【2025年2月レビュー】ポストコーヒーの届いた豆3種を本音評価|味の違い・焙煎度・香りの特徴

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2025年2月のPostCoffeeは、深煎りが2種・中煎り寄りが1種という、苦味・コクを中心に組まれた月でした。私はふだん深煎りも中煎りも飲みますが、今月はとくに「香ばしさ」「カカオ系の甘さ」「ほろ苦さ」が軸になった印象です。

酸味が少なめなので、
・酸味が苦手な人
・ミルクでもブラックでも“重すぎない深煎り”を飲みたい人
にはとてもハマるラインナップ。一方で、浅煎り・フルーティー系が好きな人には物足りる可能性があります。

この記事では、届いた3種類をすべて実飲した上で、香り・味の方向性・合う人/合わない人まで、調理師として正直にレビューしました。ポストコーヒーをやめなかった理由はこちら

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今月届いた豆のラインナップ

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ダテーラ PN & N
ザ ヌワール ダークロースト
コロンビアロス ヴォルカネス

※ 詳細レビューは後述


個別レビュー

コーヒー品種フレーバー
ダテーラ PN & NCatura,
Mundo Novo
アーモンドやチョコを思わせる風味
ザ ヌワール ダークローストBourbon
Pacas
Catuai
Caturra 
くるみやアーモンドの香ばしさと
ダークチョコレートのほろ苦い後味
コロンビア
ロス ヴォルカネス
Castillo
Colombia
Caturra
黒糖、チョコのような甘さとコク

コーヒー豆の品種で味の傾向があるため、特定の品種を好む人にとって参考になります。

2025年2月に届いたコーヒーのレビュー

ブラジル ダテーラ パルプトナチュラル & ナチュラル

【ポストコーヒー継続25か月】2025年2月のラインナップ|
ダテーラ パルプトナチュラル & ナチュラル

焙煎度深煎り

産地ブラジル、その他

フレーバー&香り
アーモンドやチョコレートを思わせる、香ばしく落ち着いた甘い香りが特徴。深煎りならではのロースト感がありつつ、ほんのりスパイシーなニュアンスも感じられます。冷めてくるとキャラメルやビスケットのような香ばしさが際立ち、香りの余韻が長く続くタイプ。

味の方向性
最初にしっかりとした苦みが来る、王道の深煎りコーヒー。酸味はかなり控えめなので、「酸味が少ないコーヒー」を求める人には非常に飲みやすい一杯です。コクは深く、焦がしキャラメルやアーモンドチョコのような丸みのある甘さが後からじんわり広がります。ただし、冷めてくるとわずかに酸味が顔を出すため、熱いうちに飲むとより美味しさが引き立つタイプです。

この豆が合う人
酸味の少ない深煎りが好きな人
しっかりした苦みとコクを楽しみたい人
ビター寄りの味わいで満足感がほしい人
チョコレートやビスケットと合わせて飲みたい人
アイスコーヒーやカフェオレにも使いたい人

ザ ヌワール ダークローストブレンド

ポストコーヒー2025年2月のラインナップ
ザ ヌワール ダークロースト

焙煎度深煎り

産地ブラジル、その他

フレーバー&香り
くるみ・アーモンドのような香ばしさに、ハイカカオチョコを思わせるほろ苦い甘さが重なる、深煎りらしい豊かな香り。ロースト香は強めですが、重たさはなく、冷めてくるとカシューナッツのような柔らかい甘い香りが立ち上がります。全体として「ビター × ナッツ × ダークチョコ」がバランスよく調和した香りの構成。

味の方向性
口に含むとまず深いコクが広がり、その直後に“キレのいい苦み”がスッと抜ける、完成度の高いダークロースト。酸味はほとんど感じず、苦み主体ですが、重さや雑味はなく上品にまとまっています。ハイカカオチョコレートのようなコクのある甘さ、くるみの香ばしさ、ほのかなスパイス感が重なり、冷めても味が崩れないのが大きな魅力。深煎りが“ただ苦いだけ”にならず、後味に透明感のある仕上がりです。

この豆が合う人
酸味が苦手で、ビター&コクのある深煎りが好きな人
ナッツ系やダークチョコ系の風味が好きな人
冷めても美味しい深煎りを求める人
しっかりした苦みを楽しみたいけど、重すぎるのは嫌な人
朝の一杯を“きりっとした苦み”で始めたい人

コロンビア ロス ヴォルカネス

ポストコーヒー2025年2月のラインナップ
コロンビア ロス ヴォルカネス

焙煎度中煎り

産地コロンビア

フレーバー&香り
チョコレートや黒糖を思わせるしっとりとした甘さに、ナッツの香ばしさが加わった深みのある香り。開いた瞬間はビター寄りですが、杯を進めるほどにオレンジのようなやわらかな柑橘のニュアンスが立ち上がり、甘みと酸味が調和していきます。香りの印象は「チョコ × ナッツ × ほんのり柑橘」。華やかなフローラル系ではなく、落ち着いた深みと自然な甘さが中心の香り構成です。

味の方向性
口に含むと、まず黒糖のようなまろやかな甘みとビター感が広がり、その後にじんわりとした“柑橘系の酸味”が追いかけてきます。深煎りの中では苦みは控えめで、重すぎない。かといって浅煎りほど酸味が強烈ではなく、甘さ・酸味・苦みがほどよく同居する“バランス型の深煎り”。酸味が少し前に出る時間帯があり、冷めてくるとより酸味の印象が強まるタイプです。総じて「香り良し/酸味ややあり/苦み控えめ」のバランスのいい飲み心地。

この豆が合う人
深煎りは好きだけど、苦すぎるのは苦手な人
軽い柑橘系の酸味を楽しみたい人
チョコレートや黒糖系の甘みが好きな人
朝に飲む“重すぎない深煎り”を探している人
甘み・酸味・苦みのバランスを求める人


今月のまとめ

2025年2月は、深煎り寄りで落ち着いた味わいがそろった月でした。
3つの豆の方向性を比べると、以下のような特徴が見えてきます。


● 苦みとコクをしっかり感じられるラインナップ
最も印象的だったのは、深煎りの存在感。
ブラジル ダテーラ パルプトナチュラル/ナチュラル
 → 深い苦みとチョコ系フレーバーが主体。酸味が少なく飲みごたえあり。
ザ ヌワール ダークローストブレンド
 → しっかりビターで、キレのある後味。深煎り好きにはストライク。

どちらも“酸味が控えめで、濃いめ”が共通しており、寒い季節にぴったりの重厚な深煎りタイプでした。もう1つの豆、コロンビア ロス ヴォルカネスは酸味がややあるバランス型。深煎り2種に比べると軽やかで、“味の流れの中にアクセントとしての酸味”が入る形でした。深煎りばかりが続くと重く感じますが、この豆が入ることで、ラインナップに変化が生まれていました。

2025年2月は、深煎り2種(ブラジル ダテーラ/ザ ヌワール)と、軽い酸味をもつコロンビアのバランス型1種がそろい、苦み・コクを中心にしつつ適度な変化も感じられる“深煎り好き向けのラインナップ”でした。

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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