扁桃 アーモンド(Almond)の栄養と効果をプロの調理師が解説

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アーモンドの栄養とその効果

アーモンドの写真。旬や特徴、栄養について解説します。
アーモンドの旬の時期や栄養素については本文で詳しく解説しています。

注注目すべき栄養素は「ビタミンE」「ミネラル」「食物繊維」です。 (ミネラルはカリウム、カルシウム、鉄分などが含まれています)

  • 「ビタミンE」: 若々しい毎日を保ちたい方に嬉しい、抗酸化作用を持つ栄養素です。
  • 「カリウム」: 取りすぎたナトリウムを排出し、体の塩分バランスをサポートします。
  • 「カルシウム」: 健やかな骨の健康維持に欠かせない成分です。
  • 「鉄分」: 毎日の元気や、不足しがちな鉄分の補給に役立ちます。
  • 「食物繊維」: お腹の環境を整え、スッキリとした毎日を維持するのに効果的です。

アーモンドの一日の目安量は20~25粒が良いと言われています。粉砕したりペーストにしたりして、調理方法を変えると摂取しやすくなります。

調理師
調理師

アーモンドのビタミンEは熱に強い性質があるため、炒め物や揚げ物の衣に使っても栄養を損ないにくいのが嬉しい特徴です。プロの現場でも、すり潰して和え物の隠し味によく使います。

アーモンドの旬|おいしい時期

アーモンドの旬のカレンダー。9月と10月が収穫時期で新物が美味しいことを示す図解。
アーモンドの旬は9月〜10月。この時期だけの「新物」は香ばしさが格別です。

アーモンドといえば乾燥した状態が一般的ですが、実は「新物(しんもの)」を味わえる特別な時期があることをご存知でしょうか。

アーモンドの収穫は、産地であるカリフォルニアや日本国内でも8月下旬から10月にかけて行われます。そのため、最も鮮度が良く、香りが高いアーモンドが出回る9月と10月が、まさに一番の食べ頃、つまり「旬」となります。

プロが教える「新物」の魅力

調理師として多くの食材を扱ってきた経験からお伝えすると、この時期のアーモンドは油脂の酸化が少なく、口に入れた瞬間の香りの立ち方が全く違います。

9月のアーモンド
収穫が始まったばかりの、フレッシュで力強い香ばしさが楽しめます。

10月のアーモンド
新物が市場に出揃い、品質・味ともに最も安定して美味しい時期です。

普段、何気なく食べているアーモンドも、この旬の時期を意識するだけで、ナッツ本来の深い甘みとカリッとした食感をより一層堪能できます。


アーモンドの他にも、今この時期に最高の食べ頃を迎えている食材が数多くあります。お買い物の際の参考に、ぜひチェックしてみてください。
9月が旬の食材一覧はこちら
10月が旬の食材一覧はこちら

アーモンドとは?特徴と基本情報

項目アーモンドの基本情報
別名扁桃(へんとう)
主な産地アメリカ、南ヨーロッパ、オーストラリア(国内では鹿児島、山形など)
流通の形状ホール、スライス、ダイス、ペースト、パウダー
主な栄養素ビタミンE(抗酸化作用・若々しさの維持)、カルシウム、亜鉛、鉄分など
1日の目安20〜25粒
  • 別名:「扁桃(へんとう)」とも呼ばれるバラ科の植物です。
  • 主な産地: 南ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカ(カリフォルニア)などで広く栽培されています。日本国内でも鹿児島や山形などで一部栽培されています。
  • 形状の種類: ホール(丸ごと)をはじめ、スライス、ダイス(刻み)、ペースト、パウダー(プードル)など、用途に合わせた様々な形状で流通しています。
  • 注目の栄養価: 世界的にも健康・美容面で注目されている食品で、特にビタミンEの含有量が豊富です。
  • ビタミンEの性質: 優れた抗酸化作用を持ち、若々しさの維持や、健やかな肌の毎日をサポートする効果が期待できます。
  • ミネラル成分: カルシウム、亜鉛、マグネシウム、鉄分などが含まれており、日々の体の調子を整えるのに役立ちます。
  • 1日の目安量: 適切とされる摂取量は、1日あたり20~25粒程度です。

保存方法

アーモンドは水気に弱く、含まれる「ビタミンE」は光に弱いので、光と水気を避けて保存するのが好ましい。

  • ジッパー付きの袋に小分けして冷凍
  • 湿気を吸わないようにして保存する
  • 光を遮る容器にいれて保存する
    ※匂いが移りやすく、湿気に弱いので、密封容器に入れ冷凍。使用分のみ解凍するのが好ましい

アーモンドを使った料理

  • アーモンド揚げ
  • アーモンド焼き
  • ほうれん草のアーモンド和え
  • サラダのトッピング

アーモンドの栄養素

食品成分表「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

アーモンド(煎り)無塩
可食部100g当たり

栄養素煎り単位
廃棄率0%
エネルギー608
水分1.8g
タンパク質20.3g
脂質54.1g
食物繊維(総量)11.0g
炭水化物20.7g
ナトリウム
カリウム740
カルシウム260
マグネシウム310
リン480
3.7
亜鉛3.7
1.19
マンガン
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)7
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)29.0
ビタミンK
ビタミンB10.03
ビタミンB21.04
ナイアシン3.9
ビタミンB60.08
ビタミンB12
葉酸48
パントテン酸0.26
ビオチン
ビタミンC
出典「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

アーモンドは、その成分の半分以上(54.1%)が良質な脂質でできていますが、それ以上に注目すべきは現代人の食生活で不足しがちな栄養素の宝庫である点です。
上の表の通り、特筆すべき数値がいくつもあります。ここでは、日々の健康管理や毎日の食生活に取り入れたい3つのポイントを解説します。

トップクラスの含有量「ビタミンE」

アーモンドの大きな特徴は、なんといってもビタミンE(α-トコフェロール)の多さです。100gあたり29.0mgという数値は、あらゆる食品の中でもトップクラスです。 ビタミンEは、毎日の健康維持や美容に関心が高い方に広く知られている栄養素です。若々しく健やかな毎日を保ちたい方にとって、手軽かつ効率的に摂取できる貴重な食材といえます。▶ビタミンEの働きと上手な摂取方法はこちら

ごぼうの約2倍の「食物繊維」

意外かもしれませんが、アーモンドは食物繊維も非常に豊富です。その量は100gあたり11.0g。これは、野菜の中でも繊維質が多いとされる「生のごぼう(5.7g)」の約2倍にも相当します。 毎朝のスッキリとしたリズムを整えたい方や、食事の満足感をしっかり高めたい方にとって、アーモンドはスマートな補給源となります。▶食物繊維の種類や働きについて詳しく

不足しがちな「必須ミネラル」を補給

体内の塩分バランスを保つカリウム(740mg)をはじめ、身体の土台作りに欠かせないカルシウム(260mg)や、毎日の元気を支えるマグネシウム(310mg)がバランスよく含まれています。 これらのミネラル類は、すこやかな身体を維持するために不可欠な栄養素です。忙しい毎日の栄養バランスを優しく補うサポート役として最適です。▶マグネシウムの重要な役割とは?

現役和食調理師のイラスト|25年以上の経験から料理のヒントを伝えます

現役和食調理師のヒント

アーモンドは栄養の塊ですが、エネルギーもしっかりあります(100gあたり608kcal)。健康的な食習慣として続けるなら、「1日20〜25粒(約25g〜30g)」を目安に、よく噛んで味わうのがおすすめです。


手のひらのアーモンド100g

アーモンド100gの写真。掌に載せるとこのくらい
掌に載せたアーモンド100gの画像

まとめ:アーモンドは9月・10月が狙い目

ここまで、アーモンドの意外な「旬」と、身体に嬉しい栄養素について解説してきました。

  • 旬は秋: 9月・10月に出回る「新物」は香りと食感が格別。
  • 栄養の宝庫: ビタミンEや食物繊維など、現代人に足りない栄養を効率よく補える。
  • 適量: 1日20〜25粒を目安に、毎日の習慣にするのがおすすめ。

アーモンドは、袋から出すだけで食べられる「天然のサプリメント」です。ぜひ今年の秋は、新物の美味しさを味わってみてください。

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

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