バジルの漢字は「目箒(めぼうき)」|意味・由来と英語表記、旬・保存も解説

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バジルの漢字は 「目箒(めぼうき)」 です。スーパーではカタカナ表記が一般的ですが、「漢字でどう書くの?」「どういう意味?」「由来は?」と気になって調べる方が増えています。

この記事ではまず結論として、目箒の読み方・意味・由来をわかりやすく整理し、あわせて漢名の 「羅勒(らろく)」、英語表記(basil)、旬の目安、保存(冷蔵・冷凍)、相性の良い食材まで“使える形”でまとめました。

バジルの漢字は「目箒(めぼうき)」|意味・由来・英語表記

漢字表記
バジルの漢字(和名)は 「目箒(めぼうき)」 と書きます。
この名前は、種(バジルシード)を水に浸すとゼリー状になり、昔はそれで“目のゴミを取る”のに使ったことに由来するとされています。

また、資料や漢方・植物系の文脈では、バジルの漢名として 「羅勒(らろく)」(表記:羅艻など)も見かけます。ただし日本の食品表示では、基本的に「バジル(カタカナ)」が一般的です。

英語表記basil

  • UK寄り:/ˈbæzəl/(バズルっぽい)
  • US寄り:/ˈbeɪzəl/(ベイズルっぽい)

「basil」は語源的にギリシャ語の“王”に由来するとされ、「王様のハーブ」的に紹介されることもあります。


バジルの旬|おいしい時期

バジルの旬は7月から8月ごろ

旬カレンダー(1月〜12月)
※色が付いている月が旬の目安です。

なぜ夏が旬?

  • バジルは寒さに弱く、20〜30℃の気温で最もよく育つハーブです。
  • 暖かい時期は葉が大きく育ち、精油成分(香り)が濃くなるため、料理に使ったときの香りの立ち方が格別です。
  • 家庭栽培・プランターでも夏が最適
    5月〜6月に植えると、7月〜9月にかけて収穫のピークを迎えます。
    花が咲く前に収穫すると、葉の柔らかさと香りが一番良いタイミングです。

旬の食材を把握しておくと、買い物の迷いが減って献立も決めやすくなります。8月の旬の野菜と果物を一覧で見たい方は、こちらの保存版が便利です▶【保存版】8月|旬の野菜と果物【一覧表】

現役和食調理師のイラスト|25年以上の経験から料理のヒントを伝えます

現役和食調理師のヒント

旬のバジルは香りが強く、加熱せずとも料理のアクセントになります。私はトマトの冷製スープに生のまま添えたりしています。乾燥バジルでは味わえない、香りの立ち方が違いますよ。

バジルとは~特徴・種類・使われ方の解説~

目箒 バジル(basil)

バジル(basil) は、シソ科のハーブで、地中海沿岸を原産とする香り高い葉野菜です。日本ではイタリアンなど洋風料理のイメージが強いですが、実は種類が多く、東南アジアやインドなどでも古くから使われている万能なハーブです。


バジルの特徴
バジルは、やわらかい葉と、ひと嗅ぎでわかる甘く爽やかな香りが魅力のハーブです。香りの中に少しスパイシーさもあり、トマトやチーズ、オリーブオイルと合わせると一気に“洋食の香り”になります。

使い方は幅広く、フレッシュ(生)でも乾燥(ドライ)でも利用できます。
フレッシュは香りが華やかで、仕上げに散らすだけでも存在感が出ます。ドライは香りは穏やかになりますが、煮込みやスープなど「火を通す料理」に入れても香りが残りやすいのが特徴です。

また、バジルは料理法を選びません。
ちぎる(手で)・刻む(包丁)・ペーストにする(すり潰す)など、目的に合わせて形を変えられるのも強みです。とくに香りを立てたいときは、包丁で細かく刻みすぎるより、手でちぎって最後に加えると香りがふわっと残りやすいです。

代表的な品種の スイートバジル は、ジェノベーゼソースやマルゲリータピザでおなじみ。クセが強すぎず、ハーブ初心者でも使いやすい「バジルの定番」です。


世界で親しまれる多彩なバジル

種類特徴・主な用途
スイートバジルもっとも一般的。イタリア料理全般に使われる
タイバジルアニスのような香り。タイの炒め物やスープに
ホーリーバジルインドでは「トゥルシー」と呼ばれ、薬用にも
レモンバジルレモンの香りを持ち、爽やかな料理に合う
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バジルは洋風のイメージが強いですが、「香味野菜」としてしそやみょうがと似た立ち位置で使えます。和風パスタや、醤油ベースの炒め物に少量加えるだけで、料理に奥行きが出るのでおすすめです。

バジルと相性の良い食べ合わせ

バジルは爽やかで甘みのある香りを持ち、食材の風味を引き立てるハーブとして世界中で使われています。生のままでも加熱しても香りが引き立ち、組み合わせ次第で洋風にも和風にもアレンジ可能です。


野菜との相性

  • トマト:バジルとの定番コンビ。サラダ・パスタ・カプレーゼに。
  • なす:油との相性がよいので、炒め物やグリルにしてバジルを添えると◎
  • じゃがいも:茹でたポテトにオリーブオイルとバジルでシンプルな一品に。

乳製品との相性

  • チーズ(モッツァレラ・パルメザン):トマトと組み合わせると鉄板。
  • 牛乳・生クリーム:バジルクリームソースにすれば、魚や鶏肉にぴったり。

肉・魚介との相性

  • 鶏肉・豚肉:炒め物やグリルにバジルを添えるだけで風味アップ。
  • エビ・ホタテ:白ワイン+バジルでソテーすると香りが引き立ちます。

和の調味料との意外な相性

  • しょうゆ+にんにく+バジル:和風カルパッチョや炒め物におすすめ。
  • 味噌+バジル:甘めの味噌に合わせると、香味が加わりコクが深まります。
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「トマト×バジル×オリーブオイル」は定番ですが、和風だしにバジルを少量入れて洋風スープにアレンジするのもおすすめです。

バジルの保存方法

バジルは乾燥や冷気に弱く、冷蔵庫にそのまま入れるとすぐに黒く変色してしまいます。以下では、家庭でできるバジルの保存方法を3つご紹介します。


常温保存(もっとも香りが長持ち)

  • 茎付きのバジルをコップや瓶に立て、水を1〜2cm入れる
  • 直射日光を避け、風通しの良い室内に置く
  • 葉が水につかると傷みやすいので注意
    目安:2〜5日ほど鮮度を保てます

冷蔵保存(短期間ならOK)

  • バジルの葉を乾いたキッチンペーパーで軽く包む
  • ジップ付き保存袋やタッパーに入れ、野菜室で保存
    目安:1〜3日で使い切るのが理想

冷凍保存(大量にあるときに)

  • バジルの葉を洗って水気をふき、刻むかそのままラップで包む
  • ジップ袋に入れ、空気をしっかり抜いて冷凍
  • 解凍せずにそのままスープや炒め物に使えます
    目安:1ヶ月ほど保存可能

ペーストにして保存する方法もおすすめ

バジル・にんにく・オリーブオイル・ナッツ・チーズを加えてジェノベーゼソースにすれば、冷蔵で1週間、冷凍で1ヶ月以上保存可能。料理にすぐ使える状態で便利です。

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大量にある場合は、ペーストにして冷凍しておくと使い勝手が良いです。

バジルの栄養素 (食品成分表)

バジル 葉

栄養素単位
廃棄率20%
エネルギー21
水分91.5g
タンパク質2.0g
脂質0.6g
食物繊維(総量)4.0g
炭水化物4.0g
ナトリウム1
カリウム420
カルシウム240
マグネシウム69
リン41
1.5
亜鉛0.6
0.20
マンガン1.91
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)6300
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)3.5
ビタミンK440
ビタミンB10.08
ビタミンB20.19
ナイアシン0.6
ビタミンB60.11
ビタミンB12
葉酸69
パントテン酸0.29
ビオチン
ビタミンC16
出典「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

油と合わせる
β-カロテン・E・Kは油で吸収UP。オリーブ油を使うジェノベーゼ/和風オイル和えは理にかなう。

加熱は短時間
香り成分は揮発しやすいので仕上げ加熱がベター。

下処理・保存
洗ったらよく水気を切る→黒ずみ防止。保存は湿らせたキッチンペーパー+保存袋で野菜室へ。長期はペースト化して冷凍(油+塩少量)。

使い分け
生葉は香りを活かす仕上げ用、茎は出汁やオイルに香り移しで無駄なく。

参考文献
農林水産省→フレッシュハーブの世界

調理師プロフィール画像
この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

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