菊芋 きくいも(Jerusalem artichoke)

菊 TOP
TOP » 野菜 » 菊芋 きくいも(Jerusalem artichoke)

※本記事には広告が表示されます。

菊芋の旬 ~おいしい時期~

きくいも

▶ 季節ごとの野菜・魚介を一覧でチェックする【年間カレンダー】

菊芋とは ~解説~

菊芋の写真。旬や特徴、栄養について解説します。
菊芋 きくいも(Jerusalem artichoke)。旬の時期や栄養素については本文で詳しく解説しています。
  • キク科ヒマワリ草の多年草の肥大した根の部分
  • 原産国は北アメリカ
  • 外見は生姜に似ている
  • 生のままでもクセがなく、シャキシャキした食感が楽しめる
  • 皮は薄いので土などがついている部分だけ取り除くとよい
  • 繁殖力が強く、環境省から要注意外来生物に指定されている
  • シャキシャキとした食感で、生でも加熱しても食べられる
  • クセが少なく、和洋中問わずさまざまな料理に使いやすい
  • 煮物、炒め物、サラダ、漬物、きんぴらなど幅広い用途がある
  • 長期保存には不向きで、冷蔵または土付きでの保存が一般的
  • 食感や見た目から「天然のインディアンポテト」などとも呼ばれることがある

保存方法

  • 土をつけたままビニール袋に入れ冷蔵庫で保存
    (洗うとイヌリンが流出する)
  • 長期保存するには土に埋めるとよい
    (夏を越す場合は芽が出るので冷凍する)
  • 皮を剥いてから冷凍
  • 皮を剥き、スライスして乾燥させて保存する事ができる

菊芋を使った料理

菊芋の甘酢漬け
  • サラダ
  • 炒め物
  • 焼き物
  • 煮物
  • 汁物
  • 揚げ物

菊芋の栄養素(食品成分表)

きくいも(生)塊茎
可食部100g当たり

栄養素水煮単位
廃棄率020%
エネルギー5166
水分85.481.7g
タンパク質1.61.9g
脂質0.50.4g
食物繊維(総量)2.11.9g
炭水化物11.314.7g
ナトリウム11
カリウム470610
カルシウム1314
マグネシウム1316
リン5666
0.30.3
亜鉛0.30.3
0.140.17
マンガン0.070.08
ヨウ素1
セレン
クロム
モリブデン2
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.20.2
ビタミンK
ビタミンB10.060.08
ビタミンB20.030.04
ナイアシン1.21.6
ビタミンB60.060.09
ビタミンB12
葉酸1920
パントテン酸0.290.37
ビオチン3.7
ビタミンC610
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」
  • 主成分は多糖類の一種であるイヌリン(※効果には触れません)
  • 食物繊維を含む野菜のひとつで、日々の食事に取り入れられている
  • ビタミンB群(B1、B2、ナイアシンなど)やカリウム、鉄を含む
  • エネルギーは100gあたり約35kcalと、一般的な芋類よりも低め
  • でんぷんが少なく、水分が多いため煮崩れしにくい
  • 生で食べられる数少ない「芋」としても知られている

▶ 栄養の全体像を知りたい方はこちら
五大栄養素・ビタミン・ミネラルをまとめたページへ

合わせて読みたい

じゃがいもの栄養バランスがスゴイ!
生姜 しょうが (Ginger)
里芋 さといも(Taro)の特徴と栄養素

調理師プロフィール画像
この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

プロフィールを見る

タイトルとURLをコピーしました