花椰菜 カリフラワー(Cauliflower)の特徴と栄養素

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カリフラワーの旬

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カリフラワーとは~解説~

カリフラワーの写真。旬や特徴、栄養について解説します。
カリフラワー。旬の時期や栄養素については本文で詳しく解説しています。
  • アブラナ科アブラナ属の一年生植物
  • 和名は「花椰菜」「花甘藍」「木立花葉牡丹」「花キャベツ」
  • 10月~最盛期を迎える
  • 真夏を除き流通しているが旬は寒い冬
  • 一般的に白いイメージがありますが品種改良によりカラフルな品種がある
  • 加熱による損失の少ないビタミンCが豊富
  • 古くなるとすぐに色が悪くなる
  • 収穫時期をずらして全国で栽培されている
  • 切り口が新しく、ずっしりと重い物が良い
  • 大きいままで茹でると火が均一に入りやすく、崩れにくい
  • 蒸す(約2分程度)と栄養素の流出が抑えられる
  • 丸くて重みがあり、純白なものが良い
  • 球面の凹凸が少なく、なめらかなものが良い

栄養

  • エネルギーは100gあたり約27kcalとされ、低カロリーな野菜のひとつ
  • ビタミンCを含む野菜の一つで、加熱しても比較的残りやすいとされている
  • 葉酸、ビタミンB6、パントテン酸などのビタミン類も含まれる
  • カリウムやリンなどのミネラルも含まれている
  • 食物繊維を含み、日常の食事に取り入れられている
  • 白色はアントシアニンを含まないが、紫やオレンジ系品種には特有の色素成分が含まれる

カリフラワーのおいしい茹で方

  1. たっぷりのお湯に約2%の塩を入れる
  2. お湯にレモン汁や酢を少し入れると白く仕上がる
  3. 沸騰した湯に大きいまま約1分茹でる
    (余熱で火が通るので少し硬めに茹でる)
  4. ザルにあげ、そのまま冷やす
    (水にさらすと味がボケるので注意)

カリフラワーと相性の良い食材

  • カリフラワー × チーズ × ベーコン … グラタンやオーブン焼きに
  • カリフラワー × ツナ × マヨネーズ … サラダに
  • カリフラワー × カレー粉 × 鶏肉 … インド風炒め物やスープに
  • カリフラワー × ヨーグルト × にんにく … ヘルシーディップとして

保存方法

  • ビニール袋に入れ冷蔵庫(野菜室)で保存する
  • 保存期間は2~3日と短く、それ以上保存する場合は冷凍が良い
  • 冷凍するときは硬めに茹でて、水気をよく切って冷凍する
  • 小口にして冷凍すると使いやすい
  • ピクルスにすると長く保存できる

主な品種

  • ロマネスコ
  • カリフローレ
  • オレンジブーケ
  • グリーンフラワー

カリフラワーを使った料理

  • サラダ
  • 温野菜
  • ポタージュ・スープ
  • 炒め物
  • 酢の物
  • ピクルス

カリフラワーの栄養素(食品成分表)

カリフラワー(生)花序
可食部100g当たり

栄養素茹で単位
廃棄率050%
エネルギー2628
水分91.590.8g
タンパク質2.73.0g
脂質0.10.1g
食物繊維(総量)3.22.9g
炭水化物5.15.2g
ナトリウム88
カリウム220410
カルシウム2324
マグネシウム1318
リン3768
0.70.6
亜鉛0.40.6
0.030.05
マンガン0.170.22
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン4
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)1618
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.20.2
ビタミンK3117
ビタミンB10.050.06
ビタミンB20.050.11
ナイアシン0.20.7
ビタミンB60.130.23
ビタミンB12
葉酸8894
パントテン酸0.841.30
ビオチン8.5
ビタミンC5381
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

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現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

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