毛蟹 けがに(Hair crab)

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毛蟹
 

毛蟹の英語表記

hair crab
hairy crab
Horsehair Crab

魚介類の英語表記をまとめた記事→魚介類の漢字と英語表記一覧表

 

毛蟹の旬

日高地方

網走・雄武・宗谷 

胆振

登別・白老

十勝・釧路

*各数字で歳時記を表示
旬の食材一覧表→【月別】 旬の食材一覧表 【食の歳時記】

 

毛蟹とは ~解説~

  • エビ目カニ下目クリガニ科に分類される
  • カニは品種が多く、日本だけでも1000種類の蟹がいると言われている
    (世界では4500種)
  • オスの甲長120mm程度で、メスは12センチ程度でオスの方が大きい
  • 楚蟹やタラバガニに比べて小さく可食部が少ない
  • 鍋や熱燗と相性が良く、厳冬に好まれる
  • 北海道を中心に一年中獲れている
  • 産地は大きく分けて4つ(オホーツク、釧路&根室、日高&十勝、噴火湾)
  • 基本的に脱皮直前が旬
  • 流通量が少なくズワイガニよりも高価
  • 一年中おいしく食べれるが、あえて旬と言えば「秋~冬」
  • 「若ガニ」は春先、「堅ガニ」じは冬場に獲れる

味わい
身には甘みがあり、カニミソの量が多い
甲羅の下にたくさん身が詰まっている
メスの足は細く食べ応えがないが、内子(卵巣)が身以上においしい
「若ガニ」=脱皮直後。身がやせているが、甘みがある
「堅ガニ」=脱皮直前。栄養を十分蓄えた状態で最上級でミソの風味が格別
「老ガニ」=甲長が10cmを超えたもの。味が落ちる


 

地方名

  • オオクリガニ
  • クリガニ
  • モズクガニ
 

茹で方

  1. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を入れる(塩は多めの2%~3%)
  2. 甲羅を下にして蟹を入れる
  3. 吹きこぼれないように注意しながら約15~20分ほど茹でる
  4. 茹で上がったら甲羅を上にしてザルにあげる(おか上げ)
    保存するときはこのまま氷水につけ、冷めたらざるにあげる
  5. 茹で上がってすぐに食べるとみずみずしくおいしい
 

目利き

  • 生で購入する時は生きているものが良く、なるべく元気なものを選ぶ
  • 死んだ物は死後劣化が早いので避ける
  • 関節などが黒ずんでいるものは鮮度が落ちているので避ける
  • 重さ400g~600gで甲羅が10cm前後の物がおいしい
  • 外子(外側にでている成熟した卵)の多い物は避ける
  • ずっしりと大きなものが良い
 

毛蟹を使った料理

  • 味噌汁
  • 寿司
  • 塩ゆで
  • 焼き物
  • 缶詰
  • グラタン
  • パスタ
  • サラダ
 

毛蟹の栄養素(食品成分表)

可食部100g当たり

けがに(ゆで)

廃棄率60 %
エネルギー78 ㎉
水分79.2 g
タンパク質18.4 g
脂質0.5 g
炭水化物0.2 g
ナトリウム240 ㎎
カリウム280 ㎎
カルシウム66 ㎎
マグネシウム39 ㎎
リン200 ㎎
0.6 ㎎
亜鉛3.8 ㎎
0.46 ㎎
マンガン0.02 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)3.7 ㎎
ビタミンK
ビタミンB10.07 ㎎
ビタミンB20.23 ㎎
ナイアシン2.4 ㎎
ビタミンB60.13 ㎎
ビタミンB122.5 ㎎
葉酸10 ㎍
パントテン酸0.4 ㎎
ビオチン
ビタミンC
食物繊維(総量)

日本食品標準成分表2020年版(八訂)」から引用
栄養素一覧表→35種類の栄養素 一覧表

 
 

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