【2025年3月レビュー】ポストコーヒーの届いた豆3種を本音評価|味の違い・焙煎度・香りの特徴

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【2025年3月レビュー】ポストコーヒーの届いた豆3種
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2025年3月に届いたポストコーヒー3種類を、現役調理師の視点でレビューします。今月は、軽めの果実味・バランス型の中煎り・落ち着いたビター系 が揃い、日常使いしやすいセットでした。

ホンジュラスの“軽い酸味×チョコ系のコク”、
ペルー インカウアスの“柑橘の明るさ×やさしい甘さ”、
タンザニアの“控えめな酸味×後を引くビター感”──。

それぞれの フレーバー・味の方向性・どんな人に合うか をわかりやすく整理しています。
購入前に味の傾向を知りたい方や、自分のタイプに合うか確かめたい方は参考にしてください。ポストコーヒーをやめなかった理由はこちら

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今月届いた豆のラインナップ

ホンジュラス アレックス・ポンセ カトゥアイ ハニー
ペルー インカウアス
タンザニア イユラ AB ウォッシュト

※ 詳細レビューは後述


個別レビュー

ホンジュラス アレックス・ポンセ カトゥアイ ハニー

焙煎度深煎り

産地ホンジュラス

フレーバー&香り
プラムや柑橘類を思わせる明るい果実味に、アーモンドやカカオのような甘い香りが重なる、軽やかで上品なフレーバー。香りはややフルーティで、ほんのりチョコレートのニュアンスもあり、華やかさと落ち着きのバランスが良い。

味の方向性
ひと口目に“軽い酸味”がふっと来るが、後味はすっきりとしていて飲み疲れしない仕上がり。果実味・コク・甘さがきれいにまとまった中煎りで、チョコレート系のお菓子との相性も良い。酸味は少しあるものの、苦味は控えめで、全体としてバランスが非常に取りやすいタイプ。朝にも午後にも使える、オールラウンドな飲み心地。

この豆が合う人
少しだけ酸味のある“果実味の中煎り”が好きな人
後味が重くない、すっきり飲めるコーヒーを求める人
ブラックで飲むことが多く、味のバランスを重視する人
お菓子(特にチョコレート)と一緒に楽しみたい人
深煎りは重いが、浅煎りの酸味も強すぎると苦手…という人

ペルー インカウアス

焙煎度中煎り

産地ぺルー

フレーバー&香り
みかんや金柑のような“じんわり広がる柑橘の果実味”に、ミルクチョコレートの甘さが重なる、やさしく香ばしいフレーバー。淹れた瞬間に立つ香りは明るく、後半にふわっとフローラルなニュアンスが残る。軽やかさとコクがほどよく同居した香りの構成。

味の方向性
やや軽めの中煎りで、酸味と苦味のバランスが良い“すっきり系”。ひと口目にほんのり柑橘の酸味、その後にミルクチョコのようなやわらかな甘さが続く。全体として主張が強すぎず、飲み疲れないタイプ。重たい深煎りとは対極で、軽めにさらっと飲みたい日に向いている。

この豆が合う人
軽めでバランスの取れた中煎りが好きな人
柑橘の明るさとやさしい甘さを両方楽しみたい人
深煎りの重さが苦手な人
朝や午後に“さっぱり飲めるコーヒー”を探している人
焼き菓子(ビスコッティ・グラノーラなど)と合わせたい人

タンザニア イユラ AB ウォッシュト

焙煎度深煎り

産地タンザニア

フレーバー&香り
レモンやオレンジを思わせる、フルーティーで爽やかな柑橘の香り。深煎りながらも重すぎず、後半にほんのりハーバルなニュアンスと、きび糖のようなやさしい甘さが続く。主張が強すぎない香りで、落ち着いた印象のフレーバー。

味の方向性
酸味は控えめで、ひと口目からスムーズに入る飲みやすい味わい。後半にかけて“やや後を引くビターさ”が現れ、深煎りらしいコクをきれいにまとめている。程よい酸味と、残る苦味のバランスが良く、尖りがない“万人向けの深煎り”。週末の朝や、甘めの朝食(パンケーキなど)と合わせやすいタイプ。

この豆が合う人
深煎りは好きだけど、重すぎるのは苦手な人
柑橘の爽やかさとビター感のバランスが好きな人
後味にややビターが残る落ち着いたコーヒーを求める人
食事やスイーツと合わせて飲む習慣がある人
毎日飲んでも飽きない“クセのない深煎り”を探している人


今月のまとめ

2025年3月は、「軽やかさ × 果実味 × 落ち着いたビター感」 がバランスよく揃ったセット。浅煎り〜中煎りが中心で、個性の主張が強すぎず、どの豆も日常使いしやすい構成だった。

まず、最も印象に残ったのはホンジュラス アレックス・ポンセ(中煎り)。軽い酸味とチョコ系のコクが程よくまとまり、朝にも午後にも使える“万能のバランス型”。

ペルー インカウアス は、柑橘の明るさとミルクチョコの甘さが共存する、軽めで飲みやすいタイプ。重たい深煎りが苦手な人にぴったりの“すっきり系”。

タンザニア イユラ AB(深煎り寄り) は、控えめな酸味と後を引くビター感が心地よい、落ち着いた一杯。フルーティーな柑橘の香りが深煎りを柔らかくしてくれる。3つの豆が互いに重ならず、「軽い → バランス → ビター」 の流れで楽しめる月だった。

3月の味わいを一言でいうと
「軽やかさとビター感がバランスした、飲み疲れしないセット」

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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