銀杏の漢字は?「銀杏/白果」|旬・保存・栄養・食べ方・英語(ginkgo nut)まで解説

銀杏 ぎんなん (Ginko nuts) 野菜
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銀杏の漢字は 「銀杏(ぎんなん)」。別表記として 「白果(はくか)」 と書かれることもあります。英語では ginkgo nut(ギンコーナッツ) と表記され、海外に説明するときにも便利です。

この記事では、銀杏(ぎんなん)の 漢字・読み方・英語表記 を先に整理したうえで、旬の時期、下処理、保存方法、食べ方、成分(栄養)まで、現役和食調理師の視点でわかりやすく解説します。

銀杏(ぎんなん)の漢字・英語表記

銀杏の漢字
銀杏(ぎんなん)の漢字は 「銀杏」。別表記として 「白果(はくか)」 と書かれることもあります。「銀杏」は本来 イチョウ(銀杏)の木そのもの を指し、食材としての種子を 「ぎんなん」 と読むのは日本で定着した慣習的な読み方です。

銀杏の英語
英語では ginkgo nut(ギンコーナット)が一般的です。
「ginkgo」はイチョウの英名、「nut」は“木の実・種子”の意味で、料理や食材の文脈では ginkgo nut と書くと伝わりやすいです。

英文
Ginkgo nuts are the seeds of the ginkgo tree.
(銀杏はイチョウの種子です)

野菜・果物の漢字一覧表190種|50音順で探しやすい – japanese-food.net
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「食材の英語を知りたい。漢字やひらがなも一緒に確認できる一覧があれば便利!」ということで検索機能付き一覧表を作成しました
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銀杏の旬 ~おいしい時期~

ぎんなんの旬は10月・11月

旬カレンダー(1月〜12月)※色が付いている月が旬の目安です。

銀杏(ぎんなん)の旬
イチョウの実が熟して落ち始める 秋(9〜11月ごろ)。とくに 10月前後は香りと食感のバランスがよく、「今の銀杏は当たり」と感じやすい時期です。

旬の時期は“新銀杏”らしい ぷりっと感が出やすく、茶碗蒸し・炊き込みご飯・炒め物など、和食で使うと季節感が一気に出ます。

上記の表は生の殻付き銀杏が手に入りやすい時期の目安をまとめたものです。地域やその年の気温で前後しますが、旬の目安として参考にしてください。

現役和食調理師のイラスト|25年以上の経験から料理のヒントを伝えます

現役和食調理師のヒント

市販のむき身・冷凍・真空タイプは通年買えますが、旬の生銀杏は香りと食感が別ものです。

銀杏とは ~解説~

銀杏 ぎんなん (Ginko nuts)

銀杏(ぎんなん)は、イチョウ(Ginkgo biloba)の種子です。熟した実は外側にやわらかい外皮(外種皮)があり、これを取り除いて、**固い殻の中にある“仁(しん)”**を加熱して食べます。
秋の味覚として知られ、加熱すると ほくほく・ねっとりした食感と、銀杏ならではの ほろ苦さが出るのが魅力です。

また、イチョウは 雄木と雌木が分かれる(雌雄異株) 樹木で、いわゆる「ぎんなん(実)」がなるのは 雌木です。

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まずは 炒り銀杏(フライパン or オーブン)で香りを立てると、茶碗蒸し・炊き込みご飯・和え物に入れても“銀杏感”が出やすいです。火を入れすぎると固くなりやすいので、「中心がほっくり」を狙って短め加熱が失敗しにくいです。

銀杏の下処理

銀杏は 殻(かたい殻)+薄皮(渋皮) があるので、料理に使う前にひと手間必要です。
また、拾った銀杏や外皮付きの銀杏は、外側のやわらかい部分(外種皮)で かぶれ(接触皮膚炎) が出ることがあるため、下処理は 手袋+換気 が安心です。

外皮付き(拾った銀杏など)の場合

  1. 手袋をして、銀杏をビニール袋に入れる
  2. 少量の水を入れて、袋の上からもむ(外皮をはがす)
  3. 外皮を捨て、実をよく洗って水気を切る

※外皮はにおいが強いので、屋外 or 換気しながらがラクです。皮膚が弱い人は特に注意。

殻を割る(殻付き銀杏の基本)

殻は硬いので、まず割って中身を出します。

  • 工具で割る:ペンチ・銀杏割りで軽くヒビを入れる
  • 電子レンジで割る(手早い):紙封筒に入れて口をしっかり折り、約40秒加熱すると「ポン」と割れやすくなります

※レンジ法は中で弾けるので、取り出すときはやけど注意。

薄皮(渋皮)をむく

割っただけだと薄皮が残るので、用途に応じてむきます。

  • 炒り銀杏(フライパン/レンジ後):温かいうちに薄皮をむくと剥きやすい
  • 茶碗蒸し・炊き込みご飯:薄皮をむいておくと色がきれいに出やすい
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薄皮は「冷めると張り付く」ので、**“温かいうちに一気にむく”**のが一番早いです。

食べる前に“必ず加熱”+食べ過ぎ注意

銀杏には天然の毒性成分(MPNなど)があり、生・未熟・加熱不足は避けるのが基本です。加熱しても毒性がゼロになるわけではないため、一度に大量に食べないようにしてください(特に子どもは影響を受けやすいとされています)。体調が悪くなった場合は医療機関へ。

銀杏の食べ方(秋の定番3パターン)

銀杏(ぎんなん)は、加熱すると香りとほくほく感が立つ食材です。ここでは家庭で失敗しにくい「定番の食べ方」を3つに絞って紹介します。


焼き銀杏(フライパンで塩炒り)

おつまみに一番人気。殻付きのまま炒って割って食べるスタイルです。
手順

  • 殻付き銀杏に、ペンチや銀杏割りで 割れ目を入れる
  • フライパンで 弱火にかけ、ゆっくり揺すりながら 10分ほどいる
  • 仕上げに 塩を少々ふって、殻を割っていただく
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火が強いと“中が固いのに焦げる”が起きやすいので、弱火でじわじわが正解です。


茶碗蒸しに使う(薄皮までむいて色よく)

茶碗蒸しは見た目が命なので、銀杏は 薄皮までむいて入れるのがきれいです。
下ごしらえ

  • 殻を割って中身を出す
  • 熱湯に塩少々→銀杏を入れて、穴あき玉じゃくしの背で転がしながら2〜3分ゆでる
  • 冷水にとり、薄皮が残っていれば取る
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薄皮は冷めると剥きにくいので、ゆでて温かいうちにがラクです。


炊き込みご飯に入れる(秋の香りを主役に)

銀杏はご飯に入れると、噛んだ瞬間に香りが立つので相性抜群。具は少なめでも季節感が出ます。

作り方のコツ

  • 米を研いで、だし・薄口しょうゆ・酒などで味を付ける
  • 下処理した銀杏を米の上に散らして炊く(※目安:3合で20粒などの配合例あり)
  • 炊き上がったら、つぶさないように さっくり混ぜる

食べ方の注意(ここだけは必ず)

銀杏には 4ʼ-O-メチルピリドキシン(MPN) が含まれ、加熱しても毒性がなくなるわけではありません。一度にたくさん食べ過ぎると、嘔吐やけいれんなどの中毒症状が出ることがあります。
日本中毒情報センターは、5歳以下の小児が6〜7個食べてけいれんが出た例を挙げ、小さな子どもには食べさせない方がよいとしています。

銀杏の保存方法

銀杏は旬の時期にまとめて手に入ることが多いので、保存のコツを押さえると使い回しが一気にラクになります。基本は 「すぐ使うなら冷蔵」「ストックするなら冷凍」。殻付き・むき身(下処理済み)で扱いが少し変わります。


常温保存(すぐ使う分だけ)

常温保存は 短期向きです。室温が高い時期や湿気が多い場所だと傷みやすいので、基本は「数日で使い切る」前提にします。

  • 殻付き銀杏:風通しの良い場所で、紙袋やザルなど 通気性のある容器
  • むき身(殻を割った中身):常温はおすすめしません(乾きやすく風味も落ちやすい)
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現役和食調理師のヒント

ビニール袋で密閉すると蒸れて傷みやすいので、常温なら “乾かしすぎない&蒸らさない” がポイントです。


冷蔵保存

冷蔵は「今週使う」くらいのイメージで、風味を落としにくい保存です。

  • 殻付き銀杏:紙袋(または穴あき袋)に入れて、野菜室へ
  • むき身:キッチンペーパーで軽く包み、保存袋 or 容器で 乾燥を防ぎつつ 冷蔵

※水気が付いたままだと傷みやすいので、洗った場合は しっかり水気を切ってから保存します。


冷凍保存(いちばんラク&長持ち)

銀杏の保存でいちばんおすすめは冷凍です。旬のうちに冷凍しておくと、茶碗蒸し・炊き込みご飯にすぐ使えます。

殻付きのまま冷凍(手間が少ない)

  1. 殻付き銀杏の汚れを軽く落とし、水気をよく拭く
  2. 保存袋に入れて冷凍
  3. 使うときは 凍ったまま 炒り銀杏(フライパン)にしてOK(はねるのでフタ推奨)

むき身(殻を割った中身)で冷凍(調理が速い)

  1. 殻を割って中身を取り出す(薄皮は用途次第で残してもOK)
  2. くっつき防止に、保存袋に入れて 平らにして冷凍
  3. 使うときは、凍ったまま加熱 or 冷蔵で自然解凍して調理
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現役和食調理師のヒント

茶碗蒸し・炊き込みご飯に使うなら、冷凍ストックは **“むき身”**が時短。
おつまみ用なら 殻付き冷凍→そのまま炒る が手軽です。


干し銀杏として長期保存(やるなら上級者向け)

上級者向け
銀杏は「干す」よりも、家庭では 冷凍のほうが簡単で失敗しにくいです。
もし長期保存目的で加工するなら、基本は 加熱(炒り/ゆで)→しっかり冷まして→冷凍 の流れが扱いやすいです。


傷んでいるサイン

  • 変な酸っぱいにおい、カビっぽいにおい
  • べたつき・ぬめりが強い
  • 変色が目立つ(黒ずみ等)

こういう場合は無理に使わず処分が安全です。

銀杏と相性の良い食材

  • 銀杏 × 卵 × だし:茶碗蒸しの定番組み合わせ
  • 銀杏 × 鶏肉 × ご飯:秋の炊き込みご飯に
  • 銀杏 × 塩 × 酒:塩炒り銀杏は酒の肴にぴったり
  • 銀杏 × 白味噌 × こんにゃく:田楽にして甘辛い味わいに
  • 銀杏 × しめじ × バター:和洋折衷の炒め物にも

銀杏の栄養素(食品成分表)

ぎんなん(ゆで)
可食部100g当たり

栄養素茹で単位
廃棄率0%
エネルギー169
水分56.9g
タンパク質4.6g
脂質1.5g
食物繊維(総量)2.4g
炭水化物35.8g
ナトリウム1
カリウム580
カルシウム5
マグネシウム45
リン96
1.2
亜鉛0.4
0.23
マンガン0.25
ヨウ素
セレン1
クロム5
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)1.6
ビタミンK3
ビタミンB10.26
ビタミンB20.07
ナイアシン1.0
ビタミンB60.02
ビタミンB12
葉酸38
パントテン酸1.02
ビオチン2.8
ビタミンC23
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

銀杏の栄養

  • 炭水化物が多く、糖質の供給源として使われる
  • カリウム・リンなどのミネラルを含む
  • ビタミンB群(特にB1)が含まれている
  • カロテンも少量ながら含まれ、抗酸化成分として注目される
  • タンパク質もバランスよく含むが、食べ過ぎ注意(1日5~6粒程度が目安)

銀杏はでんぷん質が多くカリウムも豊富(580mg)ビタミンB1・パントテン酸・ビタミンEも含まれ、茶碗蒸しや銀杏飯に少量加えると栄養と季節感をプラスできます。子どもや大量摂取は中毒リスクに注意し、適量で楽しみましょう。

調理師プロフィール画像
この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

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