オイシックス「ケールサラダ」はまずい?それとも美味しい?調理師が味・苦味・量を辛口レビュー

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オイシックスの「ケールサラダ」はおいしいの?苦味はどれくらい?ハニーマスタードは本当に絶品なの?

そんな疑問に、現役和食調理師の私が“正直に”答えます。
ケールは「苦い・青臭い」というイメージを持つ方も多いですが、このキットは下処理が丁寧で、驚くほど食べやすい仕上がり。さらに、主役とも言える ハニーマスタードドレッシングの甘み×酸味×香り がケールと抜群に合うんです。

  • 忙しい日の“サッと一品”に向いている?
  • ボリュームはどれくらい?
  • ケールが苦手な人でも食べやすい?
  • 他のミールキットと比べてコスパはどう?

これらを調理師目線で、良い点もイマイチな点も隠さずレビューします。この記事を読めば、あなたにこのケールサラダが「合う・合わない」がはっきりわかります。

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結論|ケールサラダはこんな人におすすめ

オイシックスのケールサラダは、「ケール=苦い」という常識を崩すタイプのミールキット
ケール本来の栄養価(β-カロテン・ビタミンC・食物繊維)がしっかり摂れるのに、ハニーマスタードドレッシングのおかげで 食べにくさがほぼ消えている

  • 苦味 → マイルド
  • 食感 → シャキッと瑞々しい
  • 栄養 → 生のまま摂れる強みが大きい
  • 味 → 甘み×酸味×香りでバランス良い

料理としての主張は強くないが、“面倒なく野菜を補いたい人には価値がある一皿” というのが調理師としての結論。
逆に、「ガッツリ食べたい」「メイン料理を期待している人」には向かない。


Oisixケールサラダが人気の理由

オイシックスの「ケールサラダ」が評価されている最大の理由は、“ケールの弱点(苦味・青臭さ・食べづらさ)をほぼ消して、栄養だけを残している” という点に尽きる。
具体的には次の3つ。


ケールの苦味が驚くほどマイルドになる加工
オイシックスのケールは葉の状態が良い、洗浄が丁寧。家庭で生のケールを買うより圧倒的に食べやすい。“ケールの栄養を摂りたいけど、味が苦手”という層に刺さる理由がここ。


ハニーマスタードとケールの相性
このドレッシングは、甘み・酸味・マスタードの香りのバランスがよく、ケールのクセを抑えながら味をまとめてくれる。ケール単体だと食べにくい人でも、「これなら普通においしい」レベルまで持ち上げているのが強い。


“食べる栄養補給”として成立
火を通していない分、ビタミンCや酵素類がそのまま摂れるのは生サラダの強み。
・野菜不足を補いたい
・忙しくても栄養は確保したい
・コンビニサラダに満足していない
こういった層にとって、味が整っていて、栄養も落ちない という“両立”が評価されやすいポイント。

3. 届いた内容レビュー|鮮度・ボリューム・下処理の丁寧さ

オイシックスのケールサラダは、食材数こそシンプルだが、仕上がりのクオリティを左右するポイントが明確に見えるセット だった。ひとつずつ調理師目線でチェックする。


🥬 ケール(主役)
→ 苦味が少なく、葉の状態が良い。扱いやすい“生食品質”。
第一印象は 葉がしんなりしていないこと。一般スーパーのケールに多い「硬い・青臭い・えぐい」という欠点がほぼない。
✔ 葉にハリがある
✔ 茎が細くて筋っぽくない
✔ 過剰な水分がついていない(べちゃつき防止)


🔴 ラディッシュ
→ 食感と色味のアクセント。量は少量で“バランス目的”。
ラディッシュは辛味も青臭さも弱く、ケールの重さを軽くする要員 として非常に優秀。
✔ シャキッとした薄スライス
✔ アクセントとして主張しすぎない
✔ 味よりも“全体の軽さ”を作る役割

🥜 スライスアーモンド
→ 香ばしさと油脂で“食べごたえ”を支える。
アーモンドはこのキットの“質感担当”。ただのヘルシーサラダで終わらず、“満足できるサラダ”に昇格する。
✔ 嚙んだ時の香ばしさ
✔ 油脂のコク
✔ 食感のリズム


🧀 粉チーズ
→ 旨味と塩気を支える。ケールの苦味をマイルド化。
粉チーズは「味の中央に芯を通すパーツ」ケールの苦味を丸め、ハニーマスタードの甘酸っぱさを “大人向けに整える役割” を果たす。
✔ 少量で効果が強い
✔ 味が一気にまとまる
✔ ケールとの相性が抜群


🍯 ハニーマスタード玉ねぎドレッシング
→ このキットの味を“プロ仕様”にしている核心。
ハニーマスタードに玉ねぎの甘みと香りが乗り、家庭ではほぼ再現できないバランス に仕上がっている。すべてが「ケールの苦味」や「生野菜の青臭さ」を打ち消し、“ちゃんとおいしいサラダ”として成立させるメイン要素。
✔ 蜂蜜のコク
✔ 酸味のキレ
✔ マスタードの香り
✔ 玉ねぎの旨味


作りやすさレビュー|調理時間・手間・初心者でも作れるか

ケールサラダの作業工程は「切る → 混ぜる → 盛り付ける」の3ステップ。一見すると「普通のサラダ」と同じだが、実際の負担は桁違いに軽い。ミールキットとしての強みは、“手間の少なさ”と“仕上がりの安定感”の両立 にある。


切る:ケールとラディッシュの下処理
ケールとラディッシュを洗い、カットする
ラディッシュも量が少なく、スライスするだけなので負担はミニマム。


混ぜる:味のブレが出にくい(調味の完成度が高い)
混ぜる作業はケール・粉チーズ・ドレッシングをボウルで和えるだけ。ここで評価したいのは 味の再現性
✔ ドレッシングの味が濃すぎず薄すぎず調整済み
✔ ケールの量とドレッシング量のバランスが計算されている
✔ 粉チーズが味の芯を作る

そのため、誰が作っても8割以上の完成形に仕上がる。


盛り付け:ラディッシュとアーモンドで完成度が跳ねる
最後にスライスラディッシュとアーモンドをのせる。
✔ ラディッシュ → 食感とみずみずしさと彩り
✔ アーモンド → 風味とコク

これが乗ることで、「ただのケールサラダ」ではなく“完成された一皿” になる。盛り付けの難しさはゼロ。


味の本音レビュー|ケールの食べやすさ&ドレッシングの魅力

「オイシックスのお試しセットの「たっぷりケールのチーズナッツサラダ

苦味を抑えたケール×甘酸っぱいドレッシングの完成度が高い
ケールサラダの評価を一言でいえば、
「ケールの栄養を“おいしさの形”で成立させたサラダ」

まず驚くのは、ケールの 苦味の弱さ。一般的なケールのような青臭さやエグみがほとんどなく、“生で食べる抵抗感” が薄い。味の軸を担っているのは、ハニーマスタード玉ねぎドレッシング。はちみつの甘さ、マスタードの香り、玉ねぎの甘みがケールのクセを中和し、食べやすさと満足感を同時に生む

粉チーズが旨みの土台を作り、アーモンドの香ばしさが食べごたえを補強するため、“ただのヘルシーサラダ”で終わらないのがポイント。
ケールの風味を残しつつ、クセを抑えている
ドレッシングが味の方向性を決めている
ラディッシュとアーモンドが軽さとコクを追加


やみつきポイントTOP3

苦味が驚くほどマイルドになったケール
ケールが苦手な人でも食べられるレベル。「栄養を摂りたいけど味が苦手」層に刺さる最大の理由。


ハニーマスタード×玉ねぎの“完成されたドレッシング”
一般家庭では再現しにくい味のバランス。甘み・酸味・香り・旨みの4方向ですべて整っている。


食感のリズムが気持ちいい(ラディッシュ+アーモンド)
シャキッとしたラディッシュ、香ばしいアーモンドが単調になりがちな“葉物サラダの弱点”を完全に補っている。

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イマイチな点|辛口評価

ケールサラダは完成度が高い一方で、“誰にとっても完璧”というタイプではない。実際に使って気になった点を正直にまとめる。


メインにはならない(ボリューム不足)
野菜中心のキットなので、夕食のメインを求める人には物足りない。量は副菜〜軽食レベルで1人前としては成立するが腹持ちは弱い。「これ1つで夕食完結」は現実的ではない。


ケールの風味は完全には消えない
苦味はかなりマイルドだが、ケール特有の風味は残る。ケールの青い香りや葉物特有のクセが苦手な人は、“おいしく食べられるライン”に達しない可能性がある。


ドレッシングの味が強いため、好みが分かれる
ハニーマスタード玉ねぎは完成度が高いが、甘みがしっかりして、酸味の主張も強い。「控えめ・淡い味が好きな人」には重く感じる


価格はサラダとしては高め
使用している食材の質や手間を考えれば妥当だが、コスパで選ぶタイプの人には向かない。


向いている人/向かない人

向いている人

栄養をちゃんと摂りたい人
“袋を開けて切って混ぜるだけ”で栄養価の高いサラダが完成する。


ケールに興味はあるが、苦味が不安な人
苦味のクセが弱いので、「ケール初心者」でも食べやすい。“ケールデビュー”にはちょうどいいレベル。


夕食にもう1品ほしい共働き・一人暮らしの人

忙しい日、自炊の気力がない日、メインの横に軽いサラダを足したい日。こういう時に 3分で完成する価値 は大きい。


コンビニサラダより“質”を求める人
素材の新鮮さ、ドレッシングの完成度はコンビニより一段上。「健康目的+味の満足度」を両立したい人に向く。


向いていない人

ガッツリしたメイン料理を求めている人
このサラダ単体では満腹にはならない。軽食〜副菜のポジション


甘みのあるドレッシングが苦手な人
ハニーマスタードは甘みと酸味が強め。“控えめな味”を好む人は合わない。


ケールの風味が完全にNGな人
苦味は弱いが、ケール独特の香りはゼロにはならない。「クセのある葉物が苦手」なら避けた方がいい。


コスパ第一の人
作業量の少なさ・味の安定感を考えれば妥当だが、普通のサラダと比較すれば割高。“安さ基準で選ぶ人”には向かない。


Oisixを始めるならまず読むべきページ

ケールサラダは手軽でおいしい一品ですが、Oisixの本当の魅力は“ミールキット全体の設計”にあります。

  • どんな種類があるのか
  • 初心者はどれを選ぶべきか
  • 失敗しない注文方法は?
  • コスパは良いのか
  • 継続利用のメリット/デメリットは?

【Oisixを始める前に“必ず”読んでほしい】
ケールサラダのレビューだけでは、Oisixがあなたに合うかどうかは判断できません。ミールキットの選び方・料金・デメリットをまとめた“失敗しないための基礎ガイド”はこちら。
【本音レビュー】Oisixは本当に便利?料金・味・デメリットを調理師が徹底評価


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あとがき

今回のケールサラダは、“ケール=苦い・食べにくい”という固定観念を崩すミールキットでした。
生のまま栄養をしっかり摂れるうえに、味の方向性が明確で、忙しい日の「あと一品」としての完成度は高い。
ただ、ミールキットは1品の良し悪しだけで判断すると失敗しやすい。Oisixの真価は、メイン・副菜・サラダ・時短キットをどう組み合わせるかという「全体の運用」にあります。
調理師としては、
“自分の生活リズムに合うミールキットを選べるか”が満足度の分岐点だと感じています。
この記事が、あなたがOisixを利用するかどうかの判断材料になれば幸いです。ほかのレビューも同じ基準で評価しているので、参考にしてみてください。

調理師プロフィール画像
この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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