しい伊予柑を選べるよう、ぜひ参考にしてください。
伊予柑の旬と収穫時期
伊予柑の旬は1月から3月ごろ
| ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | ⑪ | ⑫ |
|---|
旬カレンダー(1月〜12月)
※色が付いている月が旬の目安です。
収穫時期と出荷時期の違い
伊予柑は11月下旬〜12月に収穫されますが、すぐには出荷されません。収穫後、貯蔵庫で1〜2ヶ月間追熟(貯蔵)させることで、酸味が抜けて甘みが増し、より美味しくなります。
収穫時期:11月下旬〜12月 –
出荷時期:12月下旬〜3月(ピークは2月)
追熟期間:約1〜2ヶ月
この追熟期間があるため、収穫直後よりも、1月以降の方が甘くて美味しい伊予柑が店頭に並びます。
月別の味わいの変化
12月〜1月上旬
酸味がやや強く、爽やかな味わい。さっぱりした柑橘が好きな方におすすめ。 **
1月中旬〜2月
糖度が上がり、酸味とのバランスが最高。伊予柑本来の味わいを楽しめる最良の時期。
3月
酸味がさらに抜けて、まろやかな甘さに。食べやすくなりますが、香りはやや弱まります。
4月以降
味が薄くなり、水分も減少。鮮度が落ちるため、3月中に食べるのがおすすめです。
【関連ページ】
伊予柑と同じ時期に旬を迎える野菜や果物について詳しく知りたい方は、1月|旬の野菜と果実|一覧表【保存版】もご覧ください。
伊予柑とは?特徴と味わい

伊予柑(いよかん、学名:Citrus iyo)は、日本で生まれた柑橘類で、愛媛県の特産品として知られています。温州みかんより一回り大きく、手で簡単に皮が剥ける食べやすさと、ジューシーで爽やかな味わいが人気です。
伊予柑の歴史と由来
伊予柑は、明治時代に山口県で発見された柑橘です。その後、気候が適した愛媛県(旧国名:伊予国)で本格的に栽培が始まり、「伊予」の名前がつけられました。現在、日本の伊予柑生産量の約9割を愛媛県が占めており、愛媛を代表する冬の味覚として全国に出荷されています。
品種の成り立ち
伊予柑は、温州みかんと八朔の自然交雑によって生まれたと考えられています。みかんの食べやすさと、八朔のしっかりした食感を併せ持つのが特徴です。
味・香り・食感の特徴
味わい
甘みと酸味のバランスが良く、爽やかでジューシー。糖度は11〜13度程度で、ほどよい酸味が甘さを引き立てます。
香り
柑橘特有の芳醇な香り。皮を剥いた瞬間に広がるフレッシュな香りは、伊予柑の大きな魅力です。
食感
果肉はやわらかくジューシーで、果汁がたっぷり。じょうのう(薄皮)もやわらかいため、袋ごと食べられます。
サイズと見た目
- 重さ:200〜300g程度
- 大きさ:温州みかんより一回り大きい
- 皮の色:濃いオレンジ色
- 皮の厚さ:やや厚めだが、手で剥きやすい
他の柑橘との違い
- 温州みかんより大きく、酸味がやや強い
- ポンカンよりジューシーで、香りが豊か
- 八朔より皮が剥きやすく、果肉がやわらかい
- デコポンよりさっぱりした味わい
伊予柑の栄養とカロリー
伊予柑は、ビタミンCをはじめとする栄養素が豊富な果物です。冬の健康維持や美容のサポートに役立ちます。
主な栄養成分
ビタミンC
伊予柑100gあたり35mgのビタミンCが含まれています。ビタミンCは、体の抵抗力の維持や、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。また、抗酸化作用により、体内の活性酸素から体を守る働きがあります。
食物繊維
100gあたり1.1gの食物繊維が含まれています。じょうのう(薄皮)や白いすじに多く含まれ、腸内環境を整えるのに役立ちます。袋ごと食べることで、効率よく摂取できます。
カリウム
100gあたり190mgのカリウムを含みます。カリウムは、体内の余分なナトリウムの排出を促し、正常な血圧の維持に役立つ栄養素です。
葉酸
100gあたり19μgの葉酸が含まれています。葉酸は、赤血球の形成を助ける栄養素で、特に妊娠中の方に必要とされています。
パントテン酸
100gあたり0.36mgのパントテン酸を含みます。パントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
β-カロテン
100gあたり21μgのβ-カロテンが含まれています。β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、視覚の維持や皮膚・粘膜の健康維持に役立ちます。
クエン酸
伊予柑の爽やかな酸味のもとです。柑橘類に多く含まれる有機酸で、疲労時のエネルギー補給に役立ちます。
カロリー(100gあたり・1個あたり)
伊予柑は低カロリーで、ダイエット中でも安心して食べられる果物です。
| 項目 | カロリー |
|---|---|
| 100gあたり | 50kcal |
| 1個あたり(可食部150g※) | 約75kcal |
※廃棄率40%として計算(1個250g×可食部60%=150g)
参考比較
- 温州みかん(100g):49kcal
- りんご(100g):57kcal
- バナナ(100g):93kcal
伊予柑は、みかんと同程度の低カロリーで、ビタミンCや水分が豊富なため、毎日の健康習慣に取り入れやすい果物です。
伊予柑に含まれる栄養素の働き
ビタミンCの働き
コラーゲンの生成を助け、皮膚や粘膜の健康維持をサポートします。また、体の抵抗力を維持する働きがあり、冬の健康管理に役立つ栄養素です。
食物繊維の働き
腸内環境を整え、お通じを良好に保つのに役立ちます。じょうのう(薄皮)に多く含まれるため、袋ごと食べるのがおすすめです。
カリウムの働き
体内の水分バランスを調整し、正常な血圧の維持に役立ちます。塩分の摂りすぎが気になる方の食生活にも適しています。
クエン酸の働き
疲労時のエネルギー補給をサポートします。運動後や仕事で疲れを感じた時のリフレッシュにおすすめです。
抗酸化成分の働き
ビタミンCやβ-カロテンなどの抗酸化成分が、体内の活性酸素から体を守る働きをします。日々の健康維持に役立ちます。
栄養素詳細(食品成分表)
いよかん(生)砂じょう
可食部100g当たり
| 栄養素 | 生 | 単位 |
|---|---|---|
| 廃棄率 | 40 | % |
| エネルギー | 50 | ㎉ |
| 水分 | 86.7 | g |
| タンパク質 | 0.9 | g |
| 脂質 | 0.1 | g |
| 食物繊維(総量) | 1.1 | g |
| 炭水化物 | 11.8 | g |
| ナトリウム | 2 | ㎎ |
| カリウム | 190 | ㎎ |
| カルシウム | 17 | ㎎ |
| マグネシウム | 14 | ㎎ |
| リン | 18 | ㎎ |
| 鉄 | 0.2 | ㎎ |
| 亜鉛 | 0.1 | ㎎ |
| 銅 | 0.04 | ㎎ |
| マンガン | – | ㎎ |
| ヨウ素 | – | ㎍ |
| セレン | – | ㎍ |
| クロム | – | ㎍ |
| モリブデン | – | ㎍ |
| ビタミンA(レチノール) | – | ㎍ |
| ビタミンA(β-カロテン) | 21 | ㎍ |
| ビタミンD | – | ㎍ |
| ビタミンE(トコフェロールα) | 0.1 | ㎎ |
| ビタミンK | – | ㎍ |
| ビタミンB1 | 0.06 | ㎎ |
| ビタミンB2 | 0.03 | ㎎ |
| ナイアシン | 0.3 | ㎎ |
| ビタミンB6 | 0.07 | ㎎ |
| ビタミンB12 | – | ㎍ |
| 葉酸 | 19 | ㎍ |
| パントテン酸 | 0.36 | ㎎ |
| ビオチン | – | ㎍ |
| ビタミンC | 35 | ㎎ |
伊予柑の選び方(見分け方のポイント)
スーパーや直売所で美味しい伊予柑を選ぶためには、いくつかのチェックポイントがあります。見た目、重さ、皮の状態を確認することで、新鮮で美味しい伊予柑を見分けることができます。
美味しい伊予柑の選び方チェック表
| チェック項目 | 良い伊予柑 ✓ | 避けるべき伊予柑 ✗ |
|---|---|---|
| 皮の色 | 濃いオレンジ色 色ムラが少ない | 色が薄い・茶色く変色している |
| 重さ | 持った時にずっしり重い | 軽くて中身がスカスカな感じ |
| 皮の張り | 張りとツヤがあり、なめらか | シワシワ・ブヨブヨしている |
| 形 | 丸みがあり、形が整っている | いびつで変形している |
| ヘタ | 緑色でみずみずしい | 茶色く枯れている |
| 香り | 爽やかな柑橘の香り | 香りが弱い・異臭がする |
| 触った感触 | 適度な弾力と張りがある | 部分的にやわらかい・硬すぎる |
| 傷・カビ | 傷がなくきれい | 傷やカビが見られる |
美味しい伊予柑の見分け方
1. 皮の色をチェック
濃いオレンジ色で、色ムラが少ないものを選びましょう。鮮やかで均一な色のものは、しっかり熟していて甘みが強い傾向があります。全体的に色が薄いものや、茶色く変色しているものは鮮度が落ちています。
2. 重さで果汁の量を判断
同じサイズなら、手に持って重みを感じるものを選びましょう。ずっしりと重いものは、果汁がたっぷり詰まっている証拠です。軽いものは、水分が抜けている可能性があります。
3. 皮の張りとツヤを確認
皮に張りとツヤがあり、表面がなめらかなものが新鮮です。触った時にハリがあり、弾力を感じるものを選びましょう。皮にシワが寄っていたり、触った時にブヨブヨしているものは、水分が抜けて鮮度が落ちています。
4. ヘタの状態を見る
ヘタ(軸の部分)が緑色でみずみずしいものは新鮮な証拠。茶色く枯れているものは収穫から時間が経っている可能性があります。
5. 香りで鮮度をチェック
鼻を近づけて、爽やかな柑橘の香りがするものを選びましょう。香りが弱いものは鮮度が落ちているか、未熟な可能性があります。発酵したような臭いや不快な臭いがするものは避けましょう。
6. サイズは中玉がおすすめ
中玉サイズ(200〜250g程度)が味のバランスが良く、食べやすいのでおすすめです。大きすぎるものは水っぽく、味が薄い場合があります。
特に避けるべき伊予柑
- 皮がシワシワ・ブヨブヨ:水分が抜けて鮮度が落ちている
- 傷やカビがある:傷みが進行している、保存状態が悪い
- 部分的にやわらかい:内部が傷んでいる可能性
- 異臭がする:腐敗が始まっている
まとめ:3つの基本ポイント
- 色:濃いオレンジ色で色ムラが少ない
- 重さ:手に持ってずっしり重い
- 皮:張りとツヤがあり、ハリがある
この3つを押さえれば、美味しい伊予柑を選ぶことができます。
伊予柑の保存方法

伊予柑は保存方法によって、美味しさを保てる期間が変わります。常温、冷蔵、冷凍と、状況に応じた適切な保存方法を知っておきましょう。
保存方法の比較表
| 保存方法 | 保存期間 | 特徴 |
|---|---|---|
| 常温保存 | 1〜2週間 | 風味が良い・冬場におすすめ |
| 冷蔵保存 | 2〜3週間 | 長持ち・夏場や暖房部屋向け |
| 冷凍保存 | 1〜2ヶ月 | 長期保存可・シャーベット風に |
常温保存(基本の保存方法)
保存期間:1〜2週間
伊予柑は基本的に常温保存が適しています。冬場(室温15℃以下)であれば、風通しの良い冷暗所で保存しましょう。
保存のコツ
- 風通しの良い冷暗所に置く(玄関、廊下、納戸など)
- 直射日光を避ける
- カゴやザルなど、通気性の良い容器に入れる
- 重ねずに並べる(重ねると下の方が傷みやすい)
- 新聞紙で1個ずつ包むと、さらに長持ち
注意点
- 室温が20℃を超える場合は冷蔵保存に切り替える
- 暖房の効いた部屋には置かない
- 湿度が高い場所はカビの原因になるため避ける
冷蔵保存(長持ちさせたい時)
保存期間:2〜3週間
室温が高い時期や、長持ちさせたい場合は冷蔵保存がおすすめです。
保存のコツ
- 1個ずつキッチンペーパーや新聞紙で包む
- ポリ袋に入れて軽く口を閉じる(完全密閉はしない)
- 野菜室に入れる(冷蔵室より温度が高く、伊予柑に適している)
- 定期的に状態をチェックし、傷んだものは取り除く
注意点
- 乾燥を防ぐため、必ず包んでから保存する
- 冷やしすぎると風味が落ちるため、野菜室がベスト
- 冷蔵庫から出してすぐより、少し常温に戻してから食べると美味しい
冷凍保存(長期保存・シャーベット風に)
保存期間:1〜2ヶ月
食べきれない時や、シャーベット風に楽しみたい時は冷凍保存も可能です。
保存方法①:丸ごと冷凍
- 伊予柑をよく洗い、水気を拭き取る
- ラップで1個ずつ包む
- 冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ
- 食べる時は半解凍して、皮を剥いてシャーベット風に
保存方法②:房ごと冷凍
- 伊予柑の皮を剥き、房に分ける
- 薄皮ごと、または薄皮を剥いた状態で冷凍用保存袋へ
- 平らにして冷凍庫へ
- スムージーやジュース、ヨーグルトのトッピングに
保存方法③:果汁を冷凍
- 伊予柑を絞って果汁を取る
- 製氷皿に入れて冷凍
- 凍ったらジッパー付き保存袋に移す
- 料理やドリンクに少量ずつ使える
注意点
- 解凍すると食感が変わるため、半解凍で食べるのがおすすめ
- 完全に解凍すると水っぽくなる
- 冷凍した伊予柑は生食より、スムージーや料理に向いている
切った後の保存方法
保存期間:1〜2日
一度切った伊予柑は、早めに食べきるのが基本です。
保存のコツ
- ラップでしっかり包む(断面を密着させる)
- 密閉容器に入れる
- 冷蔵庫の野菜室で保存
- できるだけ翌日中に食べきる
保存時の注意点
傷んだ伊予柑を見つけたら
カビが生えたり、腐っている伊予柑を見つけたら、すぐに取り除きましょう。他の伊予柑にも影響が広がる可能性があります。
定期的なチェック
3〜4日に1回は状態をチェックし、柔らかくなっているものから先に食べるようにしましょう。
ベストな保存場所の見つけ方
冬場の室温が低い時期は常温保存、春先や室温が高い場合は冷蔵保存と、季節や環境に応じて保存方法を変えるのがポイントです。
伊予柑の主な品種群
伊予柑にはいくつかの品種がありますが、市場に出回っているのは主に「宮内伊予柑」と「大谷伊予柑」の2種類です。それぞれ特徴が異なるため、好みに合わせて選ぶことができます。
主な品種の比較表
| 品種名 | 出回り時期 | 特徴 | 味わい |
|---|---|---|---|
| 宮内伊予柑 | 1月〜3月 | 種が少ない 食べやすい | 甘みが強い 酸味は控えめ |
| 大谷伊予柑 | 12月〜2月 | 種がやや多い | 酸味と甘みのバランスが良い |
宮内伊予柑(みやうちいよかん)
現在、市場に出回っている伊予柑の大半を占める主要品種です。1955年に愛媛県で発見された枝変わり品種で、甘みが強く酸味が控えめ。種が少ないため食べやすく、初めて伊予柑を食べる方にもおすすめです。1月〜3月がピークで、2月が最も美味しい時期です。
大谷伊予柑(おおたにいよかん)
伊予柑の原種に近い品種で、昔ながらの伊予柑の味わいを楽しめます。甘みと酸味のバランスが良く、爽やかな味わいが特徴。宮内伊予柑より種がやや多めですが、さっぱりした柑橘が好きな方に向いています。12月〜2月に出回ります。
その他の品種・系統
弥生紅(やよいべに)
伊予柑を親に持つ新品種。果皮が紅色を帯びているのが特徴で、糖度が高く、食味に優れています。まだ生産量は少なく、希少な品種です。
改良品種
愛媛県を中心に、さらに食べやすく美味しい伊予柑の品種改良が続けられています。今後、新しい品種が登場する可能性もあります。
どの品種を選ぶべき?
甘くて食べやすいものが好きな方
→ 宮内伊予柑がおすすめ。種も少なく、甘みが強いので万人受けします。
酸味も楽しみたい方
→ 大谷伊予柑がおすすめ。昔ながらの爽やかな酸味と甘みのバランスが楽しめます。
ポイント
スーパーで「伊予柑」として売られているものは、ほとんどが宮内伊予柑です。大谷伊予柑は生産量が少なく、直売所や専門店で見かけることが多いです。
伊予柑を使った料理
伊予柑は生食が一番美味しいですが、料理やお菓子に使っても爽やかな風味を楽しめます。余った時や、アレンジを楽しみたい時におすすめのレシピを紹介します。
生食の楽しみ方

基本の食べ方
伊予柑は手で簡単に皮が剥けるため、そのまま食べるのが一番おすすめです。皮を剥いて、房ごとに分けて食べましょう。じょうのう(薄皮)はやわらかいので、袋ごと食べられます。
美味しく食べるコツ
- 冷蔵庫で少し冷やすと、より爽やかな味わいに
- 食べる30分前に常温に戻すと、香りと甘みが引き立つ
- 朝食のデザートや、食後のフルーツとして
皮の剥き方
- ヘタの部分に指を入れて、上下に切り込みを入れる
- 切り込みから指を入れて、外側に向かって皮を剥く
- 房に分けて、そのまま食べる
種の取り方
宮内伊予柑は種が少ないですが、種がある場合は、房を半分に折って種を出すと簡単です。
いよかんを使った調理レシピ
伊予柑マーマレード

皮ごと使った手作りマーマレードは、爽やかな苦味と甘みが絶妙。トーストやヨーグルトに合います。
【材料】
- 伊予柑:3個(約600g)
- 砂糖:果肉と皮の重さの60〜80%
- レモン汁:大さじ1
【作り方】
- 皮を剥き、白いワタを取り除いて千切りにする
- 皮を水にさらして苦味を抜く(2〜3回水を変える)
- 果肉は種を取り除き、ほぐす
- 鍋に皮、果肉、砂糖を入れて煮詰める
- とろみがついたらレモン汁を加えて完成
伊予柑サラダ
爽やかな酸味がドレッシングの代わりに。冬の食卓に彩りを添えます。
【材料】
- 伊予柑:1個
- ベビーリーフ:1袋
- アボカド:1個
- オリーブオイル:大さじ2
- 塩・こしょう:少々
【作り方】
- 伊予柑は房から果肉を取り出す
- アボカドは食べやすい大きさに切る
- ベビーリーフと一緒に盛り付け
- オリーブオイル、塩、こしょうで味を整える
伊予柑ジュース
搾りたてのフレッシュジュースは、ビタミンCたっぷり。朝の一杯におすすめです。
【材料】
- 伊予柑:2〜3個
- はちみつ:お好みで
【作り方】
- 伊予柑を半分に切る
- 柑橘絞り器で果汁を搾る
- お好みではちみつを加えて完成
伊予柑ゼリー

つるんとした食感と爽やかな味わいが楽しめるデザート。
【材料】
- 伊予柑果汁:300ml
- 砂糖:50g
- ゼラチン:5g
- 水:大さじ2
【作り方】
- ゼラチンを水でふやかす
- 伊予柑果汁と砂糖を温めて溶かす
- ゼラチンを加えてよく混ぜる
- 容器に入れて冷蔵庫で冷やし固める
その他のアレンジ
- 伊予柑ピール:皮を砂糖で煮てドライフルーツ風に
- 伊予柑シロップ:果汁と砂糖で煮詰めて炭酸水で割る
- 伊予柑カクテル:果汁をスパークリングワインで割る
- 伊予柑ドレッシング:果汁、オリーブオイル、塩で簡単ドレッシング
- 伊予柑ケーキ:生地に果汁を混ぜて爽やか風味に
伊予柑は捨てるところが少なく、皮まで美味しく使える果物です。いろいろなアレンジで楽しんでみてください
伊予柑の漢字と英語表記
伊予柑の正しい表記や呼び方、英語での表現について解説します。
漢字表記と読み方
正式な漢字表記
伊予柑(いよかん)
漢字の意味
「伊予」は愛媛県の旧国名で、「柑」は柑橘類を意味する漢字です。愛媛県で本格的に栽培が始まったことから、「伊予の柑橘」という意味で「伊予柑」と名付けられました。
英語表記と読み方
英語表記
Iyokan / Iyo tangor
発音
イヨカン(日本語読みそのまま)
学名
Citrus iyo(シトラス・イヨ)
英語での基本説明
伊予柑を英語で説明する時に使える表現をいくつか紹介します。
Iyokan is a Japanese citrus fruit, a hybrid between a mandarin and an orange.
(伊予柑は、みかんとオレンジの交配種である日本の柑橘類です)
It has a sweet and slightly tangy flavor with a rich aroma.
(甘くてほのかな酸味があり、豊かな香りが特徴です)
Iyokan is in season from January to March and is mainly grown in Ehime Prefecture.
(伊予柑の旬は1月から3月で、主に愛媛県で栽培されています)
The fruit is easy to peel and can be eaten fresh.
(皮が剥きやすく、生食できます)
海外での認知
伊予柑は、香港、台湾、シンガポールなどアジア諸国を中心に「Iyokan」という日本語名で輸出されています。日本産の高級柑橘として人気があり、「Japanese citrus」としてその香りの良さと食べやすさが評価されています。
まとめ
伊予柑は、愛媛県を代表する冬の柑橘類で、1月から3月が旬の時期です。ジューシーで爽やかな甘み、ほのかな酸味、芳醇な香りが特徴で、ビタミンCや食物繊維などの栄養も豊富に含まれています。▶1月|旬の野菜と果実|一覧表【保存版】
伊予柑を選ぶ時のポイント
濃いオレンジ色で色ムラが少なく、手に持ってずっしり重いもの、皮に張りとツヤがあるものを選ぶことです。
保存方法
冬場は風通しの良い冷暗所で常温保存、室温が高い時期は冷蔵庫の野菜室での保存がおすすめです。適切に保存すれば、1〜3週間美味しく楽しめます。
市場に出回っている伊予柑の多くは、種が少なく甘みが強い「宮内伊予柑」です。生食はもちろん、マーマレードやサラダ、ジュースなど、さまざまな料理にアレンジして楽しむこともできます。冬の健康維持や美容のサポートに役立つ伊予柑を、ぜひ旬の時期に味わってみてください。スーパーや直売所で見かけたら、この記事を参考に美味しい伊予柑を選んでくださいね。
