鱈場蟹 たらばがに (King crab)

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タラバガニ
 

タラバガニの英語表記

King crab
red king crab

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タラバガニの旬

タラバガニ

*各数字で歳時記を表示
旬の食材一覧表→【月別】 旬の食材一覧表 【食の歳時記】

 

タラバガニとは ~解説~

  • 漢字で「鱈場蟹」「多羅波蟹」
  • 異尾下目(ヤドカリ下目)タラバガニ科 タラバガニ属のカニ
  • 生物学上はヤドカリの仲間
  • 足を広げると1.5mにもなる
  • 甲羅は丸みを帯びた三角形でH型のくぼみがあり、暗紫色をしている
  • 多くのトゲを持ち、足は4組8本しかない
  • 生息域が鱈の漁場と重なるため「鱈場蟹」と呼ばれるようになったと言われる
  • 寒海性で北太平洋・日本海・北極海の冷水帯(水温10℃以下)に生息する
  • メスよりオスの方がおいしい(日本ではメスの漁獲が禁止されているので、メスは外国産)
  • 旬は秋~冬(春~夏は脱皮するので水っぽくなる)
  • 国産物は少なく、ロシア産やアメリカ産が多い(ロシア産が約90%)
  • 全体的に大きい物はしっかり身が詰まっている

味わい
脱皮したては水っぽくなる
秋から冬にかけて身が詰まっていて味がいい
熱を通すと甘みと旨味が増す
カニらしい風味があって、バランスのいい味が楽しめる
肉厚で食べごたえのある身と、ぷりぷりとした食感が特徴
カニミソは油分や水分が多く生臭い
内子はおいしいが、外子はおいしくない
メスよりオスの方がおいしい

 

保存方法

  • 家庭での生の保存は避けた方が良い
  • 茹でて密閉容器に入れる
  • 茹でて冷凍保存も可能(ラップなどに包む)
  • 茹でて身をほぐして冷凍もできる
 

地方名

  • 本タラバ
  • アンコ (未成体)
  • クラッカ (未成体より小さい物)
  • たらがに
  • いばらがに
 

目利き

  • 鮮度が良いものを選ぶとよい
  • 殻を押して柔らかい物は脱皮後まもない証拠
  • 脱皮後は水っぽく身が詰まっていないので避ける
  • 全体的に大きい物はしっかり身が詰まっている
 

仲間

  • 油蟹 (あぶらがに)
  • 花咲蟹 (はなさきがに)
 
 

タラバガニを使った料理

  • タラバガニの刺身、寿司
  • タラバガニのしゃぶしゃぶ
  • 茹で蟹
  • 蒸し蟹
  • 焼き蟹
 

タラバガニの栄養素 (食品成分表)

可食部100g当たり

タラバガニ(ゆで)

廃棄率60 %
エネルギー77 ㎉
水分80.0 g
タンパク質17.5 g
脂質1.5 g
炭水化物0.3 g
ナトリウム310 ㎎
カリウム230 ㎎
カルシウム48 ㎎
マグネシウム51 ㎎
リン190 ㎎
0.2 ㎎
亜鉛4.2 ㎎
0.41 ㎎
マンガン0.04 ㎎
ヨウ素62 ㎍
セレン35 ㎍
クロム1 ㎍
モリブデン2 ㎍
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)8 ㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)3.0 ㎎
ビタミンK
ビタミンB10.07 ㎎
ビタミンB20.06 ㎎
ナイアシン1.8 ㎎
ビタミンB60.13 ㎎
ビタミンB129.9 ㎍
葉酸15 ㎍
パントテン酸0.48 ㎎
ビオチン5.4 ㎍
ビタミンC
食物繊維(総量)

日本食品標準成分表2020年版(八訂)」から引用
栄養素一覧表→35種類の栄養素 一覧表

 

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