【2023年9月レビュー】ポストコーヒーの届いた豆3種を本音評価|味の違い・焙煎度・香りの特徴

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2023年9月のポストコーヒーの3種類。ナッツ・ビター・柑橘のバランスが光る月でした。
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ポストコーヒーの2023年9月は、ナッツ系・ビター系・柑橘系が揃う、風味の振れ幅が大きいラインナップでした。ブラジルの軽やかなナッツ、コロンビアの深煎りナッツ×オレンジ、インドネシアのチョコ×柑橘×ハーバルと、どれも方向性が違いながら“飲みやすさ”で共通しているのが特徴です。

この記事では、30か月以上継続してきた調理師の視点で、9月の3種類を本音レビュー。香り・味の方向性・どんな人に合うかまでをテンポよく整理し、「この月を契約する価値があるか」をすぐ判断できる内容にまとめています。ポストコーヒーをやめなかった理由はこちら

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今月届いた豆のラインナップ

ポストコーヒー2023年9月ラインナップ|ブラジル・コロンビア・インドネシアの3種類
2023年9月のラインナップ。軽やかナッツ、ビター深煎り、チョコ×柑橘の3タイプが揃いました。

ブラジル ファゼンダ サント アントニオ
コロンビア ヴィラ・ヴァレンティーナ
インドネシア フリンザコレクティブ

※ 詳細レビューは後述


個別レビュー

ブラジル ファゼンダ サント アントニオ

ブラジル ファゼンダ サント アントニオ|チェリーとアーモンドの香ばしさが特徴の豆
チェリーの甘酸っぱさとアーモンドの香ばしさ。朝のパンに合う軽やかなブラジル。

焙煎度中煎り

産地ブラジル

フレーバー&香り
チェリーの甘酸っぱさと、ローストアーモンドのような香ばしいナッツの香りが中心。軽やかな甘みと香ばしさが同時に立つ、朝のコーヒーに向いた明るいフレーバー。ブラウンシュガー的なやわらかい甘い香りの余韻も感じられる。

味の方向性
すっきり飲めるが、ナチュラル製法らしいボディ感とコクがしっかりあるバランス型。
苦味は控えめで、後味はクリア。軽さと旨味が同居していて、ホットでもアイスでも安定して美味しいタイプ。

この豆が合う人
ナッツ系・チョコ系の甘さが好きな人
すっきりだけど“薄い”コーヒーは嫌な人
朝にパンと合わせたい人
ボディ感と飲みやすさのバランスが欲しい人

コロンビア ヴィラ・ヴァレンティーナ

コロンビア ヴィラ・ヴァレンティーナ|ナッツとビターキャラメル、オレンジの余韻が残る深煎り
深煎りのコクにオレンジの余韻が重なる、集中タイムに向くコロンビア。

焙煎度深煎り

産地コロンビア

フレーバー&香り
くるみやカシューナッツのようなナッツの香りに、ビターキャラメルの甘さが重なる深煎りらしい香り。後半にはフレッシュオレンジのような爽やかなニュアンスが立ち、甘い余韻が長く続くのが特徴。焼き菓子とも相性が良い、落ち着いた香りの深煎り。

味の方向性
しっかりしたコクと苦味がありつつ、重すぎないバランス型の深煎り。ナッツのビター感とキャラメルの甘さ、そこにオレンジのジューシーな酸味がわずかに重なるため、ブラックでは甘さが際立ち、ミルクを入れても味がぼやけない強さがある。「午後の集中タイム」に向くタイプ。

この豆が合う人
深煎りでビター&ナッツ感が好きな人
焼き菓子・チョコレートと合わせたい人
ブラックでもミルクでもしっかり味が欲しい人
朝や仕事前に“集中できる深煎り”を求める人


インドネシア フリンザコレクティブ

インドネシア フリンザコレクティブ|ミルクチョコの甘さとグレープフルーツの酸が調和する豆
チョコの甘さと柑橘の爽やかさが両立する、中煎りのインドネシア

焙煎度中煎り

産地インドネシア

フレーバー&香り
ミルクチョコレートのような甘くやわらかい香りに、グレープフルーツの爽やかな酸とハーバルな余韻が重なる複雑な香り。最初の一口は「お茶のような軽やかさ」を感じ、その後にコクがしっかり立ち上がる。

味の方向性
酸味と苦味のバランスが良く、中煎りらしい軽やかさとコクが共存するタイプ。グレープフルーツ由来のシトラス感と、ナッツ+チョコの甘さが調和し、ホットでもアイスでも飲みやすいクリアな味わい。リフレッシュしたいタイミングに合う風味構成。

この豆が合う人
爽やかな酸味と甘さのバランスが好きな人
チョコレートや焼き菓子と合わせたい人
軽やかだけどコクも欲しい人
仕事前・午後のリフレッシュで飲む“香り強めの中煎り”を探している人


今月のまとめ

9月は、ナッツ系の甘さを軸にしつつ、浅・中・深がバランス良く揃った完成度の高い月
どの豆も「飲みやすいのに個性がある」という共通点があり、ハズレが少ない内容だった。

ブラジル・サントアントニオ
チェリーの甘酸っぱさとアーモンドの香ばしさが軽快で、朝のパンと相性抜群。
すっきり系なのにボディ感が消えず、毎日飲めるタイプ。

コロンビア・ヴィラヴァレンティーナ
深煎りのコクにナッツとビターキャラメルの甘さが重なり、
後味にオレンジのニュアンスが長く残る“集中タイム”向けの1杯。

インドネシア・フリンザコレクティブは、ミルクチョコの甘さとグレープフルーツの酸が共存し、ハーバルな余韻で飲み飽きない複雑さが魅力。午後のリフレッシュに合う風味構成。

全体として、ナッツ・チョコ・柑橘の三拍子が揃い、シーンで使い分けしやすいラインナップ。「今月はどれも当たりだった」と感じやすい、バランスの良い組み合わせだった。

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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