ドライイーストは、パン作りで最も一般的に使われる発酵素材です。イースト菌を乾燥させたもので、保存しやすく扱いやすいのが特徴。
この記事では、ドライイーストの特徴・正しい保存方法・英語表記を現役和食調理師がわかりやすく解説します。
ドライイーストとは ~特徴~
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- イーストとは自然界に分布する微生物である
- パン酵母には、生酵母と乾燥酵母(ドライイースト)が存在する
- パン生地の中で発酵して炭酸ガスとアルコール類を発生させる
- 炭酸ガスはパンをふっくらとふくらませ、アルコール類はふくよかなかおりと風味をあたえる
- 大きく分けて「生イースト」、「ドライイースト」、「インスタントドライイースト」の3種類(最近ではセミドライイーストがある)
- 扱いやすく、安定した発酵力
- 保存性が高く、常温で保管しやすい
- パン作り初心者でも使いやすい
- 砂糖と合わせると発酵が安定し、塩は少し抑えめにすると膨らみが良くなります。
イーストの種類と特徴
①生イースト
酵母を培養して、水洗いし水切りしたもの
固形で一塊になっている
発酵が早い(糖分を分解する力が強い)
イースト臭が残らない
②ドライイースト
予備発酵させて使う
粒が大きく球状
インスタントドライイーストよりも香ばしい味や香りがある
③インスタントドライイースト
予備発酵せずに直接粉に混ぜて使う
手に入りやすく、使いやすいので家庭で使うのにおすすめ
初心者が手軽に使うのに向いている

現役和食調理師のヒント
ドライイーストは発酵が安定しやすいので、家庭パン作りには最もおすすめの酵母です。
ドライイーストの重さ (計量カップ)
| 小さじ | 3.3g |
| 大さじ | 10g |
| 1カップ | ー |
ドライイーストの保存
- 空気に触れないようにして、湿気の少ない低温の場所での保存が良い
- 家庭の場合は冷蔵庫保存が好ましい
- 冷凍保存すると若干発酵力が落ちる場合がある
- 保存状態が良ければ半年程度は問題なく使える
- インスタントドライイーストは未開封で約2年間保存できる
ドライイーストの英語・漢字表記
【英語表記】active dry yeast
【漢字表記】乾燥酵母
英語表記についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのページで【食×英語】野菜と果物180種の英単語&漢字一覧表まとめています。

この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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