貝毒(Shellfish poison)


 

起因菌

  • サキシトキシン
  • ゴニオトキシン群
  • ペクテノトキシン群

 

症状

  1. 中毒症状 30分~3日
  2. 症状   下痢、嘔吐、吐き気、唇のしびれ、頭痛
  3. 備考   麻痺性貝毒、下痢性貝毒が存在する

 

 

汚染源

  • 毒化した貝類
    ムラサキガイ、アサリ、ホタテ、バイガイ、ホラガイなど

 

 

特徴

  • 麻痺性貝毒=重症の場合は呼吸困難により死に至る
  • 下痢性貝毒=重症でも3日以内に回復
  • 熱に強いので調理過程で無毒になりません

 

 

予防

  • 貝の可食部1g中4MUを超える麻痺性貝毒を含む物は食用禁止
  • 貝の可食部1g中0.05MUを超える下痢性貝毒を含む物は食用禁止

 

まとめ

  • 毒化した貝は出荷規制されて市販されることはない
  • 潮干狩りなどで採った貝などは規制の対象外
  • 潮干狩りなどの場合は、その海域が貝毒の出荷規制海域になっていないかどうか、確認するようにしましょう
  • エサの毒化プランクトンが原因で貝が毒を蓄積する
  • 二枚貝だけでなく巻貝なども注意する

 

備考

「食中毒」一覧表

サルモネラ菌 ボツリヌス菌
腸炎ビブリオ セレウス菌
病原大腸菌 ノロウイルス
ウエルシュ菌 フグ中毒
カンピロバクター 貝毒
エルシニア 植物性自然毒
リステリア 科学性食中毒
ブドウ球菌

 

「寄生虫」一覧表

アニサキス トキソプラズマ
大複殖門条虫 回虫
旋尾線虫 ズビニ鉤虫
顎口虫 鞭虫
肝吸虫 肝蛭
横川吸虫 赤痢アメーバ
日本海裂頭条虫 ランブル鞭毛虫
ウェステルマン肺吸虫 クリプトスポリジウム
旋毛虫 エキノコックス
無鉤条虫 広東住血線虫
有鉤条虫 アンソン裂頭条虫