青ねぎ(葱青)は生でも加熱でも使える万能食材
青ねぎ(葉ねぎ)は、関西を中心に「葱青(ねぎあお)」とも呼ばれる緑色の葉の部分が多いねぎです。薬味として生で使うイメージが強いですが、実は炒め物や鍋物でもシャキッとした食感と香りが楽しめる万能野菜。
「どの食材と組み合わせるのがおいしい?」「白ねぎとどう違うの?」「栄養はあるの?」
この記事では、青ねぎと相性の良い食材、白ねぎとの違い、栄養の特徴、おすすめレシピ、保存方法、英語表記(green onion)まで、和食調理師の視点でまとめました。
青ねぎと相性の良い食材|おすすめの組み合わせ

青ねぎは生でも加熱でも使える万能食材です。薬味として料理に添えるだけで香りと彩りが格段にアップし、炒め物に加えればシャキッとした食感が楽しめます。ここでは、青ねぎと相性の良い食材を「生で使う場合」と「加熱して使う場合」に分けて紹介します。
生で使う場合|薬味・トッピングに最適な組み合わせ
青ねぎは生の香りとシャキッとした食感が最大の魅力。料理の仕上げに散らすだけで、味も見た目も引き立ちます。
青ねぎ × 豆腐
淡白な豆腐に青ねぎの香りがアクセントになり、シンプルながら奥深い味わいに。視覚的にも美しい組み合わせです。
おすすめの組み合わせ
- 醤油・鰹節:冷奴、湯豆腐の定番薬味
- ごま油・塩:中華風冷奴
- ポン酢:冷製豆腐サラダ
調理のポイント
青ねぎは食べる直前に散らすと、香りが飛ばずに新鮮な風味を楽しめます。
青ねぎ × 刺身・寿司
生魚の臭みを消し、香りを引き立てる最高の薬味。カツオやマグロのたたきに欠かせません。
おすすめの組み合わせ
- 醤油・わさび:まぐろのたたき、海鮮丼
- ポン酢・生姜:カツオのたたき
- 塩・レモン:白身魚のカルパッチョ
- ごま油・塩:韓国風刺身(センソンフェ)
調理のポイント
青ねぎは細かく刻むより、やや太めに切ると食感が残って美味しいです。
青ねぎ × 麺類
ラーメン、うどん、そばに欠かせない薬味。香りと彩りを加え、最後まで飽きずに食べられます。
おすすめの組み合わせ
- 醤油ベース:醤油ラーメン、きつねうどん
- 味噌ベース:味噌ラーメン
- 塩ベース:塩ラーメン、釜玉うどん
- だし:かけそば、釜揚げうどん
調理のポイント
麺類には小口切りにした青ねぎをたっぷり散らすのが定番。ラーメンなら10g(約2本分)が目安です。
青ねぎ × 卵
卵料理に彩りと香りを添える定番の組み合わせ。栄養バランスも良好です。
おすすめの組み合わせ
- だし・醤油:茶碗蒸し、卵スープ
- 塩・ごま油:卵焼き、スクランブルエッグ
- マヨネーズ:卵サンド、卵サラダ
- バター・醤油:ねぎバター卵かけご飯
青ねぎ × ご飯もの
炊き込みご飯や丼物の仕上げに散らすだけで、香りと彩りが格段にアップします。
おすすめの組み合わせ
- 醤油・鰹節:ねぎご飯、お茶漬け
- ごま油・塩:ビビンバ、チャーハン
- だし・醤油:雑炊、おじや
- バター・醤油:バター醤油ご飯
加熱して使う場合|炒め物・鍋物に最適な組み合わせ
青ねぎは加熱してもシャキッとした食感が残り、甘みと香りが増します。主役級の食材としても活躍します。
青ねぎ × 豚肉
豚肉の脂とねぎの香りが最高の組み合わせ。青ねぎのシャキシャキ感が豚肉の旨味を引き立てます。
おすすめの組み合わせ
- 塩・ごま油:ねぎ塩豚炒め、豚バラねぎ炒め
- 醤油・生姜:豚肉とねぎの生姜焼き
- 味噌・にんにく:ねぎ味噌炒め
- オイスターソース:中華風炒め
調理のポイント
青ねぎは最後に加えて強火でさっと炒めると、香りが立ってシャキシャキ感が残ります。
青ねぎ × 鶏肉
鶏肉の淡白な味わいに、青ねぎの香りがアクセント。鍋物や炒め物で大活躍します。
おすすめの組み合わせ
- 塩・ごま油:ねぎ塩チキン
- 醤油・酒:鶏肉とねぎの照り焼き
- だし・醤油:水炊き、鶏鍋
- 味噌・にんにく:鶏もも肉のねぎ味噌炒め
青ねぎ × 卵
卵のまろやかさと青ねぎの香りが絶妙。炒め物にすると彩りも鮮やかです。
おすすめの組み合わせ
- 塩・ごま油:ねぎ玉炒め、ねぎ入りオムレツ
- 醤油・だし:かき玉汁、ねぎ入り卵焼き
- オイスターソース:中華風ねぎ玉
青ねぎ × きのこ類
きのこの旨味と青ねぎの香りが調和し、ヘルシーで風味豊かな一品に。
おすすめの組み合わせ
- 醤油・バター:きのことねぎのバター醤油炒め
- ごま油・塩:きのことねぎの中華炒め
- だし・醤油:きのことねぎの鍋物
青ねぎ × 魚介類
魚介の旨味を引き立て、臭みを消す効果もあります。鍋物や蒸し物で真価を発揮。
おすすめの組み合わせ
- 醤油・生姜:魚の煮付け
- 塩・酒:魚の蒸し物
- だし・醤油:海鮮鍋、寄せ鍋
青ねぎを使った人気レシピ
検索クエリ「ネギ レシピ」「ネギ おかず レシピ 人気」に対応するため、すぐに作れる定番レシピをピックアップしました。
生で使う簡単レシピ
1. ねぎたっぷり冷奴
冷奴に青ねぎをたっぷりのせて、醤油と鰹節をかけるだけ。夏の定番おつまみ。
2. ねぎ塩だれ(万能調味料)
青ねぎ、塩、ごま油、にんにくを混ぜるだけ。肉にも魚にも合う万能だれ。
3. ねぎとしらすのご飯
炊きたてご飯に青ねぎとしらすをのせて醤油をひとたらし。朝ごはんにも◎。
4. ねぎマヨネーズサラダ
青ねぎ、ツナ、マヨネーズを和えるだけ。子どもも食べやすい味。
5. ねぎ入りお茶漬け
ご飯に青ねぎ、梅干し、お茶をかけるだけ。シンプルで飽きない味。
加熱する簡単レシピ
1. ねぎ塩豚炒め
豚バラ肉と青ねぎを塩・ごま油で炒めるだけ。ご飯がすすむガッツリおかず。
2. ねぎ玉炒め
卵と青ねぎを炒めて塩・ごま油で味付け。5分で完成する時短レシピ。
3. ねぎ入り味噌汁
味噌汁に青ねぎをたっぷり入れるだけ。風味が増して栄養価もUP。
4. ねぎときのこのバター醤油炒め
きのこと青ねぎをバター醤油で炒める。お弁当のおかずにも◎。
5. ねぎ入りチャーハン
チャーハンの仕上げに青ねぎをたっぷり加える。香りと彩りが抜群。
![現役和食調理師のヒント画像]

現役和食調理師のヒント
青ねぎは生の香りが命です。薬味として使う場合は、食べる直前に切って散らすと香りが最大限に引き立ちます。炒め物の場合は、最後に加えて強火でさっと炒めるのがコツ。長時間加熱すると香りが飛んでしまうので注意しましょう。
青ねぎ(葱青)とは?白ねぎとの違い

青ねぎは「葉ねぎ」とも呼ばれ、緑色の葉の部分が多いねぎです。関西では「葱青(ねぎあお)」と呼ばれることもあり、白い部分が多い「白ねぎ(根深ねぎ)」とは見た目も味わいも大きく異なります。
青ねぎ(葉ねぎ)の特徴

見た目の特徴
- 全体が緑色で、葉の部分が長い
- 白い部分は短く、細め
- 直径は5〜10mm程度が一般的
- 葉は中空(ストローのように空洞)
味わいと香りの特徴
- 生でも食べやすい辛味とシャキッとした食感
- 加熱すると甘みが増すが、シャキシャキ感が残る
- 香りが強く、薬味として最適
- 白ねぎよりマイルドな辛味
主な産地
- 関西地方(大阪、京都、兵庫など)
- 九州地方(福岡、熊本など)
- 四国地方(高知など)
代表的な品種
- 九条ねぎ(京都):青ねぎの代表格。甘みと香りが強い
- 万能ねぎ:細めで薬味に最適。福岡発祥
- 博多万能ねぎ:九州で人気の品種
- やっこねぎ:関西で親しまれる青ねぎ
白ねぎ(根深ねぎ)との違い
青ねぎと白ねぎは、同じねぎの仲間ですが、栽培方法や使い方が大きく異なります。
| 項目 | 青ねぎ(葉ねぎ) | 白ねぎ(根深ねぎ) |
|---|---|---|
| 見た目 | 緑色の葉が多い | 白い部分が長い |
| 太さ | 細め(直径5〜10mm) | 太め(直径15〜30mm) |
| 栽培方法 | 土寄せをしない | 土寄せして白い部分を作る |
| 主な産地 | 関西・九州 | 関東・東北 |
| 生食 | ◎ 薬味に最適 | △ 辛味が強い |
| 加熱調理 | ○ シャキシャキ感が残る | ◎ とろける甘さ |
| 辛味 | マイルド | 強め(加熱で甘くなる) |
| 香り | 強い | 加熱で甘い香り |
| 代表品種 | 九条ねぎ、万能ねぎ | 下仁田ねぎ、深谷ねぎ |
| 主な用途 | 薬味、炒め物、鍋 | 鍋物、焼き物、煮物 |
栽培方法の違い
青ねぎ(葉ねぎ)
- 土寄せをせず、そのまま育てる
- 緑の葉の部分をメインに収穫
- 栽培期間が短く、年に何度も収穫できる
白ねぎ(根深ねぎ)
- 成長に合わせて土を盛って(土寄せ)白い部分を長く育てる
- 日光を遮断することで白く柔らかくなる
- 栽培期間が長く(約6〜8ヶ月)、手間がかかる
味わいの違い
青ねぎ
- 生:シャキシャキ、辛味はマイルド
- 加熱:甘みが増すが食感が残る
- 香り:強く爽やか
白ねぎ
- 生:辛味が強く、硬め
- 加熱:とろける甘さ、ねっとり
- 香り:加熱で甘い香りに変化
東日本と西日本での呼び方
ねぎの呼び方は、地域によって大きく異なります。これは、その地域で主に食べられているねぎの種類が違うためです。
東日本(関東・東北)
「ねぎ」といえば白ねぎ(根深ねぎ)を指す
- 白ねぎ → 「ねぎ」「長ねぎ」
- 青ねぎ → 「葉ねぎ」「万能ねぎ」(固有名詞で呼ぶ)
- その他 → 「あさつき」「わけぎ」(別の野菜として扱う)
理由
関東地方では江戸時代から白ねぎの栽培が盛んで、「ねぎ = 白ねぎ」という認識が定着しています。
西日本(関西・九州)
「ねぎ」といえば青ねぎ(葉ねぎ)を指す
- 青ねぎ → 「ねぎ」「葱青(ねぎあお)」「青ねぎ」
- 白ねぎ → 「白ねぎ」「しろねぎ」「ネブカ(根深)」
- その他 → 「九条ねぎ」「やっこねぎ」(固有名詞で呼ぶ)
「葱青(ねぎあお)」とは?
関西地方で使われる呼び方で、青ねぎのこと。「葱の青い部分」という意味で、「ねぎあお」と読みます。スーパーの売り場でも「葱青」と表記されていることがあります。
理由
関西地方では古くから青ねぎの栽培が盛んで、京都の「九条ねぎ」に代表されるように、青ねぎが食文化に深く根付いています。
地域別の使い分け例
| 料理 | 東日本 | 西日本 |
|---|---|---|
| うどん | 白ねぎ(斜め切り) | 青ねぎ(小口切り) |
| 鍋物 | 白ねぎ(ぶつ切り) | 青ねぎ・ |
青ねぎの栄養の特徴

青ねぎは低カロリー(29kcal/100g)ながら、β-カロテン・ビタミンK・葉酸・カルシウムなど、体に必要な栄養素を豊富に含む緑黄色野菜です。薬味として少量使うだけでも栄養補給になり、毎日の食事に取り入れやすい身近な食材です。
青ねぎに豊富な栄養素と体への働き
青ねぎには、健康維持に役立つさまざまな栄養素が含まれています。ここでは特に含有量が多い栄養素と、その体への働きを紹介します。
β-カロテン(1500μg/100g)
体への働き
β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換される栄養素です。皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあります。
ビタミンK(110μg/100g)
体への働き
ビタミンKは正常な血液凝固能を維持する栄養素で、骨の形成を助ける働きもあります。
葉酸(100μg/100g)
体への働き
葉酸は赤血球の形成を助ける栄養素で、細胞の分裂や成熟に関わります。妊娠を計画している女性や妊娠中の女性に特に重要な栄養素です。
カルシウム(80mg/100g)
体への働き
カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素で、筋肉の収縮や神経の伝達にも関わっています。
ビタミンC(32mg/100g)
体への働き
ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素で、抗酸化作用があります。鉄の吸収を促進する働きもあります。
食物繊維(3.2g/100g)
体への働き
食物繊維は腸内環境を整えるのに役立ちます。
アリシン(香り成分)
体への働き
アリシンはねぎ特有の香り成分で、ビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。
白い部分と青い部分の栄養の違い
青ねぎは、白い部分と青い部分で含まれる栄養素が異なります。
| 栄養素 | 白い部分(根元) | 青い部分(葉) |
|---|---|---|
| β-カロテン | 少ない | 多い |
| ビタミンK | 少ない | 多い |
| ビタミンC | 普通 | 多い |
| 葉酸 | 普通 | 多い |
| カルシウム | 普通 | やや多い |
| アリシン(香り成分) | 多い | 少ない |
| 硫化アリル | 多い | 少ない |
青い部分(葉)の特徴
- 緑黄色野菜に分類される栄養価の高い部分
- β-カロテン、ビタミンK、葉酸、ビタミンCが豊富
- 光合成をする部分なので、栄養素が多い
- 薬味として生で食べるのに最適
白い部分(根元)の特徴
- 香り成分(アリシン、硫化アリル)が豊富
- ビタミンB1の吸収を助ける働き
- 加熱すると甘みが増す
- 炒め物や鍋物に向いている

現役和食調理師のヒント
青ねぎは丸ごと使うことで、両方の栄養素をバランスよく摂取できます。青い部分は薬味として生で、白い部分は炒め物や鍋物で加熱して食べるのが理想的です。
栄養を効率よく摂取するポイント
生で食べる
ビタミンC・葉酸を守る
水溶性ビタミン(ビタミンC、葉酸)は水に溶けやすく、熱に弱い性質があります。薬味として生で食べることで、これらの栄養素を効率よく摂取できます。
おすすめの食べ方
- 冷奴、納豆、刺身の薬味
- サラダ、和え物
- 麺類のトッピング
油と一緒に調理する
β-カロテン・ビタミンKの吸収UP
β-カロテンとビタミンKは脂溶性ビタミンのため、油と一緒に摂取すると吸収率が2〜3倍に向上します。
おすすめの食べ方
- ごま油で炒める
- 油揚げと煮る
- バター醤油炒め
汁物にする
水溶性ビタミンも無駄なく
水溶性ビタミンは加熱で溶け出しても、汁ごと食べることで無駄なく摂取できます。
おすすめの食べ方
- 味噌汁
- スープ
- 鍋物
ビタミンB1が豊富な食材と組み合わせる
ねぎの香り成分(アリシン)は、ビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。
相性の良い食材
- 豚肉(ビタミンB1が豊富)
- 玄米、胚芽米
- 豆類(大豆、納豆など)
青ねぎの栄養素含有量(100gあたり)
葉ねぎ(生)100gあたりの栄養成分
| 栄養素 | 葉ねぎ | 単位 |
|---|---|---|
| 廃棄率 | 7 | % |
| エネルギー | 29 | ㎉ |
| 水分 | 90.5 | g |
| タンパク質 | 1.9 | g |
| 脂質 | 0.3 | g |
| 食物繊維(総量) | 3.2 | g |
| 炭水化物 | 6.5 | g |
| ナトリウム | 1 | ㎎ |
| カリウム | 260 | ㎎ |
| カルシウム | 80 | ㎎ |
| マグネシウム | 19 | ㎎ |
| リン | 40 | ㎎ |
| 鉄 | 1.0 | ㎎ |
| 亜鉛 | 0.3 | ㎎ |
| 銅 | 0.05 | ㎎ |
| マンガン | 0.18 | ㎎ |
| ヨウ素 | 1 | ㎍ |
| セレン | 1 | ㎍ |
| クロム | 2 | ㎍ |
| モリブデン | 1 | ㎍ |
| ビタミンA(レチノール) | – | ㎍ |
| ビタミンA(β-カロテン) | 1500 | ㎍ |
| ビタミンD | – | ㎍ |
| ビタミンE(トコフェロールα) | 0.9 | ㎎ |
| ビタミンK | 110 | ㎍ |
| ビタミンB1 | 0.06 | ㎎ |
| ビタミンB2 | 0.11 | ㎎ |
| ナイアシン | 0.5 | ㎎ |
| ビタミンB6 | 0.13 | ㎎ |
| ビタミンB12 | – | ㎍ |
| 葉酸 | 100 | ㎍ |
| パントテン酸 | 0.23 | ㎎ |
| ビオチン | 1.7 | ㎍ |
| ビタミンC | 32 | ㎎ |

現役和食調理師のヒント
青ねぎは薬味として少量使うだけでも栄養補給になる優秀な野菜です。特にβ-カロテンとビタミンKが豊富なので、油を使った料理(炒め物、ごま和えなど)と組み合わせると吸収率が格段にアップします。
青葱(あおねぎ)の旬|おいしい時期

ねぎの旬は3月から7月ごろ
| ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | ⑪ | ⑫ |
|---|
旬カレンダー(1月〜12月)※色が付いている月が旬の目安です。
青ねぎは一年中スーパーで手に入りますが、旬の目安は春〜夏(3〜7月)です。みずみずしく、香りも立ちやすい時期なので、薬味はもちろん、炒め物や汁物でも“ねぎの風味”をしっかり楽しめます。
青ねぎの旬は、ちょうど春〜初夏の旬食材のひとつ。ほかにもこの時期においしい野菜・果実をまとめて確認したい方は、こちらの一覧表もどうぞ▶ 3月|旬の野菜と果実|一覧表【保存版】
産地・品種による旬の違い
青ねぎは産地や品種によって、旬の時期や特徴が少し異なります。
九条ねぎ(京都)
旬:11月〜2月
京都の伝統野菜で、青ねぎの中でも特に人気の品種。甘みと香りが強く、加熱するととろけるような食感になります。
特徴
太めで葉がやわらかく、加熱調理に向いています(すき焼き、鍋物に最適)
博多万能ねぎ(福岡)
旬:周年(ハウス栽培)
細めで薬味に最適な青ねぎ。一年中安定した品質で栽培されています。
特徴
細くて柔らかく、生食に向いている(薬味、トッピングに)
やっこねぎ(大阪)
旬:11月〜3月
関西で親しまれる青ねぎ。「葱青(ねぎあお)」として売られることも。
特徴
中太で使いやすく、生でも加熱してもおいしい
青ねぎの見分け方
旬の時期でも、鮮度の良い青ねぎを選ぶことで、より美味しく食べられます。
良い青ねぎの特徴
✅ 葉の色が濃い緑色
冬の旬の時期は特に色が濃くなります。濃い緑色は栄養価が高い証拠です。
✅ 葉がピンと立っている
新鮮な青ねぎは、葉先までピンとしています。しおれていないものを選びましょう。
✅ 白い部分がみずみずしい
根元の白い部分を見て、みずみずしく艶があるものが新鮮です。
✅ 葉先が乾燥していない
葉先が茶色く乾燥しているものは避けましょう。収穫から時間が経っている可能性があります。
✅ 香りが良い
鼻を近づけて、爽やかな香りがするものが新鮮です。
避けたほうが良い青ねぎ
❌ 葉が黄色く変色している
❌ 全体的にしおれている
❌ ぬめりがある
❌ 葉先が黒ずんでいる
❌ 異臭がする
冬の青ねぎを楽しもう
2月は青ねぎの旬!他の旬食材もチェック
青ねぎは、ちょうど 「2月の旬食材」 のひとつです。ほかにも2月においしい野菜・果実をまとめて確認したい方は、こちらの一覧表もどうぞ
▶ 2月|旬の野菜と果実|一覧表【保存版】

現役和食調理師のヒント
青ねぎは冬が断然おいしいです。特に1月〜2月の寒い時期は、甘みが強く香りも最高。この時期は鍋物や炒め物でたっぷり使うのがおすすめです。
葱とは~解説~

- 大きく分けると2種類
白ねぎ(根深葱)=主に白い部分を食用にする
青ねぎ(葉ねぎ)=緑色の部分を食べる - 収穫時期によって「夏ねぎ」「冬ねぎ」と呼ばれる
- 基本的に年中流通しているが旬は晩秋から春先
- 白ねぎは関東を中心に利用され、太くて白い部分が多く、加熱で甘くなる
- 青ねぎは関西を中心に使われ、葉の部分が多く、生食や薬味に使われることが多い
- 加熱すると甘みととろみが増し、生ではシャキッとした辛みと香りがある
- 年間を通じて出回るが、冬の寒さで甘みが増すため、旬は11月〜2月頃
- 「九条ねぎ」や「下仁田ねぎ」など、地域に根ざした品種も豊富
青ねぎの保存方法|冷蔵・冷凍のコツ
青ねぎは水分が多く傷みやすい野菜ですが、正しく保存すれば冷蔵で約1週間、冷凍で約1か月保存できます。少しの工夫で鮮度を保ちながら長持ちさせることができるので、まとめ買いしても安心です。
冷蔵保存(約1週間)
青ねぎをすぐに使う予定がある場合は、冷蔵保存が基本です。乾燥を防ぎ、立てて保存することで鮮度が長持ちします。
基本の冷蔵保存方法
手順
- 根元を湿らせたキッチンペーパーで包む
根元部分だけを濡らしたキッチンペーパーで包みます。全体を濡らすと傷みやすくなるので注意。 - ポリ袋またはラップで包む
キッチンペーパーの上から、ポリ袋で軽く包むか、ラップでゆるく巻きます。密閉しすぎると蒸れるので、少し空気を入れておくのがコツ。 - 立てて保存する
コップやペットボトルを切ったもの、または牛乳パックなどに入れて、野菜室で立てて保存します。横に寝かせると傷みが早くなります。
保存期間
約5〜7日(冬場は1週間以上もつこともあり)
ポイント
- 青ねぎは畑で立っていた状態を保つと長持ちする
- 野菜室の温度(3〜7℃)が最適
- 冷蔵庫の奥は冷えすぎるので避ける
刻んで冷蔵保存する方法(時短向き)
薬味として使う場合、事前に刻んで保存しておくと便利です。
手順
- 青ねぎを洗って水気をしっかり拭き取る
- 小口切りにする
- 密閉容器またはジップロックに入れる
- 底にキッチンペーパーを敷くと水分を吸ってくれる
- 冷蔵庫で保存
保存期間
約3〜4日
ポイント
- 水気をしっかり拭き取ることが重要
- 使うときはそのまま料理にかけるだけ
- 時間が経つと香りが飛ぶので、早めに使い切る
冷凍保存(約1か月)
青ねぎは冷凍保存が可能です。冷凍すると食感はやや落ちますが、香りと栄養は保たれるため、薬味や炒め物、汁物に使うなら十分美味しく食べられます。
生のまま冷凍する方法(おすすめ)
手順
- 青ねぎを洗い、水気をしっかり拭き取る
水分が残っていると霜がついて味が落ちるので、キッチンペーパーでよく拭きます。 - 小口切りにする
使いやすい大きさ(3〜5mm幅)に切ります。 - 冷凍用保存袋に入れる
ジップロックなどの冷凍用保存袋に平らに広げて入れ、空気を抜いて密閉します。 - 冷凍庫で保存
保存期間
約1か月
使い方
- 凍ったまま使える(解凍不要)
- 味噌汁、ラーメン、うどん、炒め物にそのまま入れる
- 冷奴やサラダなど生で使う場合は、自然解凍して水気を軽く絞る
ポイント
- 小分けにして冷凍すると使いやすい
- 金属トレーの上に乗せて冷凍すると、急速冷凍できて風味が保たれる
- 袋に日付を書いておくと管理しやすい
長めに切って冷凍する方法
薬味用ではなく、炒め物や鍋物に使う場合は、長めに切って冷凍するのもおすすめです。
手順
- 青ねぎを洗い、水気を拭き取る
- 3〜4cm幅に切る
- ラップで小分けに包む
- 冷凍用保存袋に入れて冷凍
使い方
- 炒め物や鍋物に凍ったまま入れる
- 解凍せずに使うことで、シャキッとした食感が多少残る
保存方法の比較表
| 保存方法 | 保存期間 | 食感 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| 冷蔵(立てる) | 5〜7日 | ◎ シャキシャキ | 生食 炒め物 鍋物 |
| 冷蔵(刻む) | 3〜4日 | ○ 普通 | 薬味(時短) |
| 冷凍(生) | 約1か月 | △ やや落ちる | 汁物 炒め物 薬味 |
しおれた青ねぎを復活させる方法
冷蔵庫で保存していて、青ねぎがしおれてしまった場合でも、復活させることができます。
復活方法
- ボウルに水を張る
- 青ねぎを根元から浸ける
- 冷蔵庫で30分〜1時間放置
結果
水を吸って葉がシャキッと戻ります。ただし、完全に元通りにはならないので、早めに使い切りましょう。
注意点
- 完全に腐っているものは復活しない
- 復活後は早めに使う(1〜2日以内)
保存のコツまとめ
✅ 冷蔵保存のコツ
- 根元を湿らせて立てて保存
- 野菜室で保存(冷えすぎ注意)
- 横に寝かせない
✅ 冷凍保存のコツ
- 水気をしっかり拭き取る
- 小口切りにして平らに冷凍
- 凍ったまま使える
✅ 使い分けのコツ
- すぐ使う → 冷蔵(立てる)
- 1週間以内に使う → 冷蔵(刻む)
- 1か月以内に使う → 冷凍(生)

現役和食調理師のヒント
冷凍した青ねぎは味噌汁や炒め物に凍ったまま入れられるので、時短調理に最適。私は常に冷凍庫に青ねぎをストックしていて、忙しい朝の味噌汁作りに重宝しています。ただし、生で食べる薬味として使う場合は、やはり新鮮なものが一番です。
英語・漢字表記|ねぎ(葱)の英語名と発音

漢字表記 葱(ねぎ)
古くから日本で親しまれてきた香味野菜。地方によって白ねぎ(根深ねぎ)・青ねぎ(葉ねぎ)など呼び分けがあります。
英語表記
- negi(日本語名のまま紹介されることが多い、特に和食メニューで)
- green onion(主に青ねぎに該当)
- spring onion(イギリス英語圏で青ねぎを指す)
- scallion(アメリカ英語で青ねぎ系)
- Welsh onion(学術的には Allium fistulosum。西洋ねぎとは別種)
発音記号
- green onion:/ˈɡriːn ˈʌnjən/(グリーン・アニョン)
- scallion:/ˈskæliən/(スキャリオン)
- negi(日本語):/ˈneɡi/(ネギ)
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