女鯒 めごち(Big-eyed flathead)

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メゴチの旬 ~おいしい時期~

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めごち

7月のおいしい魚介類|旬の食材一覧表
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7月|おいしい魚介類|旬の食材 japanese-food.net
https://japanese-food.net/july-seafood/

女鯒(めごち)とは ~解説~

  • 目が大きい鯒という意味で漬けられた名前
  • メゴチ=カサゴ目コチ科メゴチ属
  • ネズミゴチ=スズキ目ネズッポ科ネズッポ属
  • 上記二つは全く別の魚ですが、ネズミゴチがメゴチという名で流通している
  • ややこしいですが「ネズミゴチ=メゴチ」「メゴチ=メゴチ」で流通している(本物はメゴチ=メゴチ)
  • 産卵期は春と秋で、旬は夏(産卵期を終えて産卵に向けて栄養を蓄える)

目利き

  • 全体的に張りのあるものを選ぶ
  • 体色が濃い物が良い

レシピ

  • 天婦羅
  • 唐揚げ
  • 煮つけ
  • 干物

メゴチの栄養素(食品成分表)

めごち(生)
可食部100g当たり

栄養素単位
廃棄率0%
エネルギー73
水分81.1g
タンパク質17.1g
脂質0.6g
食物繊維(総量)g
炭水化物0.1g
ナトリウム160
カリウム280
カルシウム40
マグネシウム30
リン160
0.2
亜鉛0.6
0.01
マンガン0.04
ヨウ素26
セレン44
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)2
ビタミンA(β-カロテン)3
ビタミンD11.0
ビタミンE(トコフェロールα)
ビタミンK
ビタミンB10.02
ビタミンB20.08
ナイアシン2.4
ビタミンB60.14
ビタミンB123.0
葉酸6
パントテン酸0.16
ビオチン1.1
ビタミンC
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

メゴチの栄養素~注目すべきポイント~

  • 高たんぱく・超低脂質で73 kcal
    脂質0.6 gと非常に少なく、引き締まった白身。ダイエットや高たんぱく食に向く。
  • D・B12・セレンがしっかり
    骨代謝に関わるビタミンD、造血に関わるB12、抗酸化のセレンまとめて多いのが強み。
  • ナトリウム160 mgは素材由来
    塩分無添加でも一定量含むため、衣や下味の塩量は控えめでも十分に味が乗る。
  • カルシウム40 mgは“骨ごと食べない魚”としては標準的
    天ぷらや唐揚げなどで可食部が増えても、骨は通常食べないため“骨強化目的”なら小魚系に分がある。
  • 調理で脂質は増えやすい
    身自体は超低脂だが、天ぷら・フライは吸油でエネルギーが上がる。軽めに仕上げるならから揚げの二度揚げ回避/高温短時間焼き物がおすすめ。
  • 炭水化物ほぼゼロ(0.1 g)
    血糖影響が小さく、主食や野菜でバランスを取りやすい。

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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