ブドウ球菌食中毒(Staphylococcal food poisoning)


 

起因菌

  •  黄色ブドウ球菌

 

症状

  1. 潜伏期間 1~6時間
  2. 症状   吐き気、激しい嘔吐、下痢、腹痛
  3. 備考   数時間で回復し、死に至ることはほとんどない

 

 

汚染源

  • ブドウ球菌が増殖する際に作られる毒素「エンテロトキシン」により発症する
  • 人の鼻や咽喉粘膜に菌が存在する
  • 人の手指の化膿巣に存在する

 

特徴

  • 黄色ブドウ球菌は熱に弱い
  • エンテロトキシンは熱に強い(218度で30分の加熱が必要)

 

予防

  • 手指の徹底洗浄
  • 食品に素手で触らない
  • 帽子やマスクを着用する
  • 手指に傷がある場合は調理しない
  • 素手でおにぎりを作らない

 

まとめ

  • 黄色ブドウ球菌が増殖するときに作られる毒素「エンテロトキシン」が原因
  • 黄色ブドウ球菌をつけいないことが大切
  • 黄色ブドウ球菌自体は熱に弱い
  • エンテロトキシンは熱に強い
  • 人の手を介して汚染されることが多い

 

 

備考

「食中毒」一覧表

サルモネラ菌 ボツリヌス菌
腸炎ビブリオ セレウス菌
病原大腸菌 ノロウイルス
ウエルシュ菌 フグ中毒
カンピロバクター 貝毒
エルシニア 植物性自然毒
リステリア 科学性食中毒
ブドウ球菌

 

「寄生虫」一覧表

アニサキス トキソプラズマ
大複殖門条虫 回虫
旋尾線虫 ズビニ鉤虫
顎口虫 鞭虫
肝吸虫 肝蛭
横川吸虫 赤痢アメーバ
日本海裂頭条虫 ランブル鞭毛虫
ウェステルマン肺吸虫 クリプトスポリジウム
旋毛虫 エキノコックス
無鉤条虫 広東住血線虫
有鉤条虫 アンソン裂頭条虫