常節 とこぶし(Tokobushi abalone)

魚介類
TOP » 魚介類 » 常節 とこぶし(Tokobushi abalone)

常節(とこぶし)は読みにくい漢字ですが、正しい読み方は「とこぶし」。
英語では Tokobushi と表記され、Abalone(アワビ)と混同されることも多い貝です。
このページでは、読み方・英語・別名フクダメ・アワビとの違いまで、調理師が分かりやすく解説します。

常節の英語・漢字表記

常節(漢字)の読み方

「常節」は “とこぶし” と読みます。
同じアワビ類でも、魚偏の「鮑(あわび)」とは異なる漢字が使われており、“読みにくい海産物の漢字” としてよく検索される表記です。とこぶしはアワビ属ではなく 「フクトコブシ属」 に分類されるため、漢字も別の系統が使われています。


英語表記:Tokobushi

とこぶしの一般的な英語表記は “Tokobushi”。日本語のローマ字読みがそのまま名称として使われています。国際的には “Abalone” と混同されることも多いですが、厳密には以下の違いがあります:

  • Abalone(アワビ):大形で高級貝、海外でも認知度が高い
  • Tokobushi(とこぶし):小形種、アワビの近縁だが別分類

料理の文脈でも区別され、輸出品では “Small abalone(小型アワビ)” と説明されることもあります。


常節の旬~おいしい時期~

とこぶしの旬は4月から8月ごろ

旬カレンダー(1月〜12月)
※色が付いている月が旬の目安です。

旬の食材を入れ替えるだけで、料理がぐっと季節らしくなります。8月の旬魚介は「8月の魚介類一覧」もどうぞ▶8月|旬の魚介類 一覧表【保存版】


常節(とこぶし)とは ~解説~

  • 比較的浅瀬にいる鮑の仲間
  • 鮑にそっくりな形で7cm程度にしかならない
  • 鮑との見分け方は貝殻の穴の数を見る
    鮑=4~5個
    常節=7~8個
  • 産卵期は夏~秋ですが、通年獲ることができる
  • 昔はよく捕れていたが、今では獲れなくなり高価
  • 貝殻は薄く、硬い
  • 身は熱を通しても硬くならない
  • フクダメ(福溜)という別名から縁起物とされる

地方名

  • ナガレコ
  • ナガラメ
  • フクダメ
  • コアワビ
  • コブク
  • センネンゴ

目利き

  • 基本的に生きているものを選ぶ
  • 身は硬く締まっているもので触るとよく反応するもの

レシピ

  • 煮物
  • 焼き物
  • 蒸し物
  • しゃぶしゃぶ

常節(とこぶし)の栄養素|食品成分表

とこぶし(生)
可食部100g当たり

栄養素単位
廃棄率60%
エネルギー78
水分78.9g
タンパク質16.0g
脂質0.4g
食物繊維(総量)g
炭水化物3.0g
ナトリウム260
カリウム250
カルシウム24
マグネシウム55
リン160
1.8
亜鉛1.4
0.3
マンガン0.06
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)54
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)1.3
ビタミンK
ビタミンB10.15
ビタミンB20.14
ナイアシン1.7
ビタミンB60.07
ビタミンB123.2
葉酸24
パントテン酸1.57
ビオチン
ビタミンC1
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

注意ポイント

  • ナトリウム:260 mg とやや高め。塩分が気になる場合は、薄味仕立てにしたり、カリウムが多い野菜(ほうれん草、じゃがいも、きのこ類など)と組み合わせるのがおすすめ。
  • 炭水化物:3.0 g と少なめ。主食や野菜でバランスを。
調理師プロフィール画像
この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
プロフィールを見る
タイトルとURLをコピーしました