【2024年6月レビュー】ポストコーヒーの届いた豆3種を本音評価|味の違い・焙煎度・香りの特徴

ポストコーヒー2024年6月の3種コーヒー外装パッケージのコラージュ画像 TOP
今月届いた3種類の外装デザインをまとめて比較できるコラージュ。
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6月のポストコーヒーは、3種類とも 「軽さ・爽やかさ・飲みやすさ」 が際立つラインナップでした。重たさや強い苦味とは対極にある、“梅雨の朝でもすっと入るコーヒー”が中心です。

穏やかな甘さと緑茶の余韻が心地よい ルワンダ
柑橘の酸味がはっきり際立つ タンザニア
ナッツとミルクチョコの優しい甘さが続く ブラジル

方向性はまったく違いますが、共通するのは すべてが「朝向き」「アイス向き」「軽快」 ということ。深煎り派でも飲みやすく、浅煎りの酸っぱさが苦手な人にも刺さる構成です。

この記事では、各コーヒーの特徴を 調理師としての味覚30か月以上の継続レビュー をもとにまとめています。「今月どれが自分に合うか」を最短で判断できるよう、1杯ごとの違いを明確に整理しました。ポストコーヒーをやめなかった理由はこちら

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今月届いた豆のラインナップ

ポストコーヒー6月レビュー|ルワンダ・タンザニア・ブラジルの3種類を並べた豆のラインナップ画像
6月のセットは「ルワンダ・タンザニア・ブラジル」の軽やかな3種ラインナップ。

ルワンダ キリンビ CWS ウォッシュド Lot.2
タンザニア イユラ AA
ブラジル ファゼンダ ウム

※ 詳細レビューは後述


個別レビュー

ルワンダ キリンビ CWS ウォッシュド Lot.2

ポストコーヒー ルワンダ キリンビ CWS ウォッシュド Lot.2 の豆とパッケージ画像
柔らかな果実味と緑茶の余韻が特徴のルワンダ・キリンビ CWS。

焙煎度中煎り

産地ルワンダ

フレーバー&香り
アプリコットやレーズン、プルーンを思わせる穏やかな果実感がまず広がる。挽いた瞬間の甘い香りと、カカオニブのような軽いビター感が奥行きを与える。後味には緑茶に似た落ち着く余韻が残り、全体的に“優しく・穏やか・ジューシー”な印象。

味の方向性
酸味・甘み・苦味がぶつからず、バランス型のマイルド系。ホットではまろやか、アイスにすると優しい酸味と甘さが際立ちごくごく飲める軽快さが出る。天候や気分に左右されず飲める“整った味”。

この豆が合う人
フルーティーだけど酸味が強すぎない豆を求める人
苦味・酸味・甘みのバランスを重視する人
朝や仕事前に、気持ちを整えたいタイミングで飲みたい人
アイスコーヒーでも美味しく飲める豆を探している人
チョコレートに合わせやすいコーヒーを求める人
濃さよりも“穏やかさ・マイルド感”を優先する人

タンザニア イユラ AA

ポストコーヒー タンザニア イユラ AA の豆とパッケージ画像
柑橘の酸味がはっきり立つ、爽やかな浅煎りタンザニア・イユラ AA。

焙煎度浅煎り

産地タンザニア

フレーバー&香り
レモングラスや柑橘を思わせる爽やかな香りが立ち上がり、グレープフルーツやオレンジ系のフルーティーな果実感が明確に感じられる。豆の状態では軽いチョコの香り、抽出後はバニラのような甘いニュアンスが混じり、後味にはわずかに“野生味のある甘さ”が残る。

味の方向性
浅煎りらしいキレのある酸味とすっきり感が中心。爽快な柑橘酸味が広がるが、後を引かずにクリーンに抜ける。アイスにするとフレッシュ感が際立ち、より飲みやすく軽快になる。ホットでもクセは少なく、全体として“明るい・透明感のある味”。

この豆が合う人
柑橘系のフルーティーな酸味が好きな人
朝にスッキリしたコーヒーを飲みたい人
深煎り派で、浅煎りにチャレンジしたい人
アイスコーヒーでもしっかり風味が欲しい人
クリーンで軽やかな後味を求める人
爽やかで明るい風味を“一日の始まり”に使いたい人


ブラジル ファゼンダ ウム

ポストコーヒー ブラジル ファゼンダ ウム の豆とパッケージ画像
ナッツとミルクチョコの甘さが広がる、飲みやすいブラジル・ファゼンダ ウム。

焙煎度浅煎り

産地ブラジル

フレーバー&香り
挽いた瞬間に広がるカラメルやミルクチョコの甘い香りが特徴。カップからは、オレンジや枇杷、アプリコットを思わせる柔らかい果実のアロマが立ち上がり、後半にかけてローストナッツの香ばしさが穏やかに漂う。浅煎りでも“苦み系の香り”が尖らず、クリーンな甘さが中心。

味の方向性
初めに柔らかな甘みと軽い果実味が広がり、そこからチョコレート系のコクとナッツ感がじんわり後を追う。酸味は控えめで、浅煎りでも“すっぱくない”タイプ。全体はすっきり・軽い・飲みやすいが、後味にダークチョコのような深みも残る。ホットでもミルクでも破綻しない“万能型”。

この豆が合う人
柑橘系より“甘さ・ナッティー感”を楽しみたい人
浅煎りの酸っぱさが苦手だが軽い味を飲みたい人
朝のコーヒーを“すっきり優しい味”にしたい人
ミルクと合わせても風味が負けない豆を探している人
クリーンで雑味のないブラジルを飲みたい人
苦味・酸味ではなく“甘さの変化”を楽しみたい人


今月のまとめ

6月は “軽さ・爽やかさ・フルーティーさ” が軸のラインナップ
ただし同じ“爽やか系”でも、3つの方向性はまったく違う。
以下で「味のキャラ」と「おすすめシーン」を一気に把握できる。


■ ルワンダ(キリンビ CWS)
柔らかい果実味 × 緑茶系の穏やかな余韻。バランスが良く、ホットもアイスも破綻しない“万能タイプ”。→ 今月いちばん“落ち着く”コーヒー。


■タンザニア(イユラ AA)
柑橘の酸味がはっきり出る、“爽快系の浅煎り”。→ 今月いちばん“爽やかで明るい”コーヒー。


■ブラジル(ファゼンダ ウム)
甘さ・ナッツ・軽さ。浅煎りでもすっぱくない“飲みやすさ特化”。→ 今月いちばん“甘くてやさしい”コーヒー。


総評:6月は「軽さ×爽やか×飲みやすさ」が特徴の月
重さ・苦味の強いコーヒーが欲しい人には物足りないが、
朝や梅雨時期にスッと飲める“軽快なセット”としてはトップクラスの月。

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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