鳥貝 とりがい(Japanese egg cockle)

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とり貝の旬~おいしい時期~

とりがい

季節ごとの旬の食材をもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。▶ 旬の野菜・魚介【年間カレンダー】

とり貝とは~解説~

鳥貝 とりがい(Japanese egg cockle)
  • 貝殻のままや活けの状態での流通は少ない
  • 産卵時期は春と秋で寿命は約1年
  • 太平洋側は3~5月、日本海側は6~7月が旬
  • 二枚貝の中ではやや高価で主に寿司ネタとしての需要が高い
  • ほどよい食感で強い甘みと旨味がある
  • 主に開いた状態で年中出回る
  • 色が黒い方が高価でこの色素は取れやすい
  • 刺身と言っても生ではなく足の部分を軽く湯がいたものをいう

地方名

  • トンボ(小さい物をそのまま茹でたり煮たりしたもの)
  • オハグロ
  • オトコガイ
  • キヌガイ
  • トリゲ

目利き

  • 開いた状態の物は艶とハリがあり肉厚のものが良い
  • 湯引きしたものは冷凍しても味が落ちない

仲間

  • 蝦夷石蔭貝(エゾイシカゲガイ)

レシピ

  • 刺身、すし
  • 酢味噌和え
  • 佃煮
  • バター焼き

とりがいの栄養素(食品成分表)

とりがい(生)斧足

栄養素単位
廃棄率0%
エネルギー81
水分78.6g
タンパク質12.9g
脂質0.3g
食物繊維(総量)g
炭水化物6.9g
ナトリウム100
カリウム150
カルシウム19
マグネシウム43
リン120
2.9
亜鉛1.6
0.05
マンガン0.11
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)1.2
ビタミンK
ビタミンB10.16
ビタミンB20.06
ナイアシン1.7
ビタミンB60.04
ビタミンB1210.0
葉酸18
パントテン酸1.1
ビオチン
ビタミンC1
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」
栄養素含有量ひとこと評価
ビタミンB1210.0 µg貝類の強み。造血・神経機能に必須で突出して多い。
2.9 mg動物性で吸収率も良好。貧血対策に有用。
亜鉛1.6 mg味覚・免疫に関与。貝類としてしっかり多い。
マグネシウム43 mg筋・神経・代謝を支えるミネラルで高め。
パントテン酸1.1 mg補酵素の材料。一般食品と比べかなり多め。

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

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