【2023年5月レビュー】ポストコーヒーの届いた豆3種を本音評価|味の違い・焙煎度・香りの特徴

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2023年5月は、フルーティーで爽やかな豆から、デザートのように濃厚な甘さを持つ豆まで、味わいの振れ幅が大きいラインナップでした。
朝の1杯にぴったりの「ホンジュラス キャバレロ」、仕事前に気分を整える“爽快系”の「タンザニア ンゴロンゴロ ガイア」、そして休日のご褒美に最適な濃厚系「エルサルバドル ラ レフォルマ」。どの豆も個性がはっきりしていて、気分によって飲み分けがしやすい1か月でした。

このページでは、3種類それぞれの 香り・味わい・おすすめの飲むシーン を調理師目線でわかりやすくレビューします。ポストコーヒーをやめなかった理由はこちら

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今月届いた豆のラインナップ

postcoffee(ポストコーヒー) 4ヶ月目も届いた商品一覧
postcoffee 4ヶ月目のラインナップ

ホンジュラス キャバレロ
タンザニア ンゴロンゴロ ガイア
エルサルバドル ラ レフォルマ

※ 詳細レビューは後述


個別レビュー

ホンジュラス キャバレロ

postcoffee(ポストコーヒー)で好みのコーヒーに出会う 4ヶ月目
キャバレロ

焙煎度浅煎り

産地ホンジュラス

フレーバー&香り
挽いた瞬間から、赤リンゴや熟したオレンジのような甘い果実の香りがふわっと広がり、続いてマカダミアナッツを思わせるクリーミーでやわらかな香りが重なります。鼻を抜ける余韻にはほのかな緑茶のニュアンスがあり、フルーティーさと落ち着きがバランスよく共存した香り立ちです。

味の方向性
一口目はリンゴのような爽やかな甘酸っぱさが先に感じられ、続いて熟した柑橘のジューシーな酸味が広がります。後半はナッツのまろやかな甘みが舌に残り、最後に緑茶のようなすっきりした後味がキレよく締めてくれます。フルーティーでありながらも飲み疲れしない、透明感のある心地よい味わいが特徴です。

この豆が合う人
軽やかでフルーティーなコーヒーが好きな人、酸味と甘みのバランスを大切にする人にぴったり。すっきりした後味なので、朝の一杯にも、夜のリラックスタイムにも合わせやすい万能タイプです。フルーティー系が苦手な人でも飲みやすい“やさしい果実味”なので、新しい味わいを開拓したい人にもおすすめです。

現役和食調理師のイラスト|25年以上の経験から料理のヒントを伝えます

現役和食調理師のコメント

果実系の酸味がしっかり感じられる一杯。酸味が強めなので、軽い朝食やフルーツと一緒に楽しむとバランスが取りやすいです。逆に、濃厚なチョコレート系のスイーツと合わせると酸味が強調されすぎるかもしれません。

タンザニア ンゴロンゴロ ガイア

postcoffee(ポストコーヒー)で好みのコーヒーに出会う 4ヶ月目
ンゴロンゴロ ガイア

焙煎度浅煎り

産地タンザニア

フレーバー&香り
挽いた瞬間からオレンジを思わせる爽やかな果実の香りが立ち上がり、カップからはふわりとジャスミンのような華やかさが広がります。後半には黒糖のようなまろやかな甘い香りが重なり、明るさと落ち着きが同時に感じられる香り立ちです。

味の方向性
最初に感じるのは、フレッシュなオレンジの酸味と甘みが同居したジューシーな口当たり。そのあと、ジャスミンティーのような爽やかでクリアな風味が広がり、最後に黒糖の甘さがふんわりと余韻に残ります。すっきり軽快なのに味わいが単調にならず、バランスの良さが光るタイプです。

この豆が合う人
仕事前の一杯や、気分をスッと切り替えたい朝に“爽やかなコーヒー”を求める人に最適。軽やかな酸味と程よい甘みが特徴なので、和菓子との相性もばつぐん。重たすぎないフルーティーさを楽しみたい人、透明感のある飲み心地が好きな人にもおすすめです。

現役和食調理師のイラスト|25年以上の経験から料理のヒントを伝えます

現役和食調理師のコメント

心地よい酸味とすっきりした後味が印象的で、苦味は控えめ。飲みやすく、リフレッシュしたいときにぴったりの一杯です。朝の目覚めや仕事中の気分転換に向いており、軽めのパンや柑橘系のスイーツと合わせると爽やかさがさらに引き立ちます。


エルサルバドル ラ レフォルマ

postcoffee(ポストコーヒー)で好みのコーヒーに出会う 4ヶ月目
ラ レフォルマ

焙煎度深煎り

産地:エルサルバドル

フレーバー&香り
カップから立ち上るのは、熟したブラックベリーの甘く濃い香り。その奥にはブランデーのような芳醇な香りが重なり、ひと口飲む前から深みのあるコクを予感させます。飲んでいる間もクリーミーでリッチな香りが続き、まるでデザートのような贅沢感のあるアロマが特徴です。

味の方向性
口に含んだ瞬間、完熟ベリーの甘みと深みがしっかりと広がり、後からフォンダンショコラを思わせる濃厚なコクとクリーミーな口当たりが追いかけてきます。ブランデーのような余韻が長く続き、リッチで満足度の高い味わい。ブラックでもコク深く、ミルクを加えるとさらに甘みと丸みが増してデザートコーヒーのように楽しめます。

この豆が合う人
休日にゆっくり“ご褒美コーヒー”を飲みたい人
チョコレートや焼き菓子と一緒に甘さを楽しみたい人
カフェオレにすると香りと甘さがより引き立つコーヒーが好きな人
重厚感のあるコーヒーが好きだが、苦味より「甘みとコク」を求める人

リッチで濃厚な味わいが好きな方には間違いなく刺さる1杯です。


今月のまとめ

2023年5月は、爽やか・軽やか・濃厚という3つの軸がしっかり分かれた、メリハリのある月でした。ホンジュラス キャバレロは、赤リンゴやオレンジのような果実味と緑茶のニュアンスが特徴で、朝の1杯にぴったりのすっきりした飲み心地。一方、タンザニア ンゴロンゴロ ガイアは、オレンジとジャスミンの爽やかな香りと黒糖の甘さが心地よい“軽快でクリーン”なタイプで、仕事前に気分を整えたいときに最適です。対照的に、エルサルバドル ラ レフォルマは濃厚なブラックベリーの甘みとフォンダンショコラのようなコクが際立ち、休日のリラックスタイムに贅沢さを添えてくれるデザート感の強い1杯でした。

軽やかな酸味・心地よいフルーティーさ・深い甘さとコク。3つのベクトルがそろったことで、シーンや気分に合わせて飲み分けやすい“バランスのよいセット”といえる月でした。

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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