お取り寄せやスーパーで少し奮発して買った「ひつまぶし」。
せっかくの贅沢な食事だからこそ、
「他のおかずはどうしよう?」
「うなぎだけだと野菜不足や脂っこさが気になる……」
と献立に迷っていませんか?
ネットで検索すると、ひつまぶしに「お吸い物」や「お味噌汁」を合わせる献立をよく見かけますが、実は、ひつまぶしに温かい汁物は不要です。
なぜなら、ひつまぶしは最後に濃厚な出汁をかけて「お茶漬け」として完成する料理だからです。ここで中途半端な汁物を合わせてしまうと、うなぎの旨味と喧嘩してしまいます。
この記事では、日々の厨房で数多くの和食と向き合ってきた調理師が、うなぎの旨味を極限まで引き立て、食卓を高級料亭に変える「本当にひつまぶしに合うおかず」を14品を厳選してご紹介します。
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【結論】ひつまぶしに合うおかず・献立おすすめ14選一覧表
まずは、ひつまぶしの献立を一瞬で決められる15選の一覧表をご覧ください。気になるメニューをタップすると、詳しい解説とプロの味付けのコツにジャンプします。
うなぎの脂っぽさをさっぱり流す!調理師おすすめの副菜・小鉢
ひつまぶしの濃厚なタレと脂の旨味を最後まで美味しく楽しむには、口の中をリセットしてくれる「さっぱりとした小鉢」が欠かせません。
さっぱりと口の中をリセットする「冷ややっこ」

火を使わずにサッと出せる冷ややっこは、ひつまぶしの最高の相棒です。
温かくてこってりとしたひつまぶしに対して、キンと冷えた豆腐のなめらかな喉ごしが、口の中に残ったうなぎの脂を綺麗に洗い流してくれます。ネギや生姜だけでなく、ミョウガや大葉などの香味野菜をたっぷり乗せると、薬味の清涼感が加わり料亭のような上品な一品に仕上がります。

ネギやミョウガは、切ってから一度サッと水に放ってしっかり水気を切ってください。このひと手間で、薬味の嫌なエグみが抜け、ひつまぶしの香りを邪魔しない爽やかな名脇役になります。
おうちで料亭の気分を味わう「漬物盛り合わせ」

うなぎの甘辛いタレに対して、お漬物のキリッとした塩気と発酵による酸味が絶妙なコントラストを生み出し、一口ごとに味覚を引き締めてくれます。ポリポリとした食感も、柔らかいうなぎの良いアクセントになります。
▼調理師の私も太鼓判!ひつまぶしに合わせる極上のお漬物
スーパーのお漬物も良いですが、せっかくのひつまぶしを料亭レベルに引き上げるなら、「京つけものニシダや」のお漬物が圧倒的におすすめです。
現在、たっぷり入った「初回限定のお試しセット」が送料無料で用意されているので、美味しいお漬物を探している方はこの機会にぜひ試してみてください。うなぎの味が劇的に変わりますよ!
定番の箸休め!きゅうりとワカメの「うざく風酢の物」

うなぎの脂分は、お酢の酸味と合わせることで劇的にさっぱりと変化します。少し甘めの三杯酢で和えたきゅうりのパリパリ感は、うなぎの柔らかさとは真逆のベクトルのため、脳が飽きずに「ひつまぶし➔酢の物➔ひつまぶし」と無限に箸を進ませてくれます。
みずみずしさと生姜の風味が絶妙な「焼きナス」

とろとろに焼いたナスに、おろし生姜と少しの醤油を垂らして。ナスの「焦げた香ばしさ」が、うなぎの炭火焼きの香ばしさと見事にリンクして風味を増幅させます。同時にナスのたっぷりの水分が、うなぎの濃厚さを優しく中和してくれます。
優しくお口を潤す「小松菜のお浸し」

シャキッとした歯ごたえを残して茹でた小松菜を、上品な出汁に浸して。ほうれん草よりもアクが少なく、さっぱりとした青菜の風味が、うなぎのタレの味を一切邪魔しません。口の中をみずみずしく潤す名脇役です。
栄養バランスを整える!家庭で定番の和食煮物・常備菜
うなぎだけでは不足しがちな食物繊維やビタミンを補い、食卓にホッとする安心感を与えてくれる和の煮物たちです。
シャキシャキの歯ごたえがアクセント「きんぴらごぼう(蓮根)」

ひつまぶしはご飯もうなぎも「柔らかい食感」の料理です。そこで、ごぼうや蓮根といった根菜の「ゴリゴリ・シャキシャキとした強い歯ごたえ」を献立に入れると、食事全体のリズムが格段に良くなります。ごぼうの持つ土の香りは、川魚であるうなぎの風味とも非常に相性が良いです。

きんぴらは、実は作ってすぐよりも、一度冷める時に味がグッと染み込みます。ひつまぶしを食べる前日に仕込んでおくと、当日は味が馴染んで最高に美味しいですよ。
出汁の旨味がじんわり染み出す「切り干し大根」

少し甘めの味付けにした切り干し大根。うなぎのタレの「ガツンとした甘辛さ」に対して、切り干し大根の「じんわりとした野菜の甘み」を合わせることで、食卓に味のグラデーションが生まれます。翌日の副菜や弁当などにも使えるので作り置きにも便利。
彩り豊かで食卓が華やぐ「筑前煮」

にんじん、こんにゃく、いんげんなど、ひつまぶしの茶色い食卓に不足しがちな「鮮やかな彩り」と「食物繊維」を一手に引き受けてくれます。大きめにカットした根菜を噛み締めることで、献立全体にどっしりとした満足感がプラスされます。
まろやかで上品な味わい「ほうれん草の白和え」

豆腐のまろやかさと、すりごまの香ばしさが口いっぱいに広がる白和え。うなぎの強いタレの味の後に食べると、白和えのクリーミーな衣が舌を包み込み、味覚を優しくリセットしてくれます。ひつまぶしと合わせる時は甘さを控えめに作るのがコツです。
夕食の満足度を限界突破!ひつまぶしを格上げする主菜・卵料理
「ひつまぶしだけだと、食べ盛りの子供や夫には物足りないかも……」そんな時に大活躍する、満足度120%の主菜・小鉢です。
なめらかな食感と出汁の相性が抜群「茶碗蒸し」

汁物の代わりとして強くおすすめしたいのが茶碗蒸しです。つるんとした喉ごしと卵の優しい風味が、ひつまぶしの特別感をさらに演出します。汁物と違って「食べる出汁」であるため、最後に出汁をかけるひつまぶしのフィナーレと役割が被らず、見事に共存できます。夏には冷やして食べる「冷やし茶碗蒸し」もおすすめ。

ひつまぶしは最後のお茶漬け(出汁)が主役。だからこそ、合わせる茶碗蒸しやだし巻き卵は、主張しすぎない事を意識すると、最後まで飽きずに食べられます。
出汁をたっぷり含んだプロの味「だし巻き卵」

うなぎと卵の相性は「うまき」という料理がある通り、説明不要のベストマッチ。主張が強いうなぎに対して、美味しい出汁をたっぷり含んだふっくら卵は「最高のキャンバス」になり、うなぎの濃厚さをより一層際立たせてくれます。
▼調理師の私も自宅で愛用!味がバシッと決まる極上白だし 「出汁を引く時間がない…」という時は、これ一本でプロの味が完成します。ひつまぶしに合わせる「だし巻き卵」も、この白だしを使うだけで料亭の仕上がりに変わりますよ。公式なら初回限定「お試しセット」がおすすめです。
サクッとした食感が贅沢感を加速させる「天ぷら盛り合わせ」

お祝い事や週末のご褒美なら、天ぷらが最強です。ふっくらとしたうなぎに対して、サクッと揚がった天ぷらのクリスピーな食感は、脳に直接響く美味しさがあります。食卓が高級和食店のコース料理そのものになります。
シャキっとした歯ごたえと肉の旨味「蓮根の挟み焼き」

お肉が少し欲しい!というリクエストには、蓮根の挟み焼きを。ハンバーグや唐揚げほど主張が強すぎず、醤油ベースの和食の献立に綺麗に馴染みます。蓮根の食感と肉汁が、うなぎとは別の満足感を与えてくれます。
上品なおもてなしにぴったりの高見え小鉢「生湯葉の刺身」

来客時やお祝いの席なら、お刺身感覚で出せる「生湯葉」がおすすめ。濃厚でクリーミーな大豆の甘みと、わさび醤油のツンとした香りが、うなぎの持つ野性味と素晴らしいコントラストを描き、お互いの良さを引き立ておすすめ。刺身湯葉は冷凍でなく、生の商品がおすすめです。私が料亭で使用していた生湯葉はAmazonや楽天で購入できます。
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調理師が解説!ひつまぶしの献立・メニュー選びで失敗しないポイント
せっかくのひつまぶしを台無しにしないためにも、プロが実践している「和食の献立づくりの法則」を2つだけ覚えておいてください。
汁物は不要?調理師が教える「出汁が主役」の献立理論
冒頭でもお伝えした通り、ひつまぶしは最後に薬味を乗せ、お茶や専用の出汁をかけて「サラサラと味わう」ことで完成します。
この最後の工程自体が「極上の汁物」としての役割を果たしているため、ここに別のお吸い物や味噌汁を合わせると、水分の多い食卓になり、せっかくの出汁の香りがぼやけてしまうのです。汁物はお休みして、その分「小鉢」を充実させるのが大正解です。
うなぎのコクを最後まで飽きさせない「食感」と「酸味」の取り入れ方
うなぎは「柔らかく、脂が乗り、味が濃い」という特徴があります。だからこそ、副菜には真逆の要素である「ポリポリ・シャキシャキとした食感」と「さっぱりとした酸味」を持つものを配置してください。このちょっとした配慮が口が単調にならずに食事を楽しめます。
【極上の裏技】ひつまぶしを超える!?調理師が本気で感動した「うなぎのしゃぶしゃぶ」の世界
ひつまぶしの献立について解説してきましたが、もしあなたが「うなぎの新しい美味しさ」を探しているグルメな方なら、絶対に知っておくべき極上の食べ方があります。
それが、「うなしゃぶ(うなぎのしゃぶしゃぶ)」です。
新鮮なうなぎを薄造りにし、極上の出汁にサッとくぐらせてポン酢でいただく。蒲焼では絶対に味わえない、うなぎ本来の弾力ある歯ごたえと、上品な脂の甘みが口いっぱいに広がる……初めて食べた時は、調理師の私も唸るほどの衝撃を受けました。
いつもはひつまぶしを選ぶ特別な日の食卓を、次回は「うなしゃぶ」で驚きの体験に変えてみませんか?
以下の記事では、調理師が厳選した「自宅で楽しめる極上のうなしゃぶお取り寄せ」を徹底解説しています。ぜひ一度、この感動を味わってみてください!
▼特別な日の食卓が劇的に変わる!究極のうなしゃぶの世界
まとめ|ひつまぶしに合うおかずで自宅を最高級の和食処に
ひつまぶしに合うおかずの選び方と、おすすめの献立15選をご紹介しました。
- 汁物は不要!最後のお茶漬け(出汁)を存分に楽しむ
- 「酸味」と「さっぱり感」のある小鉢で口をリセットする
- きんぴらや漬物など「食感」の違いを取り入れる
この3つのポイントを意識するだけで、おうちで食べるひつまぶしが、高級料亭のコース料理に早変わりします。
今回ご紹介した「出汁パック」や「生湯葉」など、ちょっとしたお取り寄せアイテムを活用して、手間を抜きつつも最高の食卓を演出してみてくださいね!
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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